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    印刷2023/01/14 08:00

    イベント

    「十三機兵防衛圏オーケストラコンサート」が開催。アトラス×ヴァニラウェア作品の楽曲の集大成となった公演をレポート

    コンサート会場に駆け付けたBJ
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     かつしかシンフォニーヒルズで2023年1月7日に「十三機兵防衛圏オーケストラコンサート」が開催された。主催・企画・制作はAetas,譜面監修はベイシスケイプ。

     本公演は,「十三機兵防衛圏」をはじめ,「オーディンスフィア レイヴスラシル」,「ドラゴンズクラウン・プロ」といった,ベイシスケイプによるアトラス×ヴァニラウェア作品の代表的な楽曲を,志村健一氏の指揮,東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏で表現するものだ。昼夜2回行われた公演を本稿でレポートしよう。

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     これまでのアトラス×ヴァニラウェア作品における楽曲はすべて,崎元 仁氏が率いる音楽制作会社のベイシスケイプが手掛けている。今回のコンサートでは「オーディンスフィア レイヴスラシル」「ドラゴンズクラウン・プロ」「十三機兵防衛圏」の順に,それぞれの代表的な楽曲が演奏された。

    「オーディンスフィア レイヴスラシル」(PS4 / PS3 / Vita
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     幕開けとなった「オーディンスフィア レイヴスラシル」は,ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」をベースに,戦争に翻弄される人々や,世界の終焉を描いた叙事詩をコンセプトとして作られている。BGMに関しても,そのコンセプトをベイシスイプが汲み取って制作されており,オーケストラとの親和性はこの上なく高い。その膨大な数のなかから選りすぐった4曲によるメドレーは,短いながらも大変に充実した内容であった。

     個人的には特に,メドレーの最初に演奏されたメインテーマ曲でヴォーカルを担当した,國土佳音さんの透き通るような歌声にハッとさせられた。たったこの1曲で,観客はベイシスケイプサウンドの世界観に一気に引き込まれていったように思える。

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    曲目:
    ・「ODIN SPHERE's Theme」
    ・「テキストアーカイブ」
    ・「恐怖と勇気」
    ・「巻き返せ」


    「ドラゴンズクラウン・プロ」(PS4
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     続いては,アトラス×ヴァニラウェアの次作にあたる,「ドラゴンズクラウン・プロ」の5曲によるメドレーが演奏された。こちらはメインテーマ曲を皮切りに,冒険者が街道を冒険し,ボスとの熾烈な戦いに勝利するという,本作のゲームプレイをなぞらえるような編曲となっていた。

     このメインテーマ曲に象徴されているが,同じベイシスケイプが手掛けるファンタジー作品のBGMでも,オーディンスフィアと本作では路線が大きく違う。多数の奏者による重低音が圧倒的な音圧とともに観客のもとに押し寄せ,古代遺跡などのダンジョンで足掻く冒険者の姿が,脳裏に浮かび上がってくるかのようだ。

     おそらく来場客のなかには,オーディンスフィアやドラゴンズクラウンを未プレイという人もいただろうが,これらの楽曲はコンサートの演奏曲として違和感が無いどころか,見事に調和し,かつ公演の一部であることをしっかりと主張していた。この公演を通じて,新たに興味を持つ人も多かったことだろう。

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    ・「ドラゴンズクラウンのテーマ」
    ・「街道」
    ・「ワールドマップ」
    ・「熾烈なる戦い」
    ・「勝利」


    イソッチこと磯村知美さん
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     2作品のメドレーの後は,MCを務める磯村知美さんが,ベイシスケイプの崎元 仁氏工藤吉三氏金田充弘氏の3名を壇上に招いてのトークが行われた。

     崎元氏によると,ヴァニラウェアの新たな作品の楽曲に取り掛かるときは,早い段階でメインテーマ曲を作ることが多いという。その曲が,作品の世界観を示すものとしてチーム内で共有され,羅針盤となって以降の楽曲を手掛けるときの行く先を照らすわけだ。

     “ゲームの楽曲制作”と聞いて,開発会社から一方的に受託されるような関係性をイメージするかもしれないが,ヴァニラウェアとベイシスケイプの関係は,それとはだいぶ違うようだ。この両社は,開発プロジェクトの最初期から密なやりとりを行い,ときには出来上がった楽曲の方が,ゲーム開発へ影響を及ぼすこともあるという。そうやってお互いにインスパイアを与え合い,その相乗効果によりゲームシステムやBGMがより高められるのだ。

     両社はこういった関係を現在も継続しており,今となっては130以上の作品を手掛けるベイシスケイプにとっても,大変に貴重だと崎元氏は語る。

    崎元 仁氏(写真左)
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     ただ,ヴァニラウェアもベイシスケイプも,細部まで徹底的にこだわる会社であるため,開発期間はどうしても長くなりがちだという。特にオーディンスフィアの楽曲を手掛けた頃は,現在ほど経験が豊富でなかったこともあってか,あまり深く考えず作業を進めてしまい,最終的にやらねばならない作業の全体像が見えたとき,そのボリュームの大きさに呆然としたとのことだ。

     崎元氏はこういった経験を振り返り,1タイトルあたりの楽曲制作期間について,「せめて4年くらいで完成させたい」と笑いながら述べていた。ということは,オーディンスフィアやドラゴンズクラウンにおける楽曲の制作期間は,それよりもっと長かったということなのだろうか……。

     このように,紆余曲折ありながらこだわり抜いた楽曲の数々が,オーケストラの生演奏でアレンジされたのを実際に聴いて,その素晴らしさにあらためて感動しているという。また,そういったゲームに深く関わることができ,大変に光栄だとも述べていた。

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    工藤吉三氏
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    金田充弘氏

     金田氏と工藤氏からもそれぞれエピソードが語られた。

     金田氏は今回のオーケストラコンサートの開催にあたり,編曲の監修作業を行ったそうだが,楽曲を手掛けた時代はもちろん若く,手掛けた効果音の数々などが,崎元氏にボツをくらうことが多くて苦労したという。
     工藤氏は当時(オーディンスフィア発売時)まだベイシスケイプに参加していなかった。いちゲーマーとしてゲームを遊んでいた延長でベイシスケイプのWebサイトを訪れ,「グリムグリモア」や「オーディンスフィア」が紹介されているのを見て「チームに参加したい!」と奮起し,門を叩いたそうだ。



    「十三機兵防衛圏」(Switch / PS4
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     トークが終わると第三部。いよいよ「十三機兵防衛圏」の楽曲である。
     今回は同作から合計21(+α)の楽曲が,休憩やMCを挟みつつ,3つのパートに分けて演奏された。また,全体を通して本作のストーリーの起承転結をなぞらえ,まるでゲームプレイを追体験するかのような曲順となっていた。

     本作のネタバレをしないよう配慮しつつ説明をすると,序盤から中盤にかけては,主な舞台である1980年代の学校生活や,平穏な日常を感じさせる曲が続く。それが次第に不穏な雰囲気を醸し始め,単なるジュブナイルには留まらないSFとしての深遠さも垣間見え,やがて否応なく戦いに巻き込まれていく。

     そういったなか,昭和のポップスが炸裂する“渚のバカンス”こと「Seaside Vacation」の演奏では,ゲーム内でもヴォーカルを担当した伊藤フウさんがステージに登場。本作を象徴するこの曲の演奏により,会場内の空気が一つになった印象だ。

    伊藤フウさん
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    ・「KAIJU」
    ・「In the Doldrums」
    ・「Halcyon Days」
    ・「Mornin', Sunshine!」
    ・「Good Times」
    ・「(VALINE)-」
    ・「Seaside Vacation」


     15分の休憩時間を挟んだ後は,バトル曲の割合が少しずつ増えていく。本作のバトル曲はオーケストラ風の音色を使ってはいるものの,シンセサイザーやテクノの要素も色濃く,その上激しい曲調のものが多い。
     「-[RIBOSE]-」「-(TRYPTOPHAN)-」といった難曲までオーケストラ向けのアレンジで演奏されたことには驚かされた。

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    ・「STAGNATION」
    ・「Heated Debate」
    ・「Bright Days Ahead」
    ・「Staring Into the Void」
    ・「Living in the Moment」
    ・「Go Sentinels, Go!」
    ・「-(TRYPTOPHAN)-」
    ・「-[RIBOSE]-」



     ここで再びMCが入り,今度は本作の楽曲制作における開発秘話が,ベイシスケイプの3人から語られた。

     バトル曲の制作当時を振り返った崎元氏によると,今回はシンセサイザーを多用することを決めていたという。ただ,氏がシンセサイザーを用いるときは,どちらかというとメロディよりも,音色の格好良さを重視しているとのこと。そういったなか十三機兵防衛圏のバトル曲では,音色の格好良さを失わず,それでいてメロディも両立させることを目指したそうだ。

     実際の作業時は,普通に曲を書いて完成させたあとに,テクノ向けのアレンジを行う流れだったという。こういった制作手法は手間が掛かり,またゲームミュージック界での成功例もあまり見かけられないもので,作曲家としては大きなチャレンジだったそうだ。

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     バトル曲を多く手掛けた工藤氏は,最初の1~2曲はストレートに制作していたが,3曲目あたりで「攻めたフレーズを作っちゃおうかな」と閃いたという。そうして,打ち込みを多用し,実際に演奏することを想定しない,プレイヤーにはおなじみの激しい曲を作り上げていったそうだ。

     だが,そうやって作られた曲が,今回のオーケストラコンサートで実際に演奏されることを知った工藤氏は,「なんて事をしてしまったんだ!」と頭を抱えたという。そして奏者が必死になって演奏している姿を見て,自らの業が説得力を伴って見え,得体の知れない何かを突きつけられる驚きと,それが演奏として再現されたことに対する感動を同時に味わったそうだ。

     そのほかにも,「バイオリンがすごい勢いで,そのうちコンバスやチェロも大変なことに」(崎元氏),「後でTwitterを見たら,コントラバスが見たことがない指の動きをしてるとつぶやいてた方がいた」(工藤氏)など,これらのバトル曲のオーケストラアレンジには皆が舌を巻いていた。

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     一方で金田氏は,本作の楽曲制作において,SFと女の子の両方の良さを曲に込めたいと考えたそうだ。
     とくに,昭和のヒロインとしては思いっきりベタな演出である,食パンを口にくわえながら「ちこく,ちこく~!」と走りながらイケメンとぶつかるシーンを見たときは,「これに合う曲を作りたい!」と,ヴァニラウェアに楽曲制作を逆リクエスト。そうして,底抜けに明るい「Mornin', Sunshine!」が出来上がったそうだ。

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     このエピソードを聞いた崎元氏は,本作のストーリーは全体的にシリアスなため,こういう曲が入ったことでバリエーションが広がったのが良かったと述べていた。先ほど,ヴァニラウェアとベイシスケイプがお互いにインスパイアを与え合っていることを紹介したが,その好例ともいえそうだ。

     あらためて振り返ると,本作では要所要所のシーンにて,見事にマッチした曲が割り当てられている。それこそ,夕暮れのなかで焼きそばパンを手にする悲哀のシーンにも見合う曲が存在するのが,十三機兵防衛圏という作品なのである。



     MCの後は,トークでも触れられていた怒濤のバトル曲がひたすら続く。
     崎元氏らの話を聞いた観客も実感していただろうが,本作のバトル曲はおよそ人間が演奏することを想定して作られていない。それを大胆にアレンジし,かつプレイヤーには聞き慣れた曲と感じ取れるところに踏み止まっていたのは,公演全体を通しても大きな驚きであった。

     筆者は今回のオケコンを鑑賞するにあたり,たとえば追想編で流れるノスタルジックな楽曲などは,オーケストラにおけるアレンジの方向性が,なんとなくはイメージできていたつもりだった(実際には,その想像を軽く上回る内容だったが)。しかしバトル曲に関しては,公演の最中に「え,そこを弦楽器で表現するの?」「どうやってその音を出しているんだ……」といった衝撃ばかりが印象に残っており,実はいまも理解が追いついていないというのが偽らざる感想だ。

     会場に足を運べなかった本作の熱心なファンは,ぜひサントラCDでバトル曲を聴いて,これらがオーケストラで演奏されるさまを想像してみてほしい。きっと,無理だと思う。

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     編曲だけでなく,東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の技術力も,本当にすごいと感じた。皆が一丸となって,まるで何かの修行に打ち込んでいるかのような演奏が,圧倒的な音圧として次々と押し寄せてくるのである。
     さらに,指揮者である志村氏の身振りも尋常ではなく,これまで見知ってきた同業者のそれとは,何かが決定的に違っていた。もしかすると,あのときの志村氏には,機兵を召喚する「START」の文字が,身体のそこらじゅうに浮かんでいたのかもしれない。

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     緊張感あふれるバトル曲が続いた後は,一転して穏やかな曲が3曲続き,静かにエンディングへと向かっていく。
     そうだ。この作品は果てしない大風呂敷を広げて,そして最後にきっちり畳みきるという離れ業をやってのけたのである。最後の「The Only Neat Life to Live」を聴きながら,筆者は本作のゲームプレイを思い返していた。

     しかし,静かに余韻に浸っていたなかアンコールが行われ,本作のメインテーマ曲「Brat Overflow」が演奏されたのである。
     まさかここで来るのか! というかあの曲って歌えるのか! 最後に再び,さまざまな感情が一気に押し寄せ,来場客からの鳴り止まぬ拍手喝采のなか公演は終了となった。

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    ・「To the Final Battle」
    ・「-[DEOXYRIBOSE]-」
    ・「-{EDGE OF THE FUTURE}」
    ・「The Ones Who Were Plugged In」
    ・「Inherit Humanity」
    ・「The Only Neat Life to Live」

    ・「Brat Overflow」(アンコール)



    サントラの公式サイトはこちら。ちなみにリミックスアレンジアルバムはこちら
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     今回の公演全体を振り返り,個人的に深く考えさせられたのは,ベイシスケイプの楽曲が中心に演奏される公式コンサートは,今回が初めてだと崎元氏が述べていたことである。
     ゲームミュージックファンに向けては言うまでもないが,ベイシスケイプは当代きっての音楽制作会社である。またゲーム音楽においては,オーケストラ編成での楽曲の先駆者でもある。今回の3作品以外にも,あんなタイトルやこんなタイトルなど,オーケストラコンサートで演奏するにふさわしい楽曲は山ほどある。

     しかし,面白いだけでゲームが広まるとは限らないのと同じように,どれだけ優れた曲であったとしても,それでコンサートを実現できるとは限らないのである。

     では,いったいどうして今回の公演が実現できたのか。それは,十三機兵防衛圏の完成度の高さもさることながら,発売から3年が経過してもファンからのアツい声援があり,その想いにパブリッシャが動かされたからに他ならない。
     それだけに,今回オーケストラコンサートが実現し,この媒体を通じてあらためて作品を心に深く刻み込むことができたのは尊い体験だったし,また感謝したいとも思えた。十三機兵防衛圏はもちろんだが,オーディンスフィア レイヴスラシルやドラゴンズクラウン・プロも再びプレイせねばなるまい。

     そして,これは私欲に寄った話となるが,せっかくこんな機会を得たのだから,この公演を思い出にして終わらせたくないという想いも強くある。楽曲をどのようにアレンジしたのかはぜひ当事者から詳しく聞きたいし,CDやBlu-ray等でも繰り返し聴きたいし,演奏されていない曲にも思いをはせたいし,何よりもう一度公演を観たい。
     今回のオーケストラコンサートが,先に続く展開の第一歩となることを願わずにはいられない。

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    ■公演後のコメントを紹介

    ・指揮者 志村健一氏より:

     この度は、十三機兵防衛圏オーケストラコンサートの指揮を担当させて頂き、大変光栄に存じます。全ての公演関係者と、ご来場頂きました皆様に感謝申し上げます。

     今回のお話を頂いてから、十三機兵防衛圏、オーディンスフィア レイヴスラシル、ドラゴンズクラウン・プロを昨年末にプレイしました。私としては、特に十三機兵防衛圏の魅力に引き込まれており、いまも楽曲が頭の中で鳴り響いています。ストーリーの展開ともマッチした楽曲の数々により、先の読めないミステリアスな世界観が更に増幅されていると感じました。
     これら3作品は、コンサートが終わった後も引き続きプレイしたいと考えています。

     今回のコンサートでは、前プロの2作品は数曲づつのダイジェストでしたが、オーケストラの演奏との相性が非常に良く、また越野さゆり氏の編曲も素晴らしかったです。
     十三機兵防衛圏に関しては、これらの原曲をアコースティックなオーケストラとして演奏するのは難題で、作編曲家の穴沢弘慶氏のお陰で成し遂げることができました。また、この超絶技巧のスコアを演奏した、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆様の熱量にも感服致しました。

     最後に、今回のコンサート開催を機に、アトラス×ヴァニラウェア作品の秀逸な楽曲を演奏する機会が、今後も増える事を祈念しています。



    ・MC 磯村知美さんより:

     「オーディンスフィア レイヴスラシル」の1曲目から屋根裏のアリスちゃんみたいに涙を零しそうになり、「ドラゴンズクラウン・プロ」では冒険の日々が蘇って胸が高鳴り、「十三機兵防衛圏」では物語を体現したかのような疾走感のある演奏で十三人の少年少女たちに想いを馳せ……。ゲームと音楽とプレイヤーの心が重なる素晴らしいオーケストラコンサートでした!

     告知から開催まで期間があまりなかったので予定を空ける事が出来なかった方もいらしたのではないでしょうか? 1人でも多くの方に聴いて欲しくなるコンサートだったので再演お願いします!



    ・アトラス 山本晃康氏より:

     『オーディンスフィア レイヴスラシル』の「ODIN SPHERE's Theme」で一気に日常から別世界へと引き込まれ、『ドラゴンズクラウン・プロ』の楽曲では聞き慣れない金属製打楽器の音色にニヤニヤしつつ、『十三機兵防衛圏』の「Mornin', Sunshine!」を初めとする日常の楽曲の音色のふくよかさに身を委ね、悦に入っていたところ「(VALINE)-」の冒頭、ずらりと並ぶ弦楽器が一斉に奏で始めた旋律に戦慄を覚えると同時に戦闘前のキャラクターたちの口上が脳裏に浮かび、彼らが直面する困難とそれに立ち向かう意志の潔さを思い返し、心動かされ、思わず、涙してしまいました。

     ホールに響き渡る伊藤フウさん・國土佳音さん・KOCHOさん・コーラスの皆さまの伸びやかな歌声、志村健一さんの観客を楽しませようとするキビキビとした指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さまのエレガントな一挙手一投足、それらが目の前で繰り広げられる、本当に贅沢なひとときを過ごさせていただきました。

     本公演に関与いただいた関係者の皆さま、そしてご来場いただきましたすべての皆さまにあらためまして感謝申し上げます。

    ■コンサート主催者より:
     今後のオーケストラコンサート公演運営をより良くしていくために,2023年1月22日までの期間限定でアンケートを実施しています。よろしければご協力いただけますと幸いです。

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    「アトラス×ヴァニラウェア プロジェクト」公式サイト

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