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PlayStation 5用新型VR HMDは「PlayStation VR2」に決定。新作VRタイトル「Horizon Call of the Mountain」も開発中
PSVR2は,インサイドアウト方式のトラッキング,視線追跡技術や改良された光学系,新型コントローラの採用,振動機能の内蔵などにより,一新されたVR体験を実現するという。
描画解像度は片目あたり2000×2040ドットで,HDR映像の表示にも対応。視野角も110度に広くなっている。また,視線追跡技術を生かして,視点付近の映像は高解像度で緻密に,視点から離れた部分は低い解像度でぼやかしたように描くことで描画負荷を軽減して,全体の描画性能を底上げする技術「Foveated Rendering」(フォビエイテッドレンダリング)も取り入れているそうだ。
Guerrilla Gamesは,PSVR2用の新作タイトル「Horizon Call of the Mountain」を開発中とのことだ。
PlayStation公式Blogの当該ポスト
ソニー公式のCES 2022特設Webページ
※2022年1月6日11:50,プレスリリースを追加しました。
「PlayStation VR2」に決定
〜ゲームの世界にかつてないほど没入できる、大きく飛躍したVR体験が可能に〜
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)は、PlayStation 5(PS5)向け次世代バーチャルリアリティシステムの正式名称をPlayStation VR2、新しいVRコントローラーの正式名称をPlayStation VR2 Senseコントローラーに決定し、製品の詳細を公開いたしました。
PlayStation VR2では、「センス・オブ・プレゼンス」(ゲームなどの世界に実在しているかのような感覚)を一層向上させ、ゲームの世界にかつてないほど深く没入できるようになることで、大きく飛躍したVRゲーム体験が可能になります。ヘッドセットを装着し、新しいコントローラーを手にすると、世界トップクラスの開発者が創造するゲームの世界と、PlayStation VR2に搭載した最新の技術によって、ユーザーの皆さまはこれまでにない豊かな感覚を味わえます。
PS5の革新的な技術に加えて、PlayStation VR2は高精細なビジュアル、新しいセンサー機能、トラッキング性能の進化、そしてケーブル一本でPS5に接続できる点など、次世代のVRにふさわしい体験をご提供いたします。
- 精細な映像表現 PlayStation VR2は4K HDRディスプレイ、110度の視野角、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度に、そして視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)により、高品質な映像体験をお届けします。また、有機ELディスプレイを採用しており、片目あたり2000x2040の解像度と、90/120Hzの滑らかなフレームレートを実現します。
- ヘッドセットによるコントローラーのトラッキング PlayStation VR2ではインサイド・アウト・トラッキングを採用し、VRヘッドセットに搭載したカメラを通じて、プレイヤーとコントローラーをトラッキングします。本体以外のカメラを必要とすることなく、プレイヤーの動きや向いている方向がゲーム内に反映されます。
- 新しいセンシング機能 PlayStation VR2 Senseテクノロジーは、視線トラッキング、ヘッドセットフィードバック、3Dオーディオ、そして革新的なPlayStation VR2 Senseコントローラーを組み合わせることで、驚くほど深い没入感を生み出します。ヘッドセットフィードバックは、プレイヤーがゲーム内のアクションから受ける感覚を増幅させる新たな機能です。これは、ヘッドセットに内蔵したひとつのモーターの振動によって触覚要素を加えるもので、例えば、緊迫した場面でのキャラクターの脈拍の上昇や、キャラクターの頭の近くを物体が通過する際の衝撃、キャラクターがスピードを上げて進む際の車両の推進力など、プレイヤーはゲームの世界を一層リアルに感じることができます。さらに、この新たな没入感に、PS5に搭載したTempest 3Dオーディオ技術が加わることで、プレイヤーの周囲の音を活き活きと再現します。
- 視線トラッキング 視線トラッキング機能によって、PlayStation VR2がプレイヤーの目の動きを検知し、特定の方向を見ただけで、ゲームキャラクターを操作することもできます。プレイヤーとゲームキャラクターとのインタラクションがより自然に、かつ直感的なものになることで、感情の高まりや表情の豊かさなど、ゲームにおけるリアリズムを新たなレベルに引き上げます。
このようなPlayStation VR2の進化に、PlayStation VR2 Senseコントローラーのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーが相まることで、プレイヤーはより直感的にゲームを感じ、ゲームとインタラクトすることが可能になります。また、PS5にケーブル1本を接続するだけで、すぐにVR体験をお楽しみいただけるよう、簡単なセットアップを実現しています。
また、プレイステーションで最大級の人気を誇るシリーズの作品『Horizon Call of the Mountain』を、Guerrilla(ゲリラ )とFirespriteがPlayStation VR2専用タイトルとして制作していることも、本日発表いたしました。詳細はPlayStation.Blogをご参照ください。
https://blog.ja.playstation.com/2022/01/05/20220105-horizon/
SIEは今後もPlayStation VR2を通じて革新的なエンタテインメント体験をお届けし、VR市場のさらなる発展に貢献してまいります。
<PlayStation VR2の主な仕様>
ディスプレイ方式 | 有機EL |
パネル解像度 | 左右の目それぞれに2000×2040の映像を表示 |
パネルリフレッシュレート | 90Hz、120Hz |
レンズ間距離 | 調整可能 |
視野角 | 約110度 |
センサー | モーションセンサー: 6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度) 装着センサー: IR近接センサー |
カメラ | トラッキングカメラ×4 (VRヘッドセット、VRコントローラートラッキング用) IRカメラ×2 (視線トラッキング用) |
フィードバック | ヘッドセットの振動 |
PS5との通信 | USB Type-C |
オーディオ | 入力: 内蔵マイク 出力: ステレオヘッドホン端子 |
<PlayStation VR2 Senseコントローラーの主な仕様>
ボタン | [右] PSボタン、オプションボタン、アクションボタン(○ボタン/×ボタン)、R1ボタン、R2ボタン、右スティック/R3ボタン [左] PSボタン、クリエイトボタン、アクションボタン(△ボタン/?ボタン)、L1ボタン、L2ボタン、左スティック/L3ボタン |
センシング/トラッキング | モーションセンサー:6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度) 静電容量式センサー: 指検知 IR LED: ポジショントラッキング |
フィードバック | トリガーエフェクト(R2/L2ボタン)、ハプティックフィードバック(各コントローラーにつき1つのアクチュエーターを搭載) |
端子 | USB Type-C端子 |
通信 | Bluetooth Ver5.1 |
電池 | 種類: 内蔵型リチウムイオン充電池 |
- 関連タイトル:
PlayStation VR2本体
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