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「Dream Cycle」正式リリース。H.P.ラブクラフト氏の同名小説を題材にしたサンドボックス型アクションADV
Steamの「Dream Cycle」ストアページ
H.P.ラブクラフト氏の同名小説をベースにした「Dream Cycle」は,神になろうという野望を持つ大叔父「ランドルフ」に“エッセンス”を奪われたことによって,異次元世界「ドリームランド」に囚われてしまった見習い魔導士の「モーガン・カーター」が主人公となる。
モーガンは,荒廃した世界を旅しながら,現実世界に戻るためのヒントを握るランドルフを探し求め,剣や弓などの武器のほか,ステルス,魔法,幻覚などの戦術スキルを磨きながら,魔導士としても成長していく。
もちろん,ラブクラフト氏の小説がライセンスされているだけに,その根底にある“宇宙的恐怖(コズミックホラー)”にフォーカスされた不気味な世界観が描かれている。
プレイヤーが「ディープゲート」と呼ばれるポータルを通過するたびに,1万種にもおよぶクエストが詰められた新たな世界が自動生成されるというサンドボックス型のゲームシステムが採用されている。さらにリリース後に定期的に行われる予定のアップデートによって,ほぼ無限に冒険を楽しめるところが,「Dream Cycle」の大きな魅力だ。
また,魔法を極めたり,メレーコンバットを使いこなしたり,相手に気付かれずに背後から倒したり,百発百中の銃使いになったりというような幅広いアクションを堪能でき,それぞれのプレイスタイルをパークスによって強化できる。魔導士であることから,8つの呪文スロットも用意されているという。
「Dream Cycle」の開発を行うCathuria Gamesは,1996年にリリースされた初代「トゥームレイダー」の生みの親である,クリエイティブ・ディレクターのトビー・ガード(Toby Gard)氏が率いるチームだ。同じく,「トゥームレイダー」のサウンドトラックを作曲したネイザン・マクリー(Nathan McCree)氏も,「Dream Cycle」の開発に参加しているのも興味を引くところ。それでいてクラシックなゲームシステムに終始するのではなく,前述のようなアクションアドベンチャーをさらに牽引していくだけの要素は魅力的だ。
これまで,1年近くにわたってアーリーアクセス版が公開されてきた「Dream Cycle」だが,現時点では英語のみのサポートとなっている。ただ,正式版の完成を記念して,Steamで8月17日までの期間限定で50%オフのスペシャルプロモーションも行われているので,気になる人はチェックしておこう。
「Dream Cycle」公式サイト
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