「ウィッチャー」シリーズに携わったクリエイターによるデベロッパBLANK.Game Studios，NEOWIZより約1700万ドルの出資を受ける

　NEOWIZは2023年11月13日，ポーランドに拠点を置くBLANK.Game Studios（以下，BLANK.）に約1700万ドル（約25億8000万円）の投資を発表した。これによりNEOWIZは同社の株式約21％を取得する。

※本稿は韓国での発表を元に執筆しています。


　BLANK.は，CD PROJEKT REDで「ウィッチャー」シリーズや「サイバーパンク2077」の開発において中心メンバーとして活躍したMateusz Kanik氏，Jędrzej Mróz氏，Marcin Jefimow氏と，ゲーム業界でのキャリアがあり，CEOを務めた経験を持つMikołaj Marchewka氏ら合計4名によって設立されたデベロッパだ。彼らのほかにも，PCや家庭用ゲーム機向けAAA級タイトルの開発経験を持つ，ベテランのクリエイターたちが在籍しているとのこと。
　なお，2023年6月に掲載した以下の記事でもお伝えしたとおり，同社はポストアポカリプスを題材とした新作タイトルの開発に取り組んでいる。


　また，NEOWIZは2023年9月に発売した「Lies of P」を足がかりとして欧米市場に本格進出を果たしており，BLANK.と戦略的な協力を図り，グローバルのプレイヤーに向けて，新たな体験を提供していく計画だという。

　今回投資を行ったBLANK.について，NEOWIZの共同CEOであるKim Seung Cheol氏は，「AAA級タイトルの領域で強力な競争相手として台頭するスタジオ」と評している。そして，Kim氏ならびにBLANK.の共同設立者であるMarchewka氏は，両社の協力により相乗効果をもたらすことや，互いに補完し合っていけるとのコメントを発表している。

BLANK.Game Studios公式サイト