イベント
「龍が如く8」×スパリゾートハワイアンズのコラボ開催中。中谷一博さん,横山昌義氏が楽園のビーチを訪れ,サイン&撮影会は大盛況
コラボイベントの期間中,スパリゾートハワイアンズの館内では全10種のスタンプを集めるスタンプラリー,コラボドリンクやコラボグッズの販売,フォトスポットなどにより,ハワイを舞台とする「龍が如く8」の界観を楽しめる。
開催期間:
2024年2月10日〜3月20日
※開催時間は施設営業時間に準じます
施設概要:
スパリゾートハワイアンズ
〒972-8326 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50
注意事項:
・スパリゾートハワイアンズ施設の利用料金が別途必要です
・施設の公式サイトにて基本情報をご確認の上,ご参加ください
「龍が如く8」公式サイト
スパリゾートハワイアンズ公式サイト
コラボ期間の延長を記念して,3月2日には春日一番役の中谷一博さん,龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義氏がスパリゾートハワイアンズを訪れ,サイン&撮影会を開催した。
さらに,神室町のご当地キャラ・カムロップも館内に登場。写真を撮影してSNSに投稿すると,龍が如くスタジオのステッカーがもらえるキャンペーンが行われた。なお,カムロップは3月9日,16日,20日にも登場予定だ。
また,龍が如くスタジオのはっぴを着たスタッフに「アロハ」と挨拶をして,おみくじを集めるとステッカーがもらえるイベントも実施していた。「龍が如く8」の新要素「アロハリンクス」にちなんだ催しだ(3月2日のみ)。
サイン&撮影会の直前,中谷さんと横山氏に合同インタビューを実施した。現在の心境やハワイアンズとのコラボ,そして東京から福島に向かう道中の収録など,今だからこそ話せる内容をうかがっている。
――発売から1か月経過しました。現在の心境をお聞きできますか。
横山氏:
まだ1か月しか経ってないのかっていう感じで,もうけっこう遠い昔のことのようです。今日は過去の記憶を呼び起こしながら答えていければと思います。
中谷さん:
日本だけじゃなくて,世界中のファンの方から反響をいただいています。さらに声優仲間,声優業界の人からも「発売おめでとう」って,現場で言われるのがびっくりですね。それぐらい,みんなが注目してくれる存在にあらためてなったんだなと,ものすごくうれしく感じた1か月でしたね。
――今日も多数のファンの方が来館されていますが,すごく皆さんが熱いですよね。
横山氏:
ここ最近,「ハワイアンズ」とかでSNSを検索しているんですが,かなり多くの方がアクスタ(アクリルスタンド)を撮ってアップしてくれてますよね。ハワイアンズさんが潤ってくれたらいいなと思ってますよ。
やっぱりコラボしている相手に恥はかかせるのは,すごくイヤなんでね。いつも思うんですけど。そういう意味では,最近のコラボは大成功なのでメンツが立ったなと(笑)。
――ハワイアンズのコラボは期間延長になりました。
横山氏:
そうなんですよ。実は期間分として用意していた缶バッジだったり,グッズなんかもすぐになくなっちゃったんですよね。いかに見誤ってたかが分かるでしょ(笑)。
――サイン&撮影会の応募もかなり多かったと聞いています。
横山氏:
そうらしいですけど,まだ信じてないです。やってみないと。当日,来られない人ばっかりかもしれないじゃないですか(笑)。
やっぱりいつまでもそう,ドキドキしますよ。僕,16人のサイン会とかも体験してるんで。三島のTSUTAYAが忘れられないな。大々的にサイン会をやりましたが16人。たぶん店員さんが8人です(苦笑)。だから,今でもやっぱドキドキしちゃうんですよね。
中谷さん:
イベントの前日は寝られないって言っていますよね。
横山氏:
今日もドキドキしてますよ。誰もいない夢を見る……レッドカーペットの日もそうでした。
――今日,東京からここに来る道中でも収録をしてきたそうですね。
向かってます(休憩中) https://t.co/TANooy8MAA pic.twitter.com/Qvtb9JpF12
— 横山昌義 (@yokoyama_masa) March 2, 2024
横山氏:
はい,アルファードを用意しました。中谷さん,ドグマ風見さんを乗せて来たんですけど,その道中でずっと僕らの雑談を3時間ぐらい撮ってました。
――どのような話題を?
もうほとんど龍が如くの裏話ですね。「龍が如く8」クリアまでしている前提で話しちゃっているので,「あのシーンが良かった」「このシーンが良かった」「山井の最後のセリフがイイ!」みたいな。
今回の収録の話って,本当にたまたまなんですよ。僕はハワイアンズに期間中のどこかで行くつもりで,せっかくだったら「何か企画をやります?」と思っていて。中谷さんもプライベートで行くと,Xにポストしていたので,だったら「同じ日にする?」から始まり,それからドグマ風見さんも「来ます?」って打っただけなんですよ。
だから,ほぼプライベートですよね。感覚的には。
中谷さん:
車内の会話もフランクで盛り上がりましたよ。
横山氏:
そんな雑談を「撮りたい」というので,編集して「龍スタTV」のメンバーシップとかに公開すると思います。でも,流せるのかね(笑)。
中谷さん:
うまくつまんで,どうにかしていただきましょう(笑)。
――今回のコラボはセガ側から持ち込んだんですよね。
横山氏:
昨年末の長時間配信企画で,開発チームとマーケティングチームが対決して,それぞれがやりたいイベントをかけていたんです。勝った開発チームのイベントがレッドカーペットだったんですけど,負けたほうは「ハワイでイベントをやりたい」と。そこで,近場のハワイにお願いしようってことになりました。
――期間延長はどちらから?
横山氏:
それはハワイアンズさんです。好評だったのなら,うれしいですね。行き掛けの車内で話してたんですけど,ハワイアンズでイベントやるっていうのは,このプロジェクトの最初から頭にあったんですよ。
「俺の家の話」というTVドラマ(主演:長瀬智也,脚本:宮藤官九郎,2021年放送)の中で,一時離散していた家族がみんなでハイエースに乗って,ハワイアンズに旅行に行くんですよ。西田敏行さんが演じるお父さんは死期が近いと言われているんですが,ステージで「マイ・ウェイ」を歌うんですね。
それがすごく良くて,「あのステージで俺らも何かやりたい」とずっと言っていたことでもあったんです。
中谷さん:
じゃあ今日,歌います?
横山氏:
いやいや,歌わないです(笑)。それはなかなかね。
今日,車の中で作り始めた頃の話をして,いろいろ思い出してみると,最初から決めていたことがけっこう多いですね。椎名林檎さんの楽曲使用もそうなんですけど,プロジェクトの初期から僕が「やりたい」と思っていたことを全部実現しているなと。
ハワイアンズさんのコラボもその1つだと思うので,「龍が如く8」はうまくいったプロジェクトなんでしょうね。
――中谷さんにお聞きします。今回,収録中は春日一番になりきっていたと思うんですが,発売から1か月経ち,だいぶそこは薄れてきているのでしょうか。
中谷さん:
収録中はそのとおりですが,僕も実際にプレイするまでは見たことがないシーンがあったりするんですね。自分が演じているシーンでも,いざ映像として見ると「こういうことだったんだ」と気づかされることも少なくなくて。
僕は約90時間でクリアしたんですけど,やっぱり一番が一人歩きしている感覚にはなったんですね。自分が一番を演じているのではなくて,自分が一番を動かしてるという感覚です。これはいい意味で,一番が一人の人間として,すごく独立していたってことなんだろうなと。
お恥ずかしい話ですが「俺,こんなセリフ言ったっけ?」みたいなこともけっこうあって,絆ビンゴの「なかよし!」も覚えていなかったんです。
※3月4日16:00追記。プレイ時間に誤りがあったため,訂正しました
横山氏:
開発の中でも「なかよし!」は,みんな好きなセリフです。でも,覚えてないのもしょうがないと思いますよ。膨大なセリフ量だったですから。
中谷さん:
全部のセリフをベストで演じたいと思っているので,全部に思い入れはあるんですけど,「これ,いつ録ったっけ?」って(笑)。
横山氏:
やっぱりメインストーリーは覚えてると思うんですが,それ以外のゲーム中に使えるワードはごった煮でブワーッと録りますから。「これに使います」みたいなこと書いてあるけど,よく分かりませんよね。
――では,「ぜひ見てほしい」シーンをお聞きしたいです。
中谷さん:
やっぱり茜さんとの浜辺のシーン,そして最後の最後のえいちゃん(三田村英二)とのところですね。収録時は映像を見ていなかったんですけど,横山さんから「良かった」と仰っていただけたことと,いざユーザーとしても自画自賛ではないですが,泣けちゃうんですよ。
先のことは知っているつもりなんですけど,音楽が流れた瞬間,それ以上の感動や思いが即座に湧き上がってきて泣いちゃいました。ファンの皆さんにも,いろいろ感じていただけたら嬉しいなって思います。
――セールスや反響についてはいかがでしょうか。
横山氏:
発売から1週間で(全世界販売本数が)100万本を突破したというプレスリリースを出しましたが,今までの「龍が如く」ではあまり経験したことがないスピード感ですね。「龍が如く」は初動より,長く売れていくタイトルなんですよ。それは初代のときから。
やっぱり大人のファンが多いので,焦らないというか。友達から聞いたとか,どこかで見たとかで増えてくるタイトルなので,最初にああいう感じでスタートしたのはちょっと驚きました。
とくに日本が強かったですね。アジアも相当ですけど,日本に関しては昔より勢いがあるんですよね。ここ最近のシリーズと比較しても,ちょっとレベチだって。なんかすごい……何が良かったんでしょうね(笑)。
一同:
(笑)
横山氏:
新作が出ない期間も「龍スタTV」やらなんやら,誰が見てくれてんだか分からないと思いながらも,やり続けてきたのが大きいとは思っています。だから,やっぱり見誤っていたんだなって。
100万本のリリースと一緒に,着せ替えアイテム「大ヒット御礼!Tシャツコレクションパック」の無償配信をお伝えしていますが,あれも当初の予定にはなかったんです。「明日,リリース出るよ」って聞いた日に決めました。
でも,今からできるデザインなんてないから「もういい,売ってるTシャツを着せちゃうか」って(笑)。だからリリースの画像はCGではなくて,Tシャツのサンプル写真なんです。
「龍が如く8」,シリーズ史上最速で累計販売本数が100万本を突破。これを記念した「Tシャツコレクションパック」のプレゼントも
セガは本日,「龍が如く8」の世界累計販売本数が,発売1週間で100万本を突破したと発表した。これは,「龍が如く」シリーズの家庭用ゲームタイトルとしては,史上最速の記録となるという。販売本数100万本突破を記念して,着せ替えアイテム「Tシャツコレクションパック」の無償配信も決定した。
――そろそろサイン&撮影会の出番が迫ってきました。最後に読者にメッセージをお願いします。
中谷さん:
長い間,「龍が如く8」の発売を待っていてくださって,プレイした後もまだまだその熱が全然冷めない。皆さんの期待が演者や作り手の方々にもひしひしと伝わって,一体化している。この作品はどんどん登っていって,また1つ高みに上がったと思いますが,それは本当に皆さんのおかげです。
ぜひ隅々まで遊び尽くしていただいて,これからの龍が如くスタジオの作品にもご期待いただければと思います。また,春日一番が帰ってくる日があれば,ぜひ温かく迎え入れてやってください。よろしくお願いします。
横山氏:
開発というか作り手というのは,作品を世に出したときには次のことに動いていたりするんですが,今回は皆さんの反響や感想が入ってくるのが遅いですよ。それはゲームのボリュームが多いからなので,やっと今頃なんですね。本当の意味での評価は,これからまだまだ来ると思います。
常に僕は言っていますけど,ゲームの開発者はゲームを作ってないときはないので,何かのゲームは作り始めているんです。それをいつ,皆さんに言えるのか。必死に考えながら,毎日を生きている状況なので,感想があれば伝えてほしいんですけど,僕らはたぶん後ろを振り返らない。ただただ前を見て,これからも作ってはいます。
それが発表できないかもしれないですけど。チャレンジをすれば,そんなこともいっぱいあるのでね。龍が如くスタジオは今もなお動いているので,ヒントが出てくる日が来るかもしれません。ぜひご注目いただければと思います。
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