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印刷2021/07/13 18:00

プレイレポート

スマホ版「聖剣伝説 3 TRIALS of MANA」プレイレポート。オートターゲットやオートバトル機能により「もう1周!」がより手軽に

 スクウェア・エニックスは,スマートフォン版「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」iOS / Android,聖剣伝説3ToM)を,2021年7月15日に発売する。価格はiOSとAndroid共に2940円(税込)の予定だ。

画像集#001のサムネイル/スマホ版「聖剣伝説 3 TRIALS of MANA」プレイレポート。オートターゲットやオートバトル機能により「もう1周!」がより手軽に

 今回4Gamerは,発売に先駆けてゲーム体験させてもらえたので,操作感やプレイインプレッションをお伝えしていこう。

「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」公式サイト

「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」ダウンロードページ

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スマホでの操作感は良好

オートバトルで快適レベリングも!


 まずは,スマホ版からの変更点を説明しておこう。操作方法はもちろんタッチパネルに最適化されており,キャラの移動は画面左側のバーチャルパッド,攻撃や回避といった各アクションは画面右側のアイコンで行う。

画像集#002のサムネイル/スマホ版「聖剣伝説 3 TRIALS of MANA」プレイレポート。オートターゲットやオートバトル機能により「もう1周!」がより手軽に

 アイテムや特技を使う「リングコマンド」は,画面下部のキャラアイコンをスワイプ操作することで発動可能だ。上にスワイプでアイテム,下にスワイプで特技の「リングコマンド」を表示させられる。

 アクション面の操作はかなり快適で,ぎこちない動きになることは一切なかった。操作が物理ゲームパッドからバーチャルパッドに変わっても,スマホ向けアクションゲームに慣れている人なら自由自在に動けるはずだ。

スマホ向けアクションゲーム定番の操作方法が踏襲された形なので,操作感に不満は覚えないだろう
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 ちなみに,グラフィックスの品質は3段階から選べるようになっている。高画質に設定すれば,コンシューマ版とさほどコンシューマ版に見劣りしないグラフィックスでゲームを楽しむことが可能だ。

 今回のプレイはiPhone 11 Pro,iPad Pro(第2世代)で試してみたが,どちらもグラフィックス高の設定で問題なくプレイでき,過度に端末が熱くなることもなかった。

グラフィックス品質は3段階の変更が可能。筆者はiPhone 11 ProとiPad Pro(第2世代)のそれぞれで試遊してみたが,最高の「高」設定で問題なくプレイできた
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 オートターゲットとオートバトルの機能が搭載されたのは,スマホ版における大きな変更点である。スマホ版ではバトルが始まると,キャラは自動的に敵をターゲティングする。カメラアングルを微調整しなくても敵を攻撃しやすいので,移動や攻撃に専念でき,とても快適だった。

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 オートバトルは,オンにすれば敵との戦闘エリアに入り次第,自動的に敵と戦闘してくれる機能だ。攻撃や回避をオートでやってくれるほか,こちらが操作をすれば自動操作に介入できる。基本の攻撃は任せつつ,必殺技や回避だけ自分で操作するような戦い方も可能だ。

 オートバトルを使ってみたところ,低レベル〜同レベル程度の敵を相手にするなら,非常に便利だ。今回は難度ノーマルでのプレイだったが,ノーマル時点では,格上の敵でもない限りオート任せで問題なさそうだ。

 敵が複数個所で出現し,かつ付近にHP・MPを回復できる金の女神像があるステージなら,オートバトルを利用したレベリングも快適に進められた。「一度クリアしたが,別のキャラでもう一周遊びたい」という人には,レベリングが容易なスマホ版がオススメだろう。

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 便利な機能ではあるが,オートバトルの動きは完璧ではないので,大量に敵が出現するときは操作介入によるアシストが不可欠だ。大量の敵が一斉に範囲攻撃を仕掛けてくる場面などは,自分で回避行動を起こさないと高確率で倒されてしまう。相手のほうがレベルが高いときや,ボス戦などは手動でプレイしたほうが安全である。

範囲攻撃を使う敵が複数いる場合は,自分で回避や必殺技を発動しないと全滅する可能性も……
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スマホ版では初期装備として「ラビのアクセサリ」「ラビリオンのアクセサリ」がプレゼントされる。おかげで序盤はとくに快適に進められた
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6キャラから3人を選んで遊べる王道の冒険譚


 ここからは,おさらいも兼ねて「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の魅力を紹介していこう。

 本作は,ゲーム開始時に6人のキャラから主人公1人,仲間2人を選択するトライアングルストーリーが特徴となっている。選んだキャラによってストーリーの展開が変化するので,キャラ選択次第で何周でも楽しめるわけだ。

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 キャラクター選択が終わると,まずは主人公目線でのプロローグが描かれていく。キャラごとにバックグラウンドは異なるが,何らかの理由によって国を離れ,旅に出ることになる。

 最初はバラバラな目的を持つキャラたちだが,旅の過程でさまざまな問題が一つに収束し,世界を救うために戦うというのがストーリーの流れだ。

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 ストーリーが進行すると,仲間に選んだキャラと出会い,一緒に戦ってくれるようになる。出会った際には仲間が旅に出るまでのストーリーを追体験できるが,スキップするとダイジェストであらすじを確認できる。

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 ゲームの流れは王道のRPGそのもので,世界各地を巡りながらダンジョンを攻略し,強力なボスを倒していくというもの。町では武器や防具などの装備を購入して,ダンジョンでギミックを解きながら先へと進む。ジャンプを駆使したり,特殊な行動を起こしたりしないと見つからない隠しアイテムなども散りばめられ,探索への意欲を大いにかき立てられる。

 各町もすべて3Dグラフィックスで描かれ,朝から夜,夜から朝の時間経過も表現されている。時間帯でNPCの会話内容が変化し,町によっては特定の時間にならないと入れない場所もあるので,隅々まで足を運ぶとよりゲームを楽しめるだろう。

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 敵を倒して経験値をためればレベルアップが可能で,基礎ステータスの上昇に加え,育成ポイントを割り振ることでアビリティも習得していく。

 育成は「力」「守」「知性」「精神」「運」の5軸が用意されており,自分で好きなようにポイントを割り振れる。自分のプレイスタイルに応じて攻撃特化にしてもいいし,スマホ版ならではのオートバトル用に最適化したアビリティをセットするというのも面白いかもしれない。

習得したアビリティは,任意のものをセットできる
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 また,通常のアビリティ以外に,町で会話をしたり,イベントを達成したりすることで習得できる「リンクアビリティ」というものも存在する。ストーリーを一直線に進めるだけでなく,「リンクアビリティ」を目的に寄り道するのも冒険の醍醐味だ。

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 ゲームの進行度やレベルに応じて,キャラクターをクラスチェンジできるのも大きなトピック。クラスチェンジは光と闇のどちらかを選ぶ形式になっており,選んだクラスによって習得するアビリティや必殺技が変化する。数回のクラスチェンジをとおしてどのようなキャラに育て上げるのか。そこも本作の魅力と言えよう。

選んだクラスによって外見や習得する必殺技が変わる
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 登場するボスたちはそれぞれ攻略法が異なっており,アクションゲームとしての面白さもしっかりと詰まっている。難度変更機能によって誰でも納得のいくゲーム展開を楽しめるので,気軽に手に取れるだろう。

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 スマホ版は場所を選ばずに遊べて,オートバトルによるレベリングも可能なので,あらためて遊びたいという人はもちろん,未経験者もぜひ購入を検討してみてほしい。

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