懐かしの1980年代へと舞台を変えたシリーズ最新作「Kingdom Eighties」，発売が6月26日に決定。コンシューマ機版のリリースも明らかに

　Raw Furyは，横スクロール型ストラテジー「Kingdom Eighties」のPC版を2023年6月26日（日本では6月27日）にリリースすると発表し，トレイラーを公開した。日本語にも対応するという。また，PlayStation 5版とXbox Series X|S版，そしてNintendo Switch版を2023年内にリリースすることも，合わせて明らかにされている。

「Kingdom Eighties」公式サイト

　3月22日に掲載したGDC 2023レポートでお伝えしたように，「Kingdom Eighties」は，2015年にリリースされて人気となった「Kingdom」（現在のタイトルは「Kingdom: Classic」）から続くシリーズの最新作だ。ピクセルアートの美しいグラフィックスと，横スクロールでタワーディフェンス式のストラテジーを楽しむというユニークなゲームシステムはそのままに，これまでの中世ヨーロッパ的な世界観から，1980年代のアメリカの郊外へ舞台を移し，ノスタルジックな風景の中で若者たちが活躍する様子を描いている。


　主人公となるリーダーは，サマーキャンプに参加する小さな子供たちの世話役を務めるカウンセラーの1人だったが，異次元のクリーチャー，グリードが襲撃してきたため，アメフト選手のチャンプ，メカ好き女子のティンカー，そして頭脳派のウィズという3人の仲間と共に，町を守るために奔走する。さらに，シリーズではおなじみの「創造の王冠」の秘密も用意されており，なぜグリードはこの王冠を狙っているのかという，知られざるストーリーも展開されるという。


　「Kingdom」シリーズのIPを購入し，ファーストパーティのスタジオを設立して開発に挑んでいるだけに，Raw Furyにとっては，かなり力の入った作品になりそうだ。サマーキャンプ場から学校，ショッピングモールなどへとステージが変化していくアドベンチャー性が強調されるなど，洗練されたゲームに仕上がりつつある。気になる人は，Steamのウィッシュリストに登録しておこう。