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携帯型ゲームPC「ONEXPLAYER X1 Mini」の国内予約がスタート。Core Ultra搭載の小型PC「ONEXPLAYER M1」も登場
いずれもメインメモリ容量と内蔵ストレージ容量が異なる複数モデルをラインナップしており,税込価格は以下のとおり。なお,ONE-NETBOOK公式ストアとハイビーム公式オンラインストア限定で,通常価格から割引する先行予約キャンペーンを実施するという。
●ONEXPLAYER X1 Mini
- メインメモリ容量16GB,内蔵ストレージ容量512GB:14万9800円(先行予約価格:13万9800円)
- メインメモリ容量16GB,内蔵ストレージ容量1TB:15万3800円(先行予約価格:14万6110円)
- メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量1TB:16万8800円(先行予約価格:16万360円)
- メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量2TB:18万6800円(先行予約価格:17万7460円)
- メインメモリ容量64GB,内蔵ストレージ容量2TB:22万8000円(先行予約価格:21万6600円)
●ONEXPLAYER M1
- メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量1TB:14万9800円(先行予約価格:14万2310円)
- メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量1TB:16万3800円(先行予約価格:15万5610円)
8.8インチディスプレイ搭載のONEXPLAYER X1 Mini
ONEXPLAYER X1 Miniは,いち早く予約の受付を開始した「ONEXPLAYER X1 AMD Edition」(以下,ONEXPLAYER X1)の小型版という位置付けの製品である。
ONEXPLAYER X1は,10.95インチサイズのディスプレイを搭載しているのに対して,ONEXPLAYER X1 Miniは8.8インチサイズと少し小さなディスプレイを採用したのが特徴だ。とはいえ,8.8インチでも携帯型ゲームPCのディスプレイとしては大きめで,ONE-NETBOOKは「ゲームに最適なサイズ」と説明する。
ディスプレイパネルの解像度は,解像度2560×1600ドットで,アスペクト比16:10,最大リフレッシュレートは144Hzだ。
製品の基本的なコンセプトは,ONEXPLAYER X1と変わらず,本体をそのままタブレットとして使うだけでなく,着脱可能な専用ゲームパッドを取り付けてゲームもプレイできる。さらに専用キーボードカバーと組み合わせてノートPCのように利用できる点も変わらない。
ただ,ONE-NETBOOKによると,ONEXPLAYER X1はゲームに限らず,資料作成など一般的なPCとしての用途も重視する人向け,ONEXPLAYER X1 Miniはゲームを重視する人に向けた製品という位置付けになるという。
搭載CPUの「Ryzen 7 8840U」は,2024年の携帯型ゲームPCでは主流のプロセッサだ。ONE-NETBOOK独自の設定用ソフトウェア「ONEXCONSOLE」から,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)の設定変更を行える。テックワンの検証では,ASUSTek Computerの携帯型ゲームPC「ROG ALLY」を上回る性能を発揮したそうだ。
なお,ONEXPLAYER X1には,Ryzen搭載モデルに加えて,Intelの薄型ノートPC向けCPU「Core Ultra」を採用したモデル(関連記事)もある。ONE-NETBOOKによると,ONEXPLAYER X1 Miniは,ゲーム用途を重視する製品ポジションであることから,Core Ultra搭載モデルを用意しないとのこと。
また,ONEXPLAYER X1 Miniは,内蔵ストレージの交換を簡単に行えるのも見どころだ。背面にあるキックスタンドの下にアクセス可能なM.2 SSDスロットを備えており,M.2 Type 2230,M.2 Type 2242といったサイズのM.2 SSDを取り付けられる。
着脱式のゲームパッドは,ONEXPLAYER X1とまったく同じものを利用できる。左アナログスティックの下にあるD-Padを一般的な十字型か,斜め入力がしやすい8方向型に切り替えられる点も変わらない。
インタフェースは,上側面にUSB4×1,USB 3.2 Type-A×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1を,下側面には,USB4×1,外付けGPUボックスを接続するためのインタフェース「OCuLink」×1,microSDカードスロットを備える。
ONE-NETBOOK初のデスクトップPC
ONEXPLAYER M1
一方のONEXPLAYER M1は,ONE-NETBOOKでは初となるデスクトップPCだ。同社の外付けGPUボックス「ONEXGPU」の筐体をそのまま生かして,内部にGPUではなく,PCに必要なCPUやメインメモリ,内蔵ストレージなどを搭載している。
クラウドファンディングサイトの「Indiegogo」でも,キャンペーンを開始しておらず,いち早く国内モデルの価格が明らかとなった。
搭載CPUには,Core Ultraの最上位モデルとなる「Core Ultra 9 185H」を採用したのが見どころとなっている。冷却機構には,比較的大きなサイズの空冷ファンに加えて,銅製ヒートパイプと大型のアルミニウムフィンを用いており,CPUの性能を引き出すという。本体に備えた「Turboボタン」によって,TDPを45Wから60Wに引き上げられるとのこと。
また,ONEXGPUと同様に,本体にM.2スロットを用意しており,容量が最大8TBまでのM.2 SSDを自由に交換できる点もポイントだ。
インタフェースは,USB4×2,USB 3.2 Type-A×1,USB 2.0 Type-A×1,HDMI出力×1,HDMI出力×2,DisplayPort×1,OCuLink×1,有線LANコネクタ×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1,microSDカードスロット×1を備える。
ONE-NETBOOKのONEXPLAYER X1 Mini製品情報ページ
ONE-NETBOOKのONEXPLAYER M1製品情報ページ
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