プレイレポート
[TGS 2021]アクションADV「AWAY」試遊レポート。大自然を描く美麗なグラフィックスや,モモンガの親子を待ち受けるドラマティックな展開に注目
本作の物語は,フクロモモンガの家族が嵐に襲われ,父親が吹き飛ばされてしまうシーンから始まる。プレイヤーは,主人公となるフクロモモンガを操作し,母親と妹とともに,獰猛な生物や過酷な環境をくぐり抜けながら冒険していくことになる。
登場キャラクターが動物なのに加え,時折ナレーションによるストーリーテリングが入るので,全体的にドキュメンタリー番組のような雰囲気があるタイトルだ。本稿では,そんな「AWAY」の試遊レポートをお届けする。
「AWAY」公式サイト
今回試遊できたのは,操作方法を覚えながら,主人公のフクロモモンガが家族と別れるきっかけとなった出来事を体験していく,チュートリアルステージの序盤だ。
操作は移動やジャンプのほか,空腹度を回復するための食事,高い場所から大きく移動できる滑空など,使いどころがはっきりとしたものが多く,それほど激しいアクションを必要とする場面は少なそうだった。また,光るキノコが道しるべになるなどのガイド要素もあるので,進行に詰まる場面はあまりないだろう。
森を進んでいくと,行く手にクロゴケグモが立ちはだかってきた。猛獣ではないが,猛毒を持つ危険な生物だ。とはいえ,フクロモモンガでもまだなんとか対抗できる生物なので,攻撃して倒すことができる。
道中に立ちはだかるのは危険な生物だけではない。フクロモモンガは泳ぐことができないため,水場を渡るときは,足を踏み外さないように注意しなければならない。美しい自然は,時に牙をむくこともあるのだ。
さらに進むと,森の中からサソリが登場し,いよいよボス戦とも言える展開に突入した。本作の戦闘は,実際にキャラクターを動かして攻撃するというよりは,QTEに近いシステムになっており,指示されたボタンを押すことで戦いを進めていくことになる。
もちろん,勝てる相手ばかりではない。今回は体験できなかったが,敵に見つからないように進む,スニーキングミッションのような展開もあるそうだ。
同じく今回は体験できなかったが,本作ではフクロモモンガ以外のさまざまな小動物や昆虫などを操作して遊ぶこともできるという。そちらはストーリーなどはないとのことだが,生き物ごとに挙動が異なり,フィールドを回ってちょっとした探索を楽しむことができるという。
また,ゲームの世界はかつて人類が住んでいたという設定で,廃墟なども登場する。動物好きだけでなく,そういった場所を見て回るのが好きな人にも刺さるかもしれない。
「AWAY」は,2022年2月17日に発売で,価格は通常版が2178円,デジタルデラックス版が3278円(どちらも税込)を予定している。動物を題材にした作品はそれほど珍しくない(フクロモモンガは珍しいかもしれない)が,美麗なグラフィックスや,ドラマティックな展開は一見の価値ありだ。ダウンロード専売でお手頃な価格になっているので,興味がある人はプレイしてみてはいかがだろうか。
「AWAY」公式サイト
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(C)Breaking Walls 2021 AWAY: The Survival Series Licensed to and published in Japan by HAPPINET CORPORATION.
(C)Breaking Walls 2021 AWAY: The Survival Series Licensed to and published in Japan by HAPPINET CORPORATION.