「ゴーストリコン フロントライン」とVR版“Splinter Cell”，さらに未発表2タイトルの開発中止が明らかに

　Ubisoft Entertainmentが「ゴーストリコン フロントライン」と，VR版「Splinter Cell」の開発を中止したことが明らかになった。ゲームメディアのVGC（Video Games Chronicle）などが，投資家向けカンファレンスで発表されたとして報じている。VGCによれば，上記タイトルのほか未発表の2タイトルについても開発が中止されたとのこと。


　2021年10月6日に掲載した記事でお伝えしたように，「ゴーストリコン フロントライン」は，2002年の「ゴーストリコン」から続くシリーズのスピンオフとなる基本プレイ無料の対戦型シューターだ。さまざまなモードが用意されていたようだが，その1つとなる「探索モード」は，100人以上のプレイヤーが参加するバトルロイヤルになるとのことで，シリーズ従来作のようなゲームを求めていたファンから反発を受けたという。

　VR版の「Splinter Cell」は，VR版「Assassin’s Creed」と共に2020年9月に発表されたタイトルで，OculusのHMD向けにMetaとのコラボでUbisoft傘下のRed Storm Entertainmentが開発を進めていたという。UbisoftのCEOを務めるYves Guilmont氏は，開発を再開する可能性にも言及したという。ちなみに，VR版「Assassin’s Creed」や，2021年12月に発表された初代「Splinter Cell」のリメイクについてはとくに発表はなかった模様だ。

　開発中止の理由としてCFOのFrederick Duguet氏は，（キャンセルは）同社の広範な戦略の一環であり，より大きなプロジェクトにリソースを集中するための措置であると述べたという。