プレイレポート
「モンスターファーム1&2 DX」の新要素を紹介。自分だけのモンスターを育成して,ゲーム内やオンラインでNo.1ブリーダーを目指そう
ダウンロード販売される通常版は3520円,開発資料やサウンドトラックCD,メタルフィギュアなど6つの特典が同梱される限定パッケージ版「世界に1つだけの25周年記念BOX」は1万5070円となっている(関連記事)。
今回,発売に先駆けて本作のPC版に触れる機会を得たので,新要素を中心に紹介していこう。
「モンスターファーム」シリーズは,1997年にPlayStation向けの1作目が発売されて以来,10年以上にわたりさまざまなプラットフォームで展開されたIPだ。そのため幅広い層に根強い人気があり,上記のとおり2019年末に「モンスターファーム」,2020年9月に「モンスターファーム2」の移植版が久しぶりにリリースされたときは,大きな反響を呼んだ。
ゲームとしては「モンスターファーム」も「2」もシンプルで,プレイヤーはブリーダーとなり,モンスターの育成と合体を繰り返し自分だけのモンスターを育てて,定期的に開催される大会に出場。大会に優勝すると,ブリーダーランクが上がってより上位の大会にチャレンジできるようになっていく。そして最終的に,四大大会すべてでランク最上位の「名人」になることを目指す。
1997年当時の最大の特徴は,音楽CDやCD-ROMからデータを読み取り,モンスターを誕生させる「円盤石再生」だった。移植版では,CDのタイトルまたはアーティスト名を入力してデータベースを検索すると,対応するモンスターが誕生する。
「モンスターファーム1&2 DX」で実装された新要素は,「モンスターファーム」「2」共通のものが5つ,「2」のみのものが2つとなる。
共通の新要素は,購入時点での全セーブデータ枠開放(14枠),育成の記録を確認できる「育成記録」機能の追加,演出が高速になりサクサクプレイできるようになる「演出高速モード」の追加,オンライン対戦における「ランダム対戦ランキング」の追加,そしてモンスターのデータを保存できる「冬眠」枠の増加(10から20)だ。
基本的に,より快適なプレイができるような要素の追加になっている。とくに最後の冬眠枠増加は,オンライン対戦で戦わせるモンスターの選択肢が増えるため,対戦好きのプレイヤーには嬉しいところだ。
「モンスターファーム2」のみの新要素は,海外版の「Monster Rancher2」に登場したモンスターの追加と,1999年に発売されたオリジナル版のBGMを選択可能になったこと。
後者は,オリジナル版で数々のモンスターを試行錯誤しながら育成していた人にとっては堪らないだろう。
またアナウンスされているとおり,本作の公式オンライントーナメント大会「モンスター甲子園 ワールドバトル」の開催も決定している。往年の「モンスターファーム」シリーズファンも,育成・対戦好きのゲーマーも,この機会に本作をプレイして世界一のブリーダーを目指してみてはどうだろうか。
「モンスターファーム1&2 DX」公式サイト
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