プレイレポート
[プレイレポ]「ブレイドアンドソウル2」,正式サービスがいよいよカウントダウン? 先行プレイ体験会で新たな武侠MMORPGに触れてきた
そんな「ブレイドアンドソウル2」の先行体験会が行われたので,本作の新情報やプレイフィールを紹介しよう。
「ブレイドアンドソウル」の200年後を描いたクロスプラットフォームのオープンワールドMMORPG
まずは「ブレイドアンドソウル2」の概略から紹介していこう。
本作は「ブレイドアンドソウル」から約200年が経った世界を描いた作品だ。「ブレイドアンドソウル」同様に武侠の世界観をベースにしたMMORPGでありながら,オープンワールドゲームになっているのが「ブレイドアンドソウル」との大きな違いだろう。
本作はNCSOFTのクロスプレイサービス「PURPLE(パープル)」によるPCと,スマートフォンでのプレイに対応している。つまり,同じアカウントで家ではPC,外ではスマホで「ブレイドアンドソウル2」がプレイできるというわけだ。
メインストーリーを中心にソロやパーティで挑むダンジョン,PvP,レイドバトル,また本作のキーでもある「ソウル」の物語を体験できるなど,MMORPGらしいコンテンツが詰まったゲームになっているという。
9999兆以上!? ものパターンがある充実のキャラメイク
作成できるキャラクターは,ジン族,ゴン族,リン族の男女で,「ブレイドアンドソウル」で選べるクン族は登場せず,また種族ごとに能力の差もない。
キャラメイクで調整できる項目は,顔,目,鼻,口,髪型,化粧,体型の7か所で,それぞれ細かい部分までカスタマイズできる。カスタマイズパターンは,なんと9999兆以上!
キャラクターメイクを終えるとゲームがスタートするが,「外見変更券」というアイテムを使えばいつでもキャラカスタマイズが可能なので,“ちょっと違う……”とか“気分を変えたい”ときは,このアイテムを使うといいだろう。
「ブレイドアンドソウル2」には職業はない? 武器の持ち替えでバトルスタイルが変化
ゲームをスタートさせると,この世界の創生から「ブレイドアンドソウル2」へとつながる物語がイラストとCGのカットシーンで語られる。プレイヤーキャラクターとアランが軽功で空を飛び回るという「ブレイドアンドソウル」らしいカットシーンから,そのままゲームのチュートリアルへと進んでいく。
本作のPC版の操作は,W/A/S/Dキーでの移動とショートカットに登録した武功(スキル)や,SHIFTやSPACEキーなどの特殊動作を使って行える。キーのみでなく,画面に表示されたアイコンをマウスクリックして操作することも可能だ。
キャラクターメイクの時点で気づいた読者もいるかもしれないが,実は本作には「職業」がない。では,どのようにバトルスタイルに変化をもたらすのかというと,装備する武器によって,使用できるスキルが切り替わる。
体験会でプレイできた武器は,剣,斧,小手,気功牌,弓,法鐘,小太刀の7つ。チュートリアルではこのうちのひとつを選ぶことになるが,その後,習得した武器を通じていつでもバトルスタイルを変更できる。
小太刀という名だが,実質的には小太刀の二刀流で,素早い動きと背後からのバックアタックを得意としている |
武器を持ち替えることで,習得済みの武功はすぐに使用可能だが,武功には強化と進化システムがある。強化は威力がアップしていくもので,進化はさらに威力や命中率のアップ,特殊効果の追加といった効果がある。強化,進化に必要なリソースは結構かかるので,いくつかの武器に絞って行ったほうが強くなるための近道かもしれない。
さらにキャラクターの成長として,レベルアップ時に得たポイントをステータスに割り振るというMMORPGとしては懐かしいシステムが採用されている。力は近接攻撃,技量は遠距離攻撃の攻撃力がアップするなどパラメータによって効果が異なり,どの武器を使うかによって割り振るパラメータを決める必要がある。使用する武器と武功の強化,そしてパラメータの分配によってキャラクタービルドの可能性は無限に広がっているといっていいだろう。
バトルのカギを握る「ソウルパリィ」。敵を気絶させて大ダメージを叩き込め!
アクション性の高い本作だが,バトルそのものの操作はそれほど難しくない。スマホとのPCのクロスプラットフォームだけあって自動戦闘も実装されているので,PC版でもこれを活用しつつ,タイミングを計る場面は手動で行うといった使い分けがよさそうだ。また,敵の攻撃をかわしつつ移動する「後方移動」や,気絶などの状態異常を解除する「脱出武功」といった「ブレイドアンドソウル」っぽい行動もある。それらの中で,バトルのキーとなる新要素が「ソウルパリィ」だ。
ソウルパリィは,敵が放つ特定の攻撃にEキーを合わせて押すことで,敵のソウルパリィゲージを減らせる行動だ。敵の気絶ゲージをゼロにすると,一定時間敵を行動不能状態にできるので,大ダメージを与えるチャンスとなる。しかし,タイミングを間違えるとただの相打ちか,一方的に攻撃を受けることになるので,敵の動きを見極めて使うことが肝要だ。
このほかに本作らしいプレイ感といえば「軽功」だろう。水の上を走ったり,空を滑空したり,壁を走って登ったりという行動は「ブレイドアンドソウル」シリーズならではのプレイ感だ。軽功はストーリーを進めたり、ミッションをクリアしたりすることで覚えていくという。
ひとりでも楽しめるダンジョン「初級試練ダンジョン」を体験
キャラクターの成長,武器や武功,そしてソウルパリィなどの新システムを活かすコンテンツといえば,当然バトルコンテンツだ。フィールド上にいるモンスターとの戦いはもちろんのこと,本作にはパーティで挑むダンジョンやPvP,ボスモンスターを討伐するレイドバトルなど数々のバトルコンテンツが存在する。
今回の体験会では,特殊ダンジョンの「初級試練ダンジョン」を体験できたので紹介したい。レベル60以上のインスタンスダンジョンで,ボスとの一騎打ちを楽しめる。
ダンジョンの奥にいるフィールドにキャラクターが到達すると,ボスとのバトルがスタート。さすがに初めてのプレイだったためか,手動だとなかなか勝手が分からず大苦戦といったところだったが,用意されていたキャラクターが強かったこともあって,自動にするとあっさりと勝利できた。その後,二流,一流と難度を上げていくとさすがに自動だけではクリアは難しく,ところどころ手動で操作することで勝利できた。
ソウルや守護霊,衣装といったキャラの強化とコレクション性を併せ持ったコンテンツも充実
このほかにも収集癖をくすぐるさまざまなコンテンツが本作には用意されている。しかも,集めたくなるだけでなく,活用することでキャラクターのパワーアップにつながるため,手を出したくなるものばかり用意されているのが心憎い。
収集コンテンツの中で最初に紹介するのが「守護霊」だ。これはキャラクターの左上に浮いているぬいぐるみのようなもので,装備するとキャラクターがパワーアップするだけでなく,獲得経験値がアップするなどの効果もある。等級は一番下が一般で,上級,希少,英雄,伝説の順にアップする。
続いては,キャラクターそのものをいろどる衣装。こちらもかなりの数が用意されていて,しかも衣装によって付与される能力が異なるというおまけつき。衣装は「衣装袋」を製作し,それを開封することで入手が可能。ダブった衣装は「分解」して「天衣鋳貨」に変換して「衣装袋」製作材料にできる。
そして,タイトルにもゲームシステムにも深くかかわっていそうなのが「ソウル」システムだ。ソウルは動物やキャラクター,伝説的な人物の魂,すなわちソウルを武器にセットし,キャラクターをパワーアップさせることができる。
ソウルを武器にセットすると,「ソウル効果」でソウルの能力値が合算されてキャラクターにプラス。さらにソウルが持つ属性攻撃力の発動や,ソウルの持つブレイド効果がバトルに反映される。
また,コレクション性からは少し離れるが,フィールドには石碑が点在していて,そこを調べることで世界観を知ることができたり,ストーリーを補う物語を読むことができる。これらを集めまとめることもコンテンツのひとつとなっていて,石碑ごとに集め終わるとステータスにボーナスが追加される。
石碑と似たようなものとして,フィールドにある「記憶の欠片」を集めることで読み解ける「サーガ」というコンテンツがある。これはゲーム開始時ではほとんど語られない主人公(=プレイヤーキャラクター)の生い立ちが秘められたコンテンツで,集めた記憶の欠片を消費することで,主人公の謎が明かされていくというものだ。
「ブレイドアンドソウル」を感じさせる正統な「2」。でもスマホの方が遊びやすそう?
このほかに宝貝や剣訣,取引所といったシステムが本作にあるのは確認できたが,今回の体験会では試せなかった。それらの詳細はまた別の機会を待ってほしい。
実際にプレイしてみた感じとしては,スマホの「ブレイドアンドソウル2」をPCでプレイしたという感覚で,「ブレイドアンドソウル」とは明らかに違うプレイフィールながらも,「ブレイドアンドソウル」らしさが感じられるなんとも不思議なゲームを遊んだという印象だ。MMORPGらしく様々なコンテンツ,要素が盛り込まれており,かなりボリュームのあるゲームとなりそうだ。
ただ,キャラクターの操作感は悪くないものの,スマホの操作をマウスでやる違和感にちょっと混乱した(例えば,スマホだとアイテムを長押しして説明が現れるところを,本作だとマウスカーソルをアイテムに合わせてボタンを押し続けるといったもの)。そのあたりは遊び続けていけば慣れるだろうが,どちらかといえばPCよりもスマホの方が遊びやすい作品なのかもと感じている。
現在,まだサービス開始日は発表されていないが,体験会で触れたバージョンでは,まだ完璧ではないがかなりローカライズが進んでいたように思えた。スマホで新しいMMORPGを遊びたいという人や「ブレイドアンドソウル」ファンは続報に期待しよう。
※ゲーム画面は開発中のものです。
※開発環境でのゲームプレイとなるため,実際のゲーム画面と異なる場合があります。
「ブレイドアンドソウル2」公式サイト
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