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[GDC 2022]「GUN JAM」は,リズムゲームとFPSを合体させた超ハイスピードな新作アクション
「GUN JAM」公式サイト
Raw Furyはもともと,インディーズゲーム開発者を広報面でサポートする会社だったが,最近では開発資金の提供を含めたプロデュースにも力を入れている。今回,デモを担当したポールWK(Pauk WK)氏もRaw Furyからプロデューサーとして参加しており,同氏は最近,メカアクション「Wolfstride」の開発にも携わったという。
「GUN JAM」は,独裁者のザ・スピーカーが放送する音楽によって人々が洗脳されている未来の都市ミューベルを舞台に,人々の自由と解放のために音楽のビートに合わせて警護ロボット達を粉砕していくという,一人称視点のシューティングゲームだ。
,「Future Games Show: Spring Showcase 2022」で公開されたトレイラーからも分かるように,画面中央下部から流れてくる,ひし形のマークとターゲットが重なったタイミングでマウスをクリックするだけというシステムで,キーの選択などもなさそうだ。画面中に撃つべき敵がいない場合は,リズムに合わせてダッシュする。
「BPM: Bullets Per Minute」や「Metal: Hellsinger」など,リズムゲームとFPSをミックスした作品は,ここ数年のうちに,いくつか発表されているが,「GUN JAM」では,正しいタイミングでクリックすることで次第にパワーアップし,ゲージが満タンになったところで強力な武器が登場するというアイデアが盛り込まれている。
最初の武器がショットガンでも,クリックを成功させていくことで異なるカラーのひし形マークが出現し,瞬間的ながらもライフルやレーザー銃といったパワーのある武器が使えるようになる。タイミングをミスると画面左上のエネルギーゲージが下がり,しばらくはデフォルト武器で我慢して戦うことになるわけだ。
慣れていないとひし形マークにばかり目がいってしまったり,反対に,鮮やかな色彩の敵の出現に目を奪われてクリックをミスったりなど,かなりスキルを要するゲームになりそうで,濃いアクションゲームファンの注目を集めそう。ポール WK氏は本作について,「Counter-Strike」のMODであるサーフィンマップの影響を挙げており,プレイヤーがオーディオのフロー(流れ)に身を委ねていく感覚的な心地良さが感じられるゲームになると話していた。
用意される音楽は,EDMとテクノ,メタルロックの3つのジャンルのオリジナルサントラになるとのことで,メタルロックはビートの効いたポップなサウンドで,未来的な世界観を強調しているという。現時点で日本語化の予定はないようだが,「音楽は国境を超える」の言葉どおり,それほどテキストを重視するゲームではなさそうなので,気になる人はSteamのストアページでウィッシュリストに追加しておこう。
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