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8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から
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印刷2021/06/29 17:25

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8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

 2021年6月29日,テックワンは,ONE-NETBOOK Technology(以下,ONE-NETBOOK)が開発するゲーマー向け小型PC「ONEXPLAYER」を8月下旬に国内発売すると発表した。本日よりONE-NETBOOK公式ストアにて予約を開始する。

ONEXPLAYER
画像集#001のサムネイル/8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

 搭載CPUや内蔵ストレージ容量が異なる計5モデルをラインナップしており,それぞれのスペックと税込の直販価格は以下のとおり。

  • ONEXPLAYER スタンダードエディション(512GB):Core i5-1135G7,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量 512GB,通常価格14万6300円,先行予約価格13万1670円
  • ONEXPLAYER スタンダードエディション(1TB):Core i5-1135G7,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量 1TB,通常価格15万1800円,先行予約価格13万6620円
  • ONEXPLAYER プロエディション(1TB):Core i7-1165G7,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量 1TB,通常価格16万6100円,先行予約価格14万9490円
  • ONEXPLAYER アルティメットエディション(1TB):Core i7-1185G7,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量 1TB,通常価格19万8000円,先行予約価格17万8200円
  • ONEXPLAYER アルティメットエディション(2TB):Core i7-1185G7,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量 2TB,通常価格23万9800円,先行予約価格21万5820円

 ONEXPLAYERは,液晶ディスプレイの左右にゲームパッドを組み込み,キーボードは省略したスレート型のゲーマー向けPCだ。2021年5月にIndiegogoにてクラウドファンディングキャンペーンを実施(関連記事)して話題となった。

 ONEXPLAYERの特徴してまず挙げられるのは,約8.4インチという小型PCのなかではとりわけ大きなディスプレイを採用する点だ。解像度は2560×1600ドットとかなり高精細で,タッチ操作にも対応する。
 競合製品となる「GPD WIN 3」や「AYA NEO」と比べても,画面サイズが一回り以上大きく,テックワンは「携帯ゲーム機史上最大画面」とアピールしていた。

約8.4インチサイズの大画面ディスプレイを採用
画像集#002のサムネイル/8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

 大画面ディスプレイを採用していることもあってか,公称本体サイズが280(W)×130(D)×21(H)mmと大きいうえ,公称本体重量が約820gと,小型PCとしてはかなりの重量級なのが気になるポイントだ。ONE-NETBOOKによると,ONEXPLAYERの筐体は,持ちやすさを重視して設計したそうである。グリップしやすい形状や,滑りにくく手になじみやすい塗装を採用することで,大きな筐体でも保持できるという。

持ちやすい筐体を目指して,3Dプリンタでの成形や塗装のテストを繰り返したという
画像集#003のサムネイル/8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

背面の左右端は指をかけやすい形状になっている。また,表面塗装はマット加工のような質感で,肌触りがしっとりとしている。なお,本体中央上側にあるシールは,電源ボタンの位置を示すものだ
画像集#004のサムネイル/8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

 また,筐体の背面にキックスタンドを備えており,手で支えなくても自立する。別売りの専用キーボードカバー(税込9680円)と組み合わせて,一般的なノートPCのように利用することも可能だ。

背面にキックスタンドを備える
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別売りの専用キーボードカバーと組み合わせて,ノートPCのような使うこともできる
画像集#006のサムネイル/8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

 ディスプレイの左右に組み込まれたゲームパッドは,本体の左奥に左アナログスティック,右手前に右アナログスティックを備えたXbox純正ゲームパッド風のレイアウトを採用する。

ONEXPLAYERは,Xbox純正ゲームパッド風のレイアウトを採用する。各ボタンのストロークは深めであるのが特徴だ
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大きめのトリガーボタンはアナログ入力に対応する
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 ONE-NETBOOKによると,同社製の小型ゲームPCでゲームパッドを標準搭載する製品は,ONEXPLAYERが初めてということもあり,慎重に開発を進めたという。アナログスティックやD-Pad,[X/Y/A/B]ボタンは,通常のゲームパッドと遜色ない大きさでストロークも深めの調整となっており,[L2/R2]のトリガーボタンはアナログ入力に対応する。
 このほかにも,デスクトップ画面を呼び出したり,Windows 10のスクリーンキーボードを起動したりする独自のショートカットキーも搭載する点もポイントだ。

ゲームパッド部分の概要。
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 スペック面では,CPUにノートPC向け第11世代Coreプロセッサを採用するのが見どころだ。第11世代Coreプロセッサの統合型グラフィックス機能である「Iris Xe
Graphics」によって,大作ゲームも快適にプレイできるというのがONE-NETBOOKの主張だ。

ゲームにおける性能は,ONEXPLAYERの製品情報ページでも公開している。具体的な画質設定は不明だが,解像度1280×800ドットで多くの大作ゲームを60fps前後でプレイできるという
画像集#009のサムネイル/8.4型ディスプレイを搭載した小型ゲーマー向けPC「ONEXPLAYER」の国内予約が始まる。価格は税込13万円台前半から

 また,第11世代Coreプロセッサの採用により,2基のUSB 4.0ポートを備えており,外付けディスプレイや外付けGPUボックスとの接続にも対応可能だ。

インタフェース類は本体奥側にまとめられている。2基のUSB4ポートに加えて,USB 3.0 Type-Aポート,microSDカードスロット,4極3.5mmヘッドセット端子を備える
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外部ディスプレイや外付けGPUボックスといった周辺機器との接続にも対応する
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 ONE-NETBOOKが新たに投入するONEXPLAYERは,大画面ディスプレイとゲームパッド部分の品質で,競合製品との差別化を図った製品と言えよう。最も安価なモデルでも,価格は税込13万1670円と決して安くはないものの,小型ゲームPCでも,高いスペックと広めの画面でゲームをプレイしたいというゲーマーにとっては,目を惹く製品かもしれない。

ONE-NETBOOKのONEXPLAYER製品情報ページ

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