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スローン・アンド・リバティ公式サイトへ
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  • NCSOFT
  • 発売日:2024/09/17
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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[プレイレポ]NCSOFTが11年ぶりに贈る基本プレイ無料の新作MMORPG「スローン・アンド・リバティ」。特別プレイアブルデモを体験してきた
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印刷2024/06/19 01:00

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[プレイレポ]NCSOFTが11年ぶりに贈る基本プレイ無料の新作MMORPG「スローン・アンド・リバティ」。特別プレイアブルデモを体験してきた

 Amazon Gamesは,NCSOFTの久々の新作MMORPGとなる「スローン・アンド・リバティ」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のオープンβテストを,7月18日から開始することをアナウンスした。

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 この発表に先立ち,6月8日から10日かけて開催されたSummer Game Fest 2024: Play Daysに出展されていたAmazon Games専用ブースにおいて,日本でも基本プレイ料金無料で展開されることがアナウンスされている本作の特別プレイアブルデモを体験してきたので報告しておこう。

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 「スローン・アンド・リバティ」は,もともとは「Lineage Eternal」や「Project TL」などと呼ばれるものと同一のプロジェクトであり,NCSOFTが10年以上も開発中止やチームの変更,開発テクノロジーのアップデートとリブートを経験してきたMMORPGだ。2022年初期に「TL(Throne and Liberty)」という仮称に変化した後,同年中には「THRONE AND LIBERTY」という正式タイトルとなり,2023年末からは韓国国内ではライブサービスが開始している。

 また,2023年2月には,NCSOFTとAmazon Gamesがパブリッシング契約をアナウンスし,日本,北米,南米,ヨーロッパでのサービスをAmazon Gamesが行うことが発表されている。すでに,日本でもクローズドβテストが行われるなど,本格的な始動に向けて着々と準備が進められているが,韓国以外でメディア向けに公開されるのは,今回のイベントが初めてのことだ。

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 そんな「スローン・アンド・リバティ」は,ソリシウムという広大な世界を舞台にした無料で遊べるマルチプラットフォーム型MMORPGだ。破壊の女神“シラベス”の妖気が込められたシールストーンが世界に散らばり,さまざまな生物や霊を魔物にしていく中,これらの妖気に触れたことで偉大なるパワーを持つ“スターチルドレン”が誕生。しかし,シールストーンの力を我が物にしようと企むArkeum Legionsの将軍とその軍勢によって,スターチルドレンとしての能力を開花させる前に駆逐され,ソリシウムの世界はArkeumの手に落ちてしまう。プレイヤーは,このスターチルドレンの一人としてArkeum Legionsや魔物に立ち向かい,偉大な能力を身に着けていくというのが本作のバックストーリーとなる。

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キャラクタークラスやモーフなどユニークな機能が目白押し


 今回のプレイセッションは,スターチルドレンが集結するLaslan Dominionの南にある大きな町“キャッスルトン”から始まり,4人ほどのメディア関係者がガイド役のデモ担当者と共に共同で古代寺院のRoaring Templeに籠る獣神King Chimaerusと戦うまでの30分ほどのクエストをプレイするという短いものだった。Lv50に到達した専用キャラクターを使ったので,レベルアップによる進化の過程まではチェックできなかったが,Unreal Engine 5を使った美しい街並みやさまざまな効果を堪能しつつ,その片輪を垣間見ることができた。

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 「スローン・アンド・リバティ」にはユニークなフィーチャーがあるが,キャラクタークラスの概念がなく,左右の手に装着する武器によってクラスが決まるというのが面白い要素だろう。大まかには7種の武器タイプが存在するようで,剣と盾を手にすれば攻撃と防御の双方なら戦士のようなタンクとしての役割を担えるキャラクターに,両手に短剣を備えることで俊敏なアサシンに,長杖(スタッフ)なら魔法系統といった具合で,弓,クロスボウ,大剣,短杖と学術書(トーム)となっていたようだ。

 筆者がプレイしたのは長杖を持ったキャラクターで,今回のデモプレイではスキルの能力までチェックする時間はなかったものの,攻撃力の高い雷や火炎魔法に特化した魔導士風の優男だ。2種類の武器の持ち換えが可能な仕様なので,短杖と学術書のセットで素早い攻撃を繰り出していた時間のほうが長かったかもしれない。

 なお,キャラクターの見た目(Character Appearance)は,ゲームにアクセスする前のロビーで,いつでも自由に変更することができる様子だった。

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 また,「スローン・アンド・リバティ」で面白い要素が,陸上,空中,水上の3つエリアでの移動において,“モーフ”という機能を使って,聖獣になれることだ。いくつかの変更を加えることもできるが,今回筆者が使ったのは,陸上で素早く駆け回るためのピューマ(Lightning Purpuma),空中のカラス(Storm Raven),そして水上移動のためのカメ(Stone Dracoryft Turtle)の組み合わせ。

 今回のクエストが行われた古代寺院では,高いところから飛び降りたり,徐々に水が満たされてたりするような障害を乗り越えていく地点がいくつかあり,例えばダブルジャンプするだけでカラスに変化することができるなど切り替えは早い。こちらも,それぞれに特殊能力があるのかどうかは確認できていないが,少し仲間たちとはぐれてしまったときなどに,ピューマになって軽快に走ることで追いつきやすいという使い方もあるようだった。

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 ボスファイトは寺院の奥にあるアリーナ状の施設が舞台となったが,King Chimaerusは火炎と毒素の属性を持つ巨大なライオンのような姿で,Chimaerusが陣取る中央のピットの上には水で満たされた大きなシャンデリアのような器があり,デモ担当者の解説によると,そこから四方に延びた鎖を断ち切ることによってChimaerusの能力を弱体化させることができる。

 こうしたパズル的な要素についてはデモ担当者がしっかりと誘導してくれたし,そもそもLv50まで能力値が上げられているので難しい敵ではなかったが,サソリのような尻尾から毒を吐きつけてきたり,特定のプレイヤーをマークしては狂暴な爪で重点的に攻撃を仕掛けたりするなどの特性があった。

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開発者インタビュー 〜 1000人規模でのシージ戦を体験してみたい!


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 さて,今回のイベントでは,Amazon Gamesでサードパーティ・パブリッシングのヘッドの役職にあるマーヴ・リー・クワイ(Merv Lee Kwai)氏と,グローバリゼーション・デザイン・マネージャーであるダニエル・ラフエンテ(Daniel Lafuente)氏にもインタビューする機会があり,お話をうかがってきたので紹介しておこう。

4Gamer:
 それではよろしくお願いします。まず,Amazon GamesがNCSOFTと提携することになった経緯を教えてください。

マーヴ・リー・クワイ(以下,クワイ氏):
 そうですね。我々の職分上,これまで様々なパブリッシャやデベロッパの皆さんとお話をする機会があります。私がAmazon Gamesに参加したのは2年ほど前のことでしたが,すでにNCSOFTとの協力はかなり進んだ段階にありました。日本のゲーマーの皆さんなら,彼らがどれだけ人を熱中させるゲーム作りに長けているのかをご存じでしょうが,それはグローバルにゲームパブリッシングを行っていきたいという我々Amazon Gamesにとっては非常に魅力があるものでした。

4Gamer:
 Amazon Gamesは,すでに自社開発の「New World」というMMORPGも運営中ですが。

ダニエル・ラフエンテ(以下,ラフエンテ氏):
 ええ。我々のポートフォリオを見てもお分かりだと思いますが,それだけにNCSOFTが手掛ける「スローン・アンド・リバティ」は非常にシンクロしたものだと言えます。「New World」はアメリカやヨーロッパを中心としたサービスですが,「スローン・アンド・リバティ」はアジア圏の皆さんにもアピールできる世界観でありますし,その点で日本でも我々が展開できることを喜ばしく思っています。

4Gamer:
 Amazonと言えば,やはりAWS独自のデータセンターを持つ強みがあるのでしょうか?

クワイ氏:
 ええ。我々は大きなギルド戦をサポートできるだけのテクノロジーを抱えていますから,大きなギルド戦が楽しめる「スローン・アンド・リバティ」を作れるNCSOFTは,我々にとってはナチュラルな提携先だったと言えるかも知れません。実際,かなり早い段階から,本作を最高のMMORPGに仕上げていこうという思いを同じにしていました。特定の地域だけでなく,世界中全ての地域のゲーマーの皆さんにアプローチできるようなゲームにすることです。

4Gamer:
 そのMMORPGとしてはどれくらいの規模になるのでしょう?

クワイ氏:
 現在,すでにライブサービスが行われている韓国では,1000人から3000人規模のシージ戦(Siege Warfare)が行われています。見渡す限りのプレイヤーが繰り出す魔法が飛び交う非常にカオスな状況でしたが,大きなラグが発生するということもなく,NCSOFTのソフトウェアと,AWSのサーバーテクノロジーが上手く組み合わさった結果だと思います。現状のMMORPGでは20人や50人,まあ大きなところで100人のプレイヤーがシャードをシェアできるのが限界といったところでしょうが,「スローン・アンド・リバティ」は一桁違う規模でもサーバーで上手く制御し,皆さんが今まで体験したことのないようなMMO体験をご提供できるのです。

4Gamer:
 コンシューマ機でも実現できるのですか?

ラフエンテ氏:
 ええ,そんなゲームは,現状のコンシューマ機にはないでしょ? ギルドなどソーシャル面でも,これまでNCSOFTが培ってきたノウハウが活かされており,我々のサーバー技術によって高いフレームレートを維持するなど裏側でのサポートを行っているのです。

4Gamer:
 それが基本プレイ料金無料というのが興味深いですが,マネタイジングについては?

クワイ氏:
 現在,ライブサービスが行われている韓国でのビジネスモデルと同様で,バトルパスのサブスクリプションなどになります。ルートボックスなどの確率型アイテムは,グローバルに展開するうえでも採用しません。

4Gamer:
 クロスプレイにも対応するそうですが。

クワイ氏:
 はい,マルチプラットフォーム/クロスプレイ対応です。PCで利用するマウス&キーボードと,コントローラの差は非常に大きいものだと思いますが,我々と開発チームは常に,新しい機能が加わるたびにPlayStationでのプレイフィールはどうなのか,というようなことをしっかりとチェックしてきました。コントローラでの大きな問題が,敵キャラクターに迅速に照準を定めるターゲットシステムなのですが,これもテストを繰り返すごとに洗練して来ているのを感じます。皆さんには,プラットフォームに限らず楽しく遊んでもらえることを心掛けて開発と運営を行う予定です。

4Gamer:
 今回のイベントに参加した理由,というか今後の展開についての予定を教えてください。

ラフエンテ氏:
 日本を含める各地域において,これまでもクローズドβテストを続けてきましたが,いよいよ7月18日から23日までの限定ではありますが,オープンβテストを行う予定になっています。コンシューマ機にも対応して運用いたしますので,少しでも多くのゲーマーの皆さんに参加していただき,「スローン・アンド・リバティ」がどんなゲームなのかをお試ししていただきたいと思っております。

4Gamer:
 なるほど。それは楽しみですね。期待しております。

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 上記のように,Amazon GamesとNCSOFTという強力なチームによる「スローン・アンド・リバティ」は,7月18日から23日までの日程で,各プラットフォーム向けのオープンβテストが開催される予定だ。ユニークなゲームシステムを数々搭載しており,大規模なシージ戦が基本プレイ料金無料で楽しめるとあって,その手応えを感じてみたいというゲーマーであれば,参加してみると良いだろう。

Amazon Gamesで「スローン・アンド・リバティ」の日本での展開にも関わるマーヴ・リー・クワイ氏(右)と,グローバリゼーション・デザイン・マネージャーであるダニエル・ラフエンテ氏(左)
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