強すぎて伝説化した隠しボス「ジェネラル」が「カイザーナックル」30周年を飾るグッズのセンターに。Tシャツとプリントの予約がスタート

　ゲーム系アパレルを販売する熊組で，タイトーの格闘ゲーム「カイザーナックル」の発売30周年を記念したTシャツとプリントの予約受付が始まっている。

　価格はTシャツが4199円で，S〜3XLの6サイズ。プリントは5200円で，サイズは18cm×24cmと50cm×70cmの2種。受付期間は2024年12月6日までで，12月14日より発送が行われる。

熊組公式サイトから「カイザーナックル30周年記念Tシャツ」（リンク）

熊組公式サイトから「カイザーナックル30周年記念プリント」（リンク）

　「カイザーナックル」は1994年に発売された2D格闘ゲームだ。世界中から個性豊かな格闘家たちが集い，格闘大会で腕を競い合う。
　「天空のエスカフローネ」「宇宙戦艦ヤマト2199」「聖剣伝説3」といった作品に携わった結城信輝氏がキャラクターデザインを手掛けており，ゲーム的には「超攻撃」「激攻撃」や「クラッシュゲージ」「医師の診断」といった独自のシステムが多い点が特徴となっている。
　超攻撃と激攻撃は，格闘ゲームではおなじみの弱/中/強攻撃に加え，同時押しでさらなるバリエーションの技が使えるというもの。クラッシュゲージは自分がダメージを受けると溜まり，MAXになると必殺技と最終奥義の威力がアップする。そして，相手をKOした際には医師が登場し，「絶対安静」「即死」など診断を下してくれるのだ。

「EGRET II mini」公式サイトより「カイザーナックル」（リンク）

　イラストのセンターにいるのは，「カイザーナックル」の隠しボスである「ジェネラル」。制圧範囲の広い分身発射，素早いスライディング，無敵状態になるワープといった超高性能技にCPU特有の機敏な反応が合わさり，稼働時は多くのプレイヤーを葬った。その強さから半ば伝説化しているキャラクターであり，30周年記念プリントでフィーチャーされるのも納得できる貫禄だ。

「EGRET II mini」公式サイトから「カイザーナックル」幻の続編「断仇牙」（リンク）

　このプリントを発売する熊組は，これまでにもジェネラルの勝利ポーズを描いた「ジェネラル・ユー・ロスト・パーカー」や，ジェネラル撃破後をパロディにした「I WAS a perfect soldier Tシャツ」，そして幻の続編「断仇牙」と熊組ロゴを組み合わせた「断仇マ Tシャツ」を販売しており，ジェネラルや「カイザーナックル」への愛が深いブランドだ。

　イラストを手掛けたのは，チリのアーティストであるGenzomanことGonzalo Ordóñez Arias氏。「ウルトラストリートファイターIV」でロレントの魔術師風コスチュームをデザインしたほか，書籍「Street Fighter Unlimited」の表紙も担当したことがあり，現在も自身のXアカウント（リンク）で，さまざまなゲームキャラクターのイラストを発信している。

熊組公式サイトより「ジェネラル・ユー・ロスト・パーカー」（リンク）

熊組公式サイトより「I WAS a perfect soldier Tシャツ」（リンク）

熊組公式サイトより「断仇マ Tシャツ」（リンク）

　長らく家庭用ゲーム機への移植はなかったが，2022年には「EGRET II mini」に「断仇牙」ともども収録され，今回はTシャツやプリントがリリースされるなど，にわかに活発になってきた「カイザーナックル」界隈。今後もさらなる動きがあることを期待したい。