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コズミックホラーを描く「Dream Cycle」のアーリーアクセス版がリリース。“ララ・クロフト”の生みの親が手掛けるアクションADV
Steamの「Dream Cycle」ストアページ
8月末のデジタルイベント「gamescom Opening Night Live 2021」で制作がアナウンス(関連記事)されたばかりの「Dream Cycle」は,H.P.ラブクラフト氏による同名の怪奇小説をベースに展開するオリジナルストーリーが描かれる。荒廃した異次元に囚われてしまった主人公の魔導士見習い・モーガン・カーターが,この“ドリームランド”に住む邪悪な魔物たちと戦いながら,現世界へと戻るために必要な“エッセンス”を盗み出した大叔父・ランドルフを探す旅に出る。
ヘビーなトゥーンシェイダーを利用したグラフィックスも印象的な「Dream Cycle」だが,「ディープゲート」と呼ばれるポータルからさまざまなステージに向かうというゲームシステムになっており,自動生成されるミッションは1万種にも及ぶという。ステルス,魔法,幻覚といった要素を使って道を切り開くだけでなく,剣や銃器を利用した正面突破も行えるなど,プレイヤーのプレイスタイルで楽しめるのも本作の特徴の1つとなりそうだ。
本作の開発を行うCathuria Gamesは,のちにEidos Interactiveの片翼を担うことになるCore Designs時代には,“ララ・クロフト”シリーズのオリジナル版である「トゥームレイダー」(1996年)の開発を一任されていたクリエイティブ・ディレクターであるトビー・ガード(Toby Gard)氏が,2019年に設立した開発チームだ。Spark Unlimitedで「YAIBA: NINJA GAIDEN Z」(PC / PS3 / Xbox 360)の開発にも携わるなど活動を続けているようで,「Dream Cycle」でも強い戦士へと成長していく女性の姿が描かれるところに,その意気込みが感じられる。
「Dream Cycle」は,現時点での対応言語は英語のみのとなっているものの,長時間にわたって楽しめそうなユニークなゲームシステムだけに,開発状況を見守りながらアーリーアクセス版をプレイしていくのもいいかもしれない。現在,Steamストアページでは,15%オフのプロモーションセールも行われているので,気になる人はチェックしておこう。
「Dream Cycle」公式サイト
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Dream Cycle
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