スタイリッシュな破壊の美学が堪能できる「ABRISS - build to destroy」，製品版のリリースが9月5日に決定

　ゲームデベロッパ/パブリッシャのastragon Entertainmentは，ドイツのRandwerkが開発した「ABRISS - build to destroy」のアーリーアクセスを終了し，製品版の販売を2023年9月5日に開始すると発表した。

「ABRISS - build to destroy」公式サイト

　「ABRISS - build to destroy」は「破壊」をテーマにしたパズル系のシミュレーションゲームだ。3D空間を舞台に，プレイヤーは手持ちのパーツを使って構造物を作り，あらかじめ用意されたターゲットを破壊していく。組み上げた構造物を倒してターゲットにぶつけたり，大砲のようなパーツを使って目標物を破壊したりすることが可能で，物理演算をベースにした破壊の様子は，スタイリッシュで非常に派手。何千にも分かれた破片によってさらに破壊が進み，予想どおりの展開になれば，かなりの爽快感が味わえる。


　ストーリーなどはとくになく，7つのレベルで構成された5つのワールドに挑戦するキャンペーンモードと，自由な破壊が楽しめるサンドボックスモードが用意されている。キャンペーンモードでは，目標をクリアすることで新たなパーツが手に入り，より難しい破壊が可能になる。Steamワークショップにも対応しており，作った構造物をほかのプレイヤーと共有することができる。
　製品版では，最大の破壊と究極のハイスコアを目的としたエンドレスモードが追加されるとのこと。


　Steamのアーリーアクセス版は2022年4月にリリースされており，2023年5月に開催されたGerman Computer Game Award 2023では，最優秀グラフィックデザイン賞を受賞したという。Steamのユーザーレビューは，「非常に好評」だ。
　音声を含めて日本語にも対応しており，製品版の価格は19.99ドルが予定されている。価格がやや安いアーリーアクセス版の所有者は製品版に自動的にアップデートされるので，購入を考えている人は，今のうちに手に入れておいたほうがいいかもしれない。