プレイレポート
「パズドラSwitch」超絶エディットモードチャレンジ企画に参戦! 4Gamerらしさを追求した3つのダンジョンをエディットしてみた
このアップデートでは,新たなダンジョンが遊べる「ナイトメアモード」や,「ヒロインガチャ2」「ドラゴンと伝説の勇者ガチャ」「ドットガチャ」などのガチャを始めとした,数々の要素が追加され,遊びの幅がより大きく広がっている。
このアップデートを記念して,8月1日〜31日の期間で「超絶エディットモードコンテスト」が開催中だ。このイベントはパズドラSwitchのエディットモードを使用して,オリジナルダンジョンを作って応募するというコンテスト。最優秀作品は,スマホアプリ版「パズル&ドラゴンズ」(iOS / Android。以下,パズドラ)にダンジョンとして実装され,さらにボスとして配置したモンスターの進化が約束されている。
実はメディア向けにも「超絶エディットモードコンテスト〜メディアのみんなもやってみた」という企画が実施されている。9メディアが参加し,特別賞に選ばれるとスマホアプリ版パズドラにメディアの名前が付いたダンジョンが実装されるというもので,それをクリアすると魔法石1個がもらえるとのこと。各メディアがどれだけパズドラガチ勢なのか,そして編集部のダンジョンセンスが問われると言っても過言ではない企画だろう。たぶん。
そんなわけで今回,4Gamerもダンジョンを作ろうではないか! ということでエディットモードにチャレンジすることになったわけだ。
「パズドラ」10周年記念作品。それがスイッチエディションだ!
エディットに入る前に,パズドラSwitchを改めて紹介しておこう。
社会現象にもなった大人気スマホアプリ版のパズドラは,今年の2月に10周年を迎えた。その記念タイトルとして2月20日にNintendo Switchでダウンロード専売でリリースされたのが,この「PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition」だ。2020年1月15日にNintendo Switchで発売された「パズドラGOLD」とは別タイトルなので,購入の際には注意しよう。
パズドラSwitchは,スマホアプリ版のようにダンジョンを攻略して冒険するモードのほか,オンラインで他のプレイヤーと対戦できるモードもあるが,最大の特徴は今回のコンテストでメインとなるエディットモードだろう。
エディットモードは,ゲームをプレイして得たモンスターを配置し,自分のダンジョンを作るもの。最小3(※),最大で10バトルのダンジョンが作成でき,それをオンラインで世界中のパズドラプレイヤーと共有して,プレイしてもらうこともできる。
※ローカルでプレイするだけなら,1〜2バトルのダンジョンも作成可能
このダンジョン作成に必要なモンスターや背景,BGMは,各モードをプレイしてアチーブメントを獲得したり,「超絶アップデート」で追加された3つのガチャを回して入手する必要がある。有料でガチャを回すこともできるが,バトルのクリア報酬で回せるので,ダンジョンのエディットに必要なパーツを揃えるならゲームを遊びまくればいい。
4Gamer.netらしいダンジョンエディット開始! ……4Gamerらしさってなんだ?
すべてのエディットパーツを入手してダンジョンメイクが理想だが,それを目指すとガチャを回し尽くすハメになりそうなので,ひとまず手にあるパーツをやりくりしてコンテスト用のダンジョンメイクをスタートさせた。
では,どんなダンジョンがいいのかということで,ここはやはり4Gamerらしさをアピールしたい……のだが「そもそも4Gamerらしさって何だ?」と,いきなり行き詰まる。投稿できるダンジョン数に制限はないので,いろいろ考えてみた結果,4Gamer.netの歴史をたどるようなダンジョンと,お約束感はあるが4亀をイメージしたダンジョンを作ってみることにした。
4Gamer.netの歴史と言っても,過去の記事をモチーフにしてダンジョンを組むというのはさすがに無理がある。じゃあどうしようかと悩んだ末,編集部があった場所をベースにダンジョンを構築してみることにした。読者にはまったく関係がないというか,興味を引けそうにないモチーフのような気もするが,ほかに思いつかなかったのでしょうがない!
というわけで,編集部が存在していた場所をスタッフに聞いてみたところ,汐留,御成門,浜松町へと引っ越し,現在の京橋に至るらしい。それ以前は4Gamerに入る前だったので分からないそうだ。まあ,“4”か所だし……4Gamerの4つながりということでいいかと強引に解釈して,汐留スタートにしよう。
さて,汐留の何をバトルのステージにしたものかと考えたが,その周辺の起点となる新橋駅の近くにある,烏森神社をモチーフにするのはどうだろうか。古くは烏森と呼ばれていた地域らしく,緑のイメージを持つ木属性の「グリーンシードラ」と,烏森神社で奉られている「アメノウズメノミコト」を配置した。
続く,御成門のモチーフにしたのは,芝大神宮で奉られている二柱の神の一柱「アマテラスオオミカミ」。ベイエリアである浜松町は水属性の「水の鍵の継承者・メニット」,そして増上寺の都指定文化財「木造釈迦如来・両 脇侍像 (釈迦三尊像)」をモチーフとして「ルシャナ」を配置しよう。ちなみに釈迦如来は大日如来と同体とされることもあり,大日如来=毘盧遮那仏=ルシャナ……ということで,案外うまくまとまったのではないだろうか?
そして,最後の京橋バトルとしてモチーフにしたのは,浜松町から京橋までの間にガス灯が設置されたという,明治時代の事業を由来にして,パズドラプレイヤーなら誰もがお世話になった火属性モンスターの代表格「紅蓮華の女帝・エキドナ-SARA-」をチョイスしてみた(編:あれ? 寺社仏閣の流れじゃなかったのか……)。
さらに追加で,「清麗の琴龍楽士・ルティナ」も配置した。これは浮世絵の「京橋竹がし」をイメージしたもので水属性と木属性を備えており,またゲームメディアの運営以外にも,コンサートの開催に関わっていることから,「楽士(音楽を演奏する人)」タイプのモンスターはどうかと思ったのだ。
ここまでで編集部のあった場所にまつわるバトルはすべて配置完了。ルールはスタンダードに“全ドロップ”も“落ちコン(コンボ)”もアリ。背景は4Gamer.netのロゴの色のシルバーに近い「森林・灰」。BGMは道中に「A New Journey(Techno Ver.)」,ボス戦は「Dance in the Dark」を選択。肝心のダンジョン名は,そのままストレートに「4Gamer.netの歴史」としよう。
さて,次に4亀をイメージしたダンジョンだが,もともとスマホアプリ版のパズドラには亀っぽいモンスターが多くいたので楽勝だろうと考えていた。しかし,パズドラSwitchには亀のモンスターがおらず,正確には亀とは異なるのだが「暗路守の玄武・メイメイ」など玄武モチーフを入れるとしても,3種類しかいないのだ。「4亀」という字面にあわせて4体のカメ系モンスターを4つのバトルに配置したダンジョンにしたいところだったが……いないなあ。とにかくカメ要素が何かないかと探して……どうにか形にはしてみた。ただ,「そういうオチかよ!」と突っ込まれること間違いなしだ。オチを付けるつもりではなかったのだが……ルールだけでも「落ち(コン)なし」としよう。タイトルは「4つのカメ」だ。
さて,ここまで2つのダンジョンを作ってみたが「4Gamerらしいダンジョンかもしれないけど,ゲームメディアっぽさがなくない?」と思い至ってしまった。記事をダンジョンに落とし込むのは無理だけど,コンピュータゲームをモチーフにすることならできるのでは? とエディットできるモンスターを眺めてみたところ,ゲームジャンルに当てはまるようなモンスターを配置すればそれっぽくなりそうなので追加で制作してみた。
バトル1は,家庭用のコンピュータゲームとして大ヒットを記録した「PON」をイメージし,黒い丸型のモンスター「冥陽神・アテン」を配置。バトル2はアクションゲームの金字塔「パックマン」のモチーフとして黄色くて丸い「天陽神・アテン」をチョイス。そこから先は,RPG,美少女ゲーム,リズムゲーム,歴史SLG,タワーディフェンス,対戦格闘ゲーム,シューティング,そしてパズルゲームと詰め込みまくったら全10バトルになってしまった。
BGMはあえてゲームらしく「A New Lourney(dot Ver.)」,ボスはオリジナルのパズドラに敬意を表して「The Orb Festival」を採用。ダンジョンのタイトルは,自分もゲーム好きだけど,みんなも好きだよね? ということで「We Love Video Game」とした。
なんとか3つのダンジョンを作り終えたが,大事なことが残っている。難度の調整だ。簡単すぎてもつまらないし,難しすぎても面白くない。そもそも,制作した本人がクリアできないとダンジョンをアップロードできないという罠もある。そこで編集部に相談してみたところ「誰でもクリアできるレベルとか,段階的に上がっていく感じでいいのでは」というお返事。
ということで,「4Gamer.netの歴史」は比較的簡単なLv1〜2で調整。「4つのカメ」はネタも込みで全モンスターをLv4に設定した。「We Love Video Game」は長丁場なので,Lv1を多めに,Lv2〜5で振り分けたという感じだ。当然,どれもクリアできたので,それほど難しくはないと思う。
こうして完成した3つのダンジョンで,本誌は「超絶エディットモードコンテスト〜メディアのみんなもやってみた」に参戦することになる。テーマを決めてそれに沿ったダンジョンを,ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら作るのは,エディットやメイクのできるゲームならではの面白さであることを再確認させてもらった思いだ。
個人的にはバトルごとにドロップを調整したり,バトルの頭にメッセージが表示できるようになったりすると,もっといろいろ楽しめそうなのだが。そのあたりは今後のアップデートに期待したい。
本稿で紹介した3つのダンジョンは,下記のIDをゲーム内で入力すればプレイ可能となっている。現在,サマーセールでパズドラSwitchを購入できるので,興味を持ってくれた読者や,すでにパズドラSwitchをプレイしている読者にプレイしてもらえれば幸いだ。
■4GamerダンジョンのID一覧
「4Gamer.netの歴史」:100263475
「4つのカメ」:886773395
「We Love Video Game」:507274046
なお,プレイするにはパズドラSwitchの入手はもちろん,Nintendo Switch Onlineへの加入が必要なのでご注意を。初めてNintendo Switch Onlineに加入する際には,7日間の無料体験期間があるので,それを活用してみるといいだろう。
「PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition」公式サイト
- 関連タイトル:
PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition
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