プレイレポート
幻想水滸伝のクリエイター監修,「百英雄伝 Rising」プレビュー。スピンオフ作品は百英雄伝の前日譚を描く横スクロール型アクションRPG
なお,「百英雄伝」はRPGだが,「百英雄伝 Rising」は横スクロール型アクションRPG。開発はナツメアタリ,シナリオは里見 直氏が担当する。
「百英雄伝」は2020年に実施したクラウドファンディングにより,4億8000万円を超える資金を調達し,2023年のリリースに向けて開発中。それに先がけて登場する「百英雄伝 Rising」は,どんな作品なのか。今回,序盤を遊べるバージョンをプレイする機会を得たので,プレイレポートをお送りしたい。なお,本稿でのボタン表記はXbox One用コントローラのものだ。
「百英雄伝」公式サイト
困っている人々の声に耳を傾け,街の復興を手助け。街づくり×アクションRPG
物語は,自称“由緒正しいスカベンジャー”の少女「CJ」がお宝を求め,冒険者たちで賑わっているというニューネヴァーの街を訪れるところから始まる。CJは,街の手前で盗賊に襲われていたというトカゲのような見た目の男「ホーガン」を助け,街の近くの遺跡から「レンズ」と呼ばれる宝が見つかっているという話を聞く。
どうやら「レンズ」とは結構大きなお宝らしく,興奮するCJ。しかし,遺跡でお宝探しをするには,ニューネヴァーの町長代行が発行する「採掘許可証」が必要とのこと。許可証の価格は,なんと10万バッカ(※この世界の通貨。高額らしい)。当然払えるわけもないCJだったが,町長代行曰く“貧乏人救済策”として,スタンプカードにスタンプを集めることでも許可証を発行するという。スタンプは街の住人が持っており,住人からの依頼をこなすことでスタンプが集まっていく。
CJが訪れた当初のニューネヴァーの街はかなりボロボロで,ほとんどの建物が崩れてしまっている。3か月前に発生した地震の影響らしい。採掘許可証の価格を吹っかけたり,別の手段としてスタンプカードを用意していたりするのも,遺跡の採掘目当てにやって来た冒険者たちをうまく利用し,住民の手助けと街の復興を進めているというわけだ。
まずはプリヤという女の子に頼まれた猫探しのため,街の近くにある「大森林」に向かうことに。ここは最初のダンジョンということもあり,敵も強くない。
先ほどと同様,大森林に向かい,今度は木を伐採して木材を採取。2つめのクエストをクリアすると「この街の滞在中,自由に使ってくれ」と,家を貸してもらえる。この家が,ニューネヴァーでのCJの拠点となる。
家を貸してくれる代わりに,今度はガネスの父であるシバを助けてやってくれとのことで,CJは3つめのクエストに挑む。「巨木の枝」とやらが必要らしく,大森林の奥にあるらしいデカい木を探し求めてズンズンと奥へ進んでいくと,カンガルーの獣人と出会う。「今日は魔物どもの様子がおかしい これ以上,奥へは行かない方がいいぜ」と忠告を受けるが……。
大森林もだいぶ奥まで来たが,ところどころにある「道しるべ」では,「ファストトラベル」と「セーブ」が可能。新たな道しるべに到達すると,ファストトラベル先が増え,次回以降のショートカットとしても使える。
そして大森林の奥地でようやく目的の大木を見つけたCJだったが,なんと,大木は魔物化していた。ここで初のボス戦となる。
最初ということもあってか,このボス戦はまれに見るほどの親切な作り。ボスの攻撃が発生する箇所の地面は事前に赤く光り,弱点が露出するときは,そこに大きく「WEAK!」と表示される。なんて親切……! アクションが苦手な人でもまったく問題なく遊べるはずだ。
シバの依頼も無事に完了すると,ニューネヴァーの街の新たなエリア「よそ者横丁」に行けるようになる。ここには多くの冒険者が滞在しており,CJはこれまでと同様,クエスト形式で住民たちの頼みを聞くため奔走することになる。
どんどんクエストをクリアしていくCJ。スタンプが5つ集まった時点で,イーシャから採掘許可証をもらえる。画面上に表示されていたスタンプマークを全部埋めないといけないのかな……と思っていたので,わりと早い段階でもらえる印象だ。
このあたりからは,メインストーリーを進めるためのクエストと寄り道系クエストのどちらを進めてもいい感じになってくる。採掘許可証をゲットした後も住人からの依頼は絶えることがなく,ショップを経営する予定のNPCからの依頼をこなしていくと施設が復活する。とくに鍛冶屋や武器屋はCJの強化につながる施設だ。
よそ者横丁のショップを復興させていくと,大森林で出会ったカンガルー獣人「ガルー」と再会。ホーガンとは顔見知りらしい。遺跡の採掘を進めるにあたって,「CJとコンビを組んだほうがいいのでは」というホーガンの助言により,ガルーが仲間になる。
XボタンはCJの攻撃ボタンだが,ガルー加入後はYボタンがガルーに割り当てられる。Yボタンを押すと操作キャラがガルーに変更となり,CJの代わりに操作できるうえ,2人の共闘により,戦闘中に「リンクアクション」が可能になる。例えば,CJで最初の1〜2撃を当てた後,Yボタンを押すとガルーが登場し,コンボ攻撃につながっていく。ガルーの攻撃からCJの攻撃につなぐことも可能だ。
遺跡を少し進むと,2体目のボス,ミネラルゴーレムとのバトル。ボスの攻撃はなかなか痛いが,ガルーが加入してリンクアクションが可能になっていることもあり,さほど苦戦はしないはず。また,よそ者横丁のショップ復興をこなしていると,現段階でも武器防具をかなり強化できる。
ミネラルゴーレムを倒すと,タイトル画面に戻される。今回のバージョンで遊べるのは,ここまでだということだ。ストーリーもキャラもゲーム体験もノッてきたところで,「まだまだ遊びたい!」という気持ちでいっぱいだった。
「百英雄伝」につながるプレリュードでもあり,単体としての魅力も十分
今回のバージョンで遊べる範囲は2時間程度のボリュームだったが,あっという間の2時間だった。行き詰まることがなく,高すぎる難度に阻まれることもなく,プレイ中は快適そのもの。よそ者横丁のクエストを受けられるようになるあたりから自由度が高くなってきた印象で,アクセサリ屋では,気になる性能のアクセサリも見受けられた。ストーリーをガンガン突き進むのか,クエストをしっかりとコンプリートしてアイテムを充実させていくのか,プレイヤーの好みで進行の仕方が変わっていきそうだ。
アクションRPGのスピンオフ「百英雄伝 Rising」を取っ掛かりに,一足早く「百英雄伝」の世界に触れ,発売を心待ちにするのもいいだろう。
豊富なNPCや個性的なキャラクターの魅力は,今回のバージョンでもすでに十分に伝わった。本稿を読んで興味が湧いてきた人は,ぜひ「百英雄伝」の世界の一端に触れてみてほしい。
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(C)2022 Developed by Rabbit & Bear Studios Inc. Published by 505 Games. All product names, logos, brands, and registered trademarks are property of their respective owners. 505 Games and the 505 Games logo are registered trademarks of 505 Games SpA. All rights reserved.
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