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“SideM”10周年目前に行われた,最高のステージ!「THE IDOLM@STER SideM 9th STAGE 〜MIR@-CIRCLE CRESCENDO〜」レポート
2024年7月13日,14日の2日間,幕張メッセ 国際展示場ホールにて「アイドルマスター SideM」の9thライブ「THE IDOLM@STER SideM 9th STAGE 〜MIR@-CIRCLE CRESCENDO〜」が開催された。
7月17日で10周年を迎えた「アイドルマスター SideM」。本稿では,10周年という記念すべき日を間近に控えた,7月13日に行われた9th STAGE<DAY1>の模様をお伝えしよう。
【DAY1 出演者】※敬称略
Beit
高塚 智人(渡辺 みのり 役)
W
菊池 勇成(蒼井 悠介 役)
山谷 祥生(蒼井 享介 役)
FRAME
濱 健人(木村 龍 役)
増元 拓也(信玄 誠司 役)
彩
バレッタ裕(華村 翔真 役)
中田 祐矢(清澄 九郎 役)
High×Joker
千葉 翔也(秋山 隼人 役)
永塚 拓馬(冬美 旬 役)
渡辺 紘(榊 夏来 役)
白井 悠介(若里 春名役)
野上 翔(伊瀬谷 四季 役)
THE 虎牙道
寺島 惇太(大河 タケル 役)
濱野 大輝(円城寺 道流 役)
小松 昌平(牙崎 漣 役)
Legenders
笠間 淳(葛之葉 雨彦 役)
汐谷 文康(北村 想楽 役)
駒田 航(古論 クリス 役)
C.FIRST
伊瀬 結陸(天峰 秀 役)
宮﨑 雅也(花園 百々人 役)
大塚 剛央(眉見 鋭心 役)
「THE IDOLM@STER SideM 9th STAGE 〜MIR@-CIRCLE CRESCENDO〜」公式サイト
アイドルマスターポータル
DAY1の出演アイドルたちの顔が次々とモニターに映し出され,会場をきらめきに包み込みながらライブは開幕。その直後,スモークと共にトップバッターであるHigh×Jokerが現れる。5人はトロッコに乗ってプロデューサーたちの間を走り抜けながら,「セブンデイズ・アルペジオ」を元気に歌い上げた。
2曲目は,Wの「AZUR」だ。シンメトリーのダンス,1つのボールをお互いに蹴る動きなど,2人らしいパフォーマンスに歓声が上がる。
Wがステージを降り,しばしの静寂のあと投下されたのは,C.FIRSTの「来来美食」。エメラルドグリーンのポップな映像で彩られたステージで,C.FIRSTは料理をしたり麺を食べたりといった特徴的なアクションの可愛らしいダンスを見せてくれた。
お次は,High×Joker, W, Beitによる「夏時間グラフィティ(トロピカルサンバver)」だ。今回初導入されたムービングステージで,アイドルたちが客席の上を移動する演出は大迫力である。後半はほかのアイドルたちがステージに登場し,サビの振り付けを一緒に踊った。
キャストがステージに集合すると,本日のお当番であるHigh×Jokerの5人が場を仕切り,自己紹介タイムが始まった。9thライブのテーマは「みんなとつながる!」だということで,自己紹介の形式も,アイドルたちがお題と答えを“つないで”いく山手線ゲーム方式で行われた。
そのお題は,「この夏にしたいこと!」。2回手を叩いたあとにアイドルの名前を皆で呼び,そのあとに各々がしたいことを答えるという流れに沿って,トップバッターの渡辺みのり(CV:高塚智人)からアンカーの眉見鋭心(CV:大塚剛央)まで,彼ららしい夏の過ごし方が発表された。
最後は皆で「夏時間グラフィティ」のサビを歌い,ステージ中央で記念撮影するひと幕も。夏の想い出を切り取った,曲にピッタリの演出である。
退場していくアイドルたちと逆側に走り,トロッコに乗り込んだのはFRAMEだ。真っすぐ伸びやかな声で「「また明日」の約束を」を歌唱した。トロッコの上から客席のプロデューサーたちをしっかり見つめて,手を振るファンサも欠かさない。
そんな爽やかな夏の日光を感じさせる曲から一変,次の曲は暑い夏の夜のお祭りだ。彩が歌う「幸燦燦と」が,プロデューサーたちを賑やかな夏まつりへと誘う。
キレキレのダンスで会場を沸かせた「“NOTHING TO LOSE”」は,Legendersならではのクールさが光り,THE 虎牙道の「究極…FIGHTING」では,曲の間にも激しい殺陣が盛り込まれ,見ごたえたっぷり。それぞれのユニットが,彼らならではの“夏”を表現していた。
ここまで披露された8曲の振り返りが行われたMCパート。High×Jokerの5人全員がステージに揃ったうれしさがあるのはもちろん,THE 虎牙道の殺陣演出の裏話なども披露され,そのトークの和やかさに会場の雰囲気も柔らかくなる。
「みんなとつながる!SideMメドレー!」では,「千客万来ニーハオサァカス!」「トレジャー・パーティー!」「いつかのトライアングル」「Purely&Kindly」「Singing Explorers」「Secret Light」「vs.BELIEVERS」「Welcome to Japan!」の8曲を次々に披露した。
弾けるようなワクワクや切ない気持ち,未来への希望。さまざまなコンセプトの楽曲が次々に飛び出す。パフォーマンスも,正面のステージ,トロッコ,ムービングステージとフルに使われ,すべてにおいて予測不能かつエキサイティングにライブが進行していく。
メドレーの最後には,全員がステージに集まり,曲をキリッと締める。続いて始まったMCでは,トロッコに隠れて客席後方に登場したLegendersが,必死に身をかがめていたという話が披露されたが,THE 虎牙道やWも,登場の際には同じくトロッコに身を隠していたそうだ。より良いパフォーマンスのため,さまざまな工夫を凝らし,演出していることが分かる。
「Welcome to Japan!」をはじめ,初披露の曲が多かったという今回のメドレー。客席も,渡辺 紘さん(榊 夏来役)の「盛り上がってくれましたか?」の声に,大きな歓声で応えて盛り上がる。
キャストたちが一旦退場し,ステージ上に現われたのは,315 Pro Dancersの8人だ。「315 Pro Dancers Dance Bridge」として,ダンサーのみのパフォーマンスを見せてくれた。最後は,THE 虎牙道と迫力あるアクションを見せてくれた3人のアクターも加え,ポーズを決める。普段はアイドルを脇から支える彼らだが,それぞれの個性が垣間見えるこのコーナーにより,さらにライブの演出を深く味わえた。
ライブは後半に突入。大きいリボンが印象的な,新しい全体衣装で登場した彩が歌ったのは「君と咲いた未来へ」だ。その後に,FRAME「スリーブレス」,C.FIRST「Face the World」,渡辺みのり「カラフル・シンメトリー」と続く。
アプローチはそれぞれに違っても,聞く人へ向けた前向きな応援歌となるような選曲だ。それは会場のプロデューサー,配信でライブに参加していたプロデューサーすべてを,優しい空気に包んでいた。
高塚智人さん(渡辺みのり役)が音頭を取るMCパートでは,9thの新衣装,“ミラクルインビテーション”をあらためてお披露目した。そして,中央から前方に戻っていくムービングステージの上で,ユニットごとに歌唱曲,パフォーマンスについての振り返りも。気取らない会話の面白さに,客席からは笑いがこぼれる。
ライブはいよいよラストスパートへ。モニターの映像とシンクロしたダンスを披露したHigh×Jokerが,「JOYFUL HEART MAKER」を熱唱した。ステージには炎が吹き上がり,客席は真っ赤なペンライトで埋め尽くされる。
曲が終わると,間髪入れず中央のトロッコから登場したWの「Feeeel Gooood!」が始まった。トロッコから客席に力いっぱい手を振る2人のさわやかな笑顔が印象的だ。大人の雰囲気を纏い登場したTHE 虎牙道は,「宵闇のイリュージョン」で魅せた。ゴージャスなソファに座ったり,3人が代わる代わるカメラを掴んで見つめたりと,セクシーなパフォーマンスに客席からは悲鳴が上がる。
そんなアダルトな時間が終わると,清廉なストリングスが鳴り響き,白い砂浜をバックにLegendersが現れた。歌ったのは「リフレインアトリウム」。間奏では,高塚智人さんが3人それぞれに花束を手渡す優雅な演出もあった。
「We are High×Joker!」の掛け声でユニット曲の最後を締めたのは,High×Jokerの「POPPIN' PLANET」だ。ステージから飛び出すたくさんのシャボン玉に包まれた5人は,誰の心も癒す笑顔だった。
ライブ本編最後は,このライブのために作られた「Gather Round!」で締められた。一列に並び,揃いの振りで全員が歌う姿は壮観だ。9周年の締めくくりにふさわしい,幸せに満ちたライブ本編が終了すると,客席からはすぐにアンコールの声が巻き起こる。モニターには視聴プロデューサーのアンコール数もカウントされていき,会場と心は1つだ。
アンコールのカウンターが315万を超え,315プロ社長の挨拶,告知コーナーへと続く。そして,ユニットカラーのTシャツを着たアイドルたちが再びステージに登場した。
アンコールに応えて歌われたのは,もちろんこの曲,「DRIVE A LIVE」だ。“M”の字型の陣形で歌ったり,階段に座ってじゃれ合ったりと,おなじみの曲とリラックスしたキャストのパフォーマンスに,このコンテンツの積み上げてきた歴史を感じさせる。
10周年は間近だ。アイドルのさまざまな姿を見せてくれたライブ1日目の最後は「MEET THE WORLD!」で確かな存在感を見せつけ,幕を閉じた。
告知コーナーでは,本ライブの映像商品化と配信チケット,ASOBI STOREでの開催記念グッズ発売,アーカイブ同時視聴上映会,High×JokerとCafé ParadeのF@NTASTIC COMBINATION LIVEのお知らせ,各種グッズやメモリアルブックについてのお知らせなどが行われた。なお,<DAY2>では「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY P@SSION TOUR」の開催も発表されている。それぞれの詳細は,各種公式サイトで確認しよう。
【DAY1】セットリスト
1.セブンデイズ・アルペジオ
2.AZUR
3.来来美食
4.夏時間グラフィティ
5.「また明日」の約束を
6.幸燦燦と
7.“NOTHING TO LOSE”
8.究極…FIGHTING
みんなとつながる!SideMメドレー!
9.千客万来ニーハオサァカス!
10.トレジャー・パーティー!
11.いつかのトライアングル
12. Purely&Kindly
13. Singing Explorers
14. Secret Light
15. vs.BELIEVERS
16. Welcome to Japan!
17 .君と咲いた未来へ
18.スリーブレス
19. Face the World
20.カラフル・シンメトリー
21.JOYFUL HEART MAKER
22. Feeeel Gooood!
23. 宵闇のイリュージョン
24.リフレインアトリウム
25.POPPIN' PLANET
26.Gather Round!
27.DRIVE A LIVE
28 .MEET THE WORLD!
「THE IDOLM@STER SideM 9th STAGE 〜MIR@-CIRCLE CRESCENDO〜」公式サイト
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(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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