Valveの「Aperture Desk Job」が3月2日リリースに。“Steam Deck”のためにデザインされた謎の新作

　Valveは本日（2022年2月26日），新作ゲーム「Aperture Desk Job」を3月1日（日本では3月2日）にリリースすると発表し，Steamのストアページをオープンした。ゲームの内容を紹介しているような雰囲気のトレイラーも公開されている。対応機種はPCで，価格は無料。日本語にも対応しているという。


　ストアページの説明によれば，本日ついに発売されたValveのゲーム用小型PC「Steam Deck」（関連記事）のためにデザインされた無料の短編ゲームであり，ゲームを通じて「Steam Deck」の操作や機能を体験できるようだ。


　今のところ，ゲームの内容はさっぱり分からない。説明によれば，アドベンチャーゲームのサブジャンルと呼べる「ウォーキングシミュレータ」を“再解釈”した作品で，通常のゲームは現実世界でデスクに座りながら架空の世界を自由に飛び回るものだが，本作では，架空の世界でデスクに座りながら，現実世界でマラソンしたり飛行機から飛び降りたりなど，自由に駆け回れるという。つまり，携帯機である「Steam Deck」を持って，あちこちに出歩くようなゲームなのだろうか？
　プレイヤーは無名の新人としてAperture Scienceに入社し，「製品検査官」（Product Inspector）としてデスクワークにいそしむ。


　Aperture Scienceという企業名や，Gradyと自称するロボット風キャラクターのデザインなどから誰でも否応なく「ポータル」シリーズを思い浮かべるはずだが，ストアページの説明ではわざわざ「Portal 3ではありません！」という断りが入っている。とはいえ，ストアページのテキストは，まるで「GLaDOS」のセリフのようだ。
　キーボードとマウスによる操作には対応していないとのことなので，気になる人はコントローラを用意して（日本ではまだ「Steam Deck」が手に入らないので），発売日を待とう。