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[G-STAR 2022]Wemadeは新作MMORPG2本を大々的にアピール。V4&Hitの開発者による「NIGHT CROWS」&巨人ユミルの物語「LEGEND OF YMIR」
いずれもUnreal Engine 5を採用した次世代型タイトルだ。
G-STAR 2022 メインスポンサーの同社は,会場で2番目に長大なスペースを用いて,“人生はゲーム”をテーマに,EVM(Ethereum Virtual Machine)互換のオープンソースプロトコル・アプリケーション「WEMIX3.0」の技術を発表した。
また,試遊などの展示こそなかったが,ブース内では新作ゲーム「NIGHT CROWS」「LEGEND OF YMIR」の装飾が大きく施され,(言葉の壁で詳細なレポートは難しいが)新作紹介ステージなども行われていた。
■「NIGHT CROWS」
「NIGHT CROWS」は,2023年にローンチ予定のMMORPGだ。
開発は「V4」(PC / iOS / Android)「Hit」(iOS / Android)「OVERHIT」(iOS / Android)のMadngineが担当し,最新世代のゲームエンジン「Unreal Engine 5」を用いて制作されている。
世界観設定は13世紀の中世ヨーロッパとのことで,作中では王族,法王,騎士,宗教と異教が共存するギルド“NIGHT CROWS”を中心に,激動の時代を戦い抜くとされている。同時公開されたPVでは一瞬だけだがゲームシーンが映っているほか,人と人とが斬り合う戦争のほかにも,巨大な人外クリーチャーと対峙している場面も描かれている。
この点から,ファンタジー面も期待してよさそうだ。
ゲームシステムとしては,1000人規模の大規模PvP,16種類以上のキャラクター,物理干渉に凝った動作,空を飛んで地を馬で駆ける移動要素,広大なオープンフィールドで繰り広げられるバトルなどがアピールポイントになるとのこと。グラフィックスの高品質さは言うまでもなく,新時代のレベルのエンターテイメントを提供するとしている。
■「Legend of YMIR」
「Legend of YMIR」はサービス予定日が未定だが,Wemade XRによって開発されている,こちらもUnreal Engine 5採用のMMORPGだ。
本作の題材は,最初の生物であり巨人である“YMIR(ユミル)”の物語に基づいた北欧神話で,ストーリーラインは冒険に出たプレイヤーが,大大陸ユミルの黙示録に立ち向かっていくというもの。
圧巻のグラフィックスであることはPVを見れば明らかで,登場人物たちもフェイスモーションキャプチャーを用いて,さまざまなリアルの表情を浮かべるという。なお,こちらは「NIGHT CROWS」と違ってゲームシーンが挿入されていなかったものの,本作は同社の代表的なシリーズタイトル「MIR」の続編的立ち位置の作品だという。
つまり,ユ“ミル”というダブル・ミーニングなのだろう。
現地では広々とした空間で,大々的にトークステージが行われていた。先日の東京ゲームショウ2022では(個人的に)見られなかった光景だけに,久々に従来のゲームショウというイベントを目にした思いだ。
3年前,2019年以来の本格展開となったG-STAR 2022。そこに投じられたWemadeの意気込みは,3年ぶりにふさわしい大物っぷりであった。
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