プレイレポート
少女の悪夢と戦うツインスティックシューター「NeverAwake」プレイレポート。初心者と上級者に違った遊び方を提示するシステムも見どころ
本作は,“悪夢系ツインスティックシューター”という触れ込みのシューティングゲームで,対応プラットフォームは,PC,Nintendo Switch,PlayStationプラットフォームを予定しており,PC版は2022年9月の配信が予定されているとのこと。会場で遊んできたので,そのプレイレポートをお届けしよう。
ダークな世界観と,ユニークなシステムが目を惹くシューティングゲーム
プレイヤーは主人公「レム」となり,眠り続ける少女を救うべく,彼女が見る悪夢の中に飛び込んでいく。悪夢には,野菜や犬,学校の友人に歯医者といった,少女が嫌いなものたちが存在し,不気味な姿となってレムを襲う。
ボスとして登場する「WASABI MASTARD」は,全身にビッシリと目が付いており,攻撃すると目が吹き飛び,血のような赤い液体が出る。まさに悪夢に出てきそうな見た目の不気味な敵といった感じで,「悪夢系ツインスティックシューター」といううたい文句は伊達ではない。
レムは360度に撃てるショット,回数制限付きのサブウェポン,無敵時間を伴うダッシュといった技を駆使して戦う。敵はあらゆる方向から襲いかかってくるし,画面がスクロールする方向も一定ではないため,常に画面内を飛び回りながら戦わなければならない。
本作はステージのクリア条件もかなり特殊で,敵を倒すと出現する「ソウル」を,画面中央のゲージが100%になるまで集めなければならない。一般的なシューティングはマップを進んでいき,最奥にいるボスを倒せばクリアだが,本作はソウルが集まらない限り,同じステージをループし続けるのだ。
一般的なシューティングでも得点アイテムや強化アイテムを敵が落とすが,放っておいてもいいそれらと違い,ソウルは回収しないとクリアにならない。回収に行った先に敵が出てくるなんてこともあり,敵が全方向から襲ってくることと合わせて,プレイをスリリングなものとしている。
本作を手がけるネオトロの佐渡大志氏によれば,このシステムは,シューティングの初心者と上級者のそれぞれに合わせた遊び方を提供するものであるという。
ステージの1ループは1分ほどと短くパターンを覚えやすくなっているので,初心者は積極的にソウルを集めれば,早く安全にクリアできる。クリア時にはタイムも表示されるため,上級者の場合は,いかに早くクリアするかという遊びも可能だ。
さらなる上級者は,わざとソウルを集めずに敵を倒し続ければ,それだけスコアを稼げるので,スコアアタックという楽しみ方もできる。しかし,ステージがループするほどに攻撃も激しくなっていくし,ちゃんとクリアしないとスコアは記録されないため,切り上げるタイミングを自分で図らなければならない。
ゲーム内ではレムを強化するアクセサリを購入することも可能で,ミスが多いとHP増加のアクセサリがたくさん買えるなど,品揃えはプレイヤーの腕前によって変化するという。これに加えて,ゲームオーバーになった場合,そのステージのみで有効な一時的パワーアップも入手できるため,繰り返し遊ぶことでいつかはクリアできるようになっているそうだ。
また,特定の条件でボスにも変化があるらしく,前述したWASABI MASTARDの場合,目玉を破壊して出現したソウルを回収しないと,破壊したはずの目玉が再生し,攻撃パターンが変化する。普通にプレイしていたのではまず見られないような攻撃パターンも存在するため,シューティング好きなら探求心をくすぐられるのではないだろうか。
少女の嫌いなものが不気味な姿になって出てくる,ダークな世界観とビジュアル。シューティングの初心者と上級者の両方に異なる遊び方を提供するシステム。シューティングゲームというと「難しい」とか「クリアできない」といったイメージを持つ人も多いと思うが,そうした人も要注目のゲームではないだろうか。Steamにはデモ版が配信されているため,興味のある人はプレイしてみよう。
「Never Awake」公式サイト
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