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299ドルの携帯型ゲームPC「AYANEO NEXT LITE」の概要が公開。非公式版SteamOSを搭載した廉価モデル
AYANEO NEXT最大の特徴であるHoloISOは,Valveの携帯型ゲームPC「Steam Deck」に採用するSteamOSとほぼ同等の機能を備える非公式バージョン(ディストリビューション)だ。SteamOSのプロプライエタリ(オープンソースとして公開していない)な部分を,オープンな形で実装し直すというものだ。SteamOSと同じく,Windows用タイトルをLinux上で動作させる互換レイヤー「Proton」によって,Steamで配信するゲームをプレイできる。なお,AYANEOによると,AYANEO NEXT LITEのHoloISOは,独自に最適化を施しているそうだ。
一方,AYANEO NEXTのハードウェアスペックは,2022年に登場した「AYANEO NEXT」と共通する部分が多い。7インチサイズで,解像度1280×800ドットの液晶ディスプレイや,アナログスティックとトリガーボタンに磁気ホールセンサー式のスイッチを用いる点も変わらない。
ただ,搭載CPUがZen 2ベースの「Ryzen 7 4800U」,または「Ryzen 5 4500U」と,かなり古いものとなっている。HoloISOは「Ryzen 7000」シリーズで不具合があるとの報告があり,そうした事情も要因としてありそうだ。
スペックの古さは気になるものの,安価に携帯型ゲームPCを入手したいという人にとっては魅力的かもしれない。日本市場で販売するかどうかは不明だが,気になるところだ。
AYANEO NEXT LITE製品情報ページ
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AYA NEO
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