リメイク版「Dead Space」のゲームプレイトレイラーが公開に。資源採掘船“USG Ishimura”へようこそ！

　Electronic Artsは，名作ホラーアクションのリメイク版となる「Dead Space」（PC / PS5 / Xbox Series X）のゲームプレイトレイラーを公開した。


　2008年にリリースされた「Dead Space」は，後にSledgehammer Gamesを結成して「コール・オブ・デューティ」シリーズに携わることになるグレン・スコフィールド（Glen Schofield）氏（現Krafton）と，マイケル・コンドリー（Michael Condrey）氏（現31st Union）が，まだElectronic Artsの若手開発者だった時代に手掛けた3人称視点型のアクションゲームだ。


　物語の主人公は，緊急信号を発したまま宇宙を漂う資源採掘船「USG Ishimura」に単身で潜入したエンジニアの「アイザック・クラーク」。船内が奇怪で獰猛な“ネクロモーフ”に蹂躙されている様子を目の当たりにしたアイザックは，手持ちの工具“プラズマカッター”を手に生存者を探し出し，怪奇現象の原因である「レッドマーカー」という古代エイリアン遺物の謎に迫っていく。


　スコフィールド氏とコンドリー氏の脱退後も，「Dead Space 2」（2011年）や「Dead Space 3」（2013年）が矢継ぎ早にリリースされ，さらには小説やアニメなどのメディアミックスも行われて手堅いファン層を得ていた同シリーズ。しかし，その記念碑的作品となった第1作のリメイクにあたっては，2017年に解散しているVisceral Gamesに代わってカナダのモントリオールを拠点にするEA Motive Studioが開発を担当している。
　リメイク版では，Electronic Artsの自社テクノロジーであるFrostbiteエンジン最新版を使用し，照明効果やフォッグ，そして一新されたオーディオやカメラワークによってその恐怖がパワーアップしているのが，今回リリースされたトレイラーからも分かるだろう。


　リメイクだけにストーリーの基本構造は同じであるものの，「ディスメンバリング（肉体破壊）」の新システムによってさらに“スプラッタ”ぶりが強調された本作（関連記事）。その開発においては，熱狂的なファンによる委員会が設置されるほど，ゲームのエッセンスそのものを大事にしているという印象だ。2023年1月27日のリリースまで，今後はさらなる続報を楽しみにしておきたい。

「Dead Space」公式サイト