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着脱式ゲームパッド付き携帯ゲームPC「ONEXPLAYER 2」の国内予約がはじまる。複数のスタイルで利用できるユニークな製品に
メインメモリ容量や内蔵ストレージ容量が異なる3モデルをラインナップしており,税込価格は以下のとおり。ONE-NETBOOK公式オンラインストアにて予約の受付を開始しており,2月20日までに予約すると,本体価格を10%引きとするほか,専用ケースとキーボードカバーが付属するキャンペーンを実施するという。
- メインメモリ容量:16GB,内蔵ストレージ容量:1TB,16万6000円(キャンペーン価格:14万9400円)
- メインメモリ容量:32GB,内蔵ストレージ容量:1TB,18万2000円(キャンペーン価格:16万3800円)
- メインメモリ容量:32GB,内蔵ストレージ容量:2TB,19万8000円(キャンペーン価格:17万8200円)
ONEXPLAYER 2は,約8.4インチサイズで,解像度2560×1600ドットの液晶ディスプレイを備えたタブレット型PCだ。ディスプレイの左右にゲームパッドを取り付けて,携帯型ゲームPCとして使うだけでなく,ゲームパッドを取り外した状態でもタブレット端末のように使えるのがポイントだ。
また,別売り(税込8980円)のキーボードカバーと組み合わせて,クラムシェル型ノートPCのようにもなる。
搭載CPUの「Ryzen 7 6800U」は,「Zen 3+」世代の8コア16スレッド対応モデルだ。統合GPUは,RDNA 2ベースの「Radeon 680M」で,ゲームでも高い性能を発揮するということで,携帯型ゲームPCでお馴染みだ。
ONE-NETBOOK製品に限らず,最近の携帯型ゲームPCでは,スペックの高さを背景として,ゲーム以外の用途にも活用できる点をアピールするケースが増えた。ONEXPLAYER 2では,そのアピールをさらに強めているようだ。
確かにゲームパッドを取り外したONEXPLAYER 2は,片手で持てるサイズに収まっており,場所を取りにくい。外部ディスプレイやワイヤレスキーボード,マウスと組み合わせて,デスクトップPC風に使っても違和感があまりなさそうだ。
縦持ちで使いやすいのもONEXPLAYER 2の見どころと言えるだろう。これまでの携帯型ゲームPCでも,縦に持って使おうと思えば使えたかもしれないが,現実的ではなかった。Webサイトや電子書籍の閲覧といった用途では,縦持ちのほうが圧倒的に見やすい。
MicrosoftのSurface Penといった一般的なスタイラスペンによるペン入力にも対応しているので,手書きでのメモ取りにも使えそうだ。
さまざまな用途への対応を行う一方で,ONEXPLAYER 2は,ゲーム向けの機能も強化している。たとえば,ゲームパッドのアナログスティックは,ONE-NETBOOKが独自にソフトウェアの最適化を施しており,スティックのデッドゾーンを極力減らしたそうだ。さらに[LT/RT]トリガーボタンのセンサーに,磁気ホール式センサーを採用することで,高い耐久性を実現したという。
PC本体とゲームパッドは,フックと磁石によって固定する方式で,少し大げさに動かしてもぐらつくことはなかった。ポゴピンを使った有線接続なので,入力の遅延もほとんどないようだ。なお,展示はなかったのだが,ONEXPLAYER 2には,専用アダプタが付属しており,左右のゲームパッドを専用アダプタに取り付けることで,単体のワイヤレスゲームパッドとして使うこともできるという。
ONEXPLAYER 2は,初代「ONEXPLAYER」と比べると,本体サイズが大きくなっており,搭載する内部パーツもグレードアップしたとのことだ。一例を挙げると,従来製品と比べて大型のスピーカードライバーを搭載している。このスピーカードライバーは,音響メーカーのHARMAN Internationalが最適化をしたもので,出力が向上したそうだ。
このほかにも,内蔵バッテリー容量が初代ONEXPLAYERの15300mAhから,17100mAhに増えたのもポイントだ。ONE-NETBOOKの検証によると,フレームレートを30fpsに制限したり,CPUのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)を15Wに下げたりといった調整を行ったうえで,ゲームで3時間以上,動画再生で8時間以上のバッテリー駆動が可能になったという。
ONEXPLAYER 2は,これまでの携帯型ゲームPCの枠を超えた製品となっている。ゲームのためだけでなく,ほかの用途にも使える小型PCがほしいという人にとって惹かれる部分があるだろう。
ONE-NETBOOKのONEXPLAYER 2製品情報ページ(英語)
ONE-NETBOOK日本語公式Webサイト
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