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[TGS 2021]ハイスピードな連続アクションが楽しめる,「Soda Crisis」の試遊レポートを掲載。敵の弾幕やトラップをかいくぐりながら進む,軽快なベルトスクロールアクション
本作は,宇宙からやってきた謎の生命体である主人公を操作し,地球のコーラをすべて独占しようと企む宇宙海賊「コーラファミリー」からコーラを奪還するという,ユニークな題材のベルトスクロールアクションゲームだ。
デフォルメされたかわいらしい見た目とは裏腹に,なかなかしっかりとしたアクションゲームで,ステージによっては何度もチェックポイントからやりなおすこともあった。今回は,そんな本作のプレイレポートをお届けする。
「Soda Crisis」公式サイト(英語)
ゲームの序盤は,基本操作が学べるチュートリアルステージだ。チュートリアルステージは装備が充実しており,ステータスの高い状態でのプレイとなるのでまず死ぬことはない。自由に動かして操作に慣れておこう。
本作はベルトスクロール型のアクションシューティングで,相手の攻撃をかわしながら,メイン武器となる銃で敵を倒して奥へと進んでいくのが基本となる。移動,ジャンプをはじめ,ダッシュ,回避,壁張り付き,さらにはグラップリングフックを使ったアクションもあり,かなり自由にキャラクターを動かせる。しかもクールタイムや動作の隙などもほとんどないので,非常にスピーディなプレイが楽しめる。
チュートリアルでは剣のような武器も装備しており,直接相手を攻撃するだけでなく,敵の撃った弾を跳ね返すといったアクションも可能だった。跳ね返した弾には攻撃判定があるので,そのまま撃ってきた敵を返り討ちにできる。
ひととおりの操作をこなしチュートリアルが終了すると,舞台は別の場所へ。どうやら主人公は研究所の実験体として捕まってしまったらしい。そして,ここからが本当のゲームスタートとなった。
ここで初めて装備という概念が登場する。最初に入手できる銃は「ピストル」で,さっきまでバンバン連射していた銃に比べるとかなりこころもとない。おまけに体力も,1回の敵の攻撃でほとんど無くなってしまうほどだ。
これだけ体力が少なくなってしまうと,当然難度はアップする。初遭遇した敵にあっさりとやられてしまった。ただしこのゲーム,部屋を1つ進めるごとにチェックポイントがあり,もし死んでしまっても直前の場所からやり直せる。操作ミス一つでリスタートになってしまいがちなので,こまめにチェックポイントが設置されているのはとてもありがたかった。
また,チェックポイントは主人公の装備を変更できる場所でもあり,銃を強化したり,主人公のステータスをアップさせたりできる「モジュール」の着脱もここで行える。モジュールは道中にあるボックスから入手できるほか,ショップで販売されているものもある。中には銃の性能自体を大きく変化させるモジュールもあるので,自分好みのカスタマイズを見つけていこう。
アクションの数が多いだけでなく,それぞれがスピーディなため,動かしていてとても楽しい。気づけば初見プレイなのにまるでタイムアタックをしているかのように,どう進めようか考えてしまっていた。
しかしそこはうまくできているようで,何も考えずただスピードに任せて進んでしまうと,穴に落ちてしまったり,設置された罠に引っかかってしまったりと,一筋縄ではいかない。それ故に,うまく操作して素早く敵を倒したり,トラップをかわしながらステージを駆け抜けたりできたときは,かなり壮快だ。
先述のようにチェックポイントがこまめに用意されているので,トライアンドエラーもそれほど苦にならないはずだ。
「Soda Crisis」は(こう言ってはなんだが)あまり注目していなかったタイトルだったが,試遊してみると,スピード感やアクションがハマった時の快感が楽しめる,とてもやりごたえのある作品だと感じられた。
発売時期は今のところ未定だが,現在SteamでDemo版が配布されている。おそらく今回の試遊版と同じ内容と思われるが,本作の楽しさを知るには充分なボリュームだろう。実際に,本記事を読んで興味を持った人は,ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。
なおストアページでは対応言語に日本語が含まれていないが,なぜか筆者の環境ではちゃんと日本語になっていたので,日本語じゃないと困るという人も安心して挑戦してみてほしい。
「Soda Crisis」公式サイト(英語)
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