プレイレポート
アーケードカードゲーム「機動戦士ガンダム アーセナルベース」独占先行レポート。MSとパイロットのカードを組み合わせた,駆け引きが楽しめる
これまでにゲームの概要とコンセプトPVが公開されていたが,ゲーム内容については明らかになっていなかった。今回4Gamerは開発中の本作を遊ぶ機会を得たので,レポートしていこう。
本作でプレイヤーはモビルスーツ部隊の指揮官となり,相手戦艦の打倒を目指す。1プレイは200円を予定しており,コインを投入するとモビルスーツやパイロットのカードが必ず1枚払い出される仕組みだ。
カードは筐体内でのオンデマンド印刷ではなく,あらかじめ印刷されたものが出てくる形式。レアリティは下から順に「COMMON」「RARE」「MASTER RARE」「PERFECT RARE」の4段階が存在しているが,COMMONでもカードが光っており,PERFECT RAREともなると機体名や能力表示などが箔押しされ,輝いていて高級感がある。
カードをスリーブに入れても読み込んでくれるため,大切な高レアリティカードのを扱う際も安心だ。
カードの裏にはモビルスーツなら全高や重量,武装,スキル,パイロットなら年齢や所属といったデータが記載されており,それに加えてフレーバーテキストもある。
特に目を引くのがフレーバーテキストで,この手のカードにありがちなパイロット本人の名台詞やキャッチコピーではなく“周囲の人々がそのモビルスーツやパイロットについて語っている”いるのが面白い。例えばガンダムのカードであれば,“ガンダムが持つ戦艦並みのビーム砲に怯えるジオン兵の発言”が記されている。戦場で無数の人々が入り乱れる群像劇としての側面が強調されており,新しいカードを手に入れていろいろなフレーバーテキストを確認したくなる。
プロモーションカード「ガンダムAGE-1 ノーマル」。カードのさまざまところが光る |
裏面。フリットではなく,ディーヴァ乗組員の証言がフレーバーテキストになっている |
PERFECT RARE |
MASTER RARE |
RARE |
COMMON |
カードは,5機のモビルスーツ+5人のパイロットの合計10枚でデッキを編成し,筐体に読み込ませる。読み込み部分は5×2列になっていて,上段にモビルスーツ,下段に搭乗させるパイロットのカードを配置していく。
ゲームルールは一般的なRTSをベースにしており,相手の母艦を破壊すれば勝利,自軍の母艦が破壊されると敗北となる。プレイヤーは時間経過で増加する「コスト」を支払い,モビルスーツを出撃させ,相手の母艦や拠点を攻めていく。
コストはモビルスーツの出撃以外にも,「アビリティ」の発動のために使用でき,時間で増加する「SPゲージ」を使うとさらなる超大技「戦術技」も使用可能になる。
RTSは刻々と戦局が移り変わるため,操作が忙しいというイメージを持つ人もいると思うが,本作はそうではない。モビルスーツは搭乗パイロットの「タイプ」に応じて自動で行動するため,プレイヤーが指示するのは,モビルスーツの出撃ポイントと,アビリティや戦術技の実行だけと非常にシンプルなのだ。
また,アビリティや戦術技が発動した際に,戦場の時間が止まって演出が入るのも特徴だ。演出中に次の一手を考える余裕があるため,一般的なRTSよりも戦局を頭の中で整理しながら戦える。
モビルスーツとパイロットのタイプについても説明しよう。本作では,同じモビルスーツであっても,乗せるパイロットのタイプで行動が変化する。パイロットのタイプは「殲滅」「制圧」「防衛」の3つがあり,殲滅ならモビルスーツを優先して攻撃し,制圧は母艦や拠点を優先して狙い,防衛だと出撃したエリアを中心に拠点を防衛する。プレイヤーはこれらの特徴を理解し,デッキ編成や出撃タイミングを的確に指示していく必要があるのだ。
例えば,デッキ編成が殲滅タイプのパイロットばかりだと,敵母艦を攻撃する際に近くの敵モビルスーツに釣られて攻撃がうまくいかないといった事態が発生することがある。かといって制圧タイプのパイロットばかりを出撃させても,相手に殲滅タイプや防衛タイプをぶつけられたらひとたまりもない。直接モビルスーツを動かせないだけに,状況の見極めや戦術眼が大切になるというわけだ。
そして,モビルスーツにも接近戦を得意とする「近距離」,遠くから戦える「遠距離」,移動が速い「機動」の3タイプが存在する。
アビリティや戦術技も,ド派手な攻撃を繰り出すものから僚機を召喚するものまでさまざまだ。ガンダムはアニメ第1話を彷彿とさせるモーションで斬りかかったり,ユニコーンガンダムはデストロイモードになってビーム・マグナムを撃ったりと,原作を再現した演出がカッコイイ。
パイロットによって優先する攻撃目標を定め,攻撃能力はモビルスーツで決める。この組み合わせによりさまざまな戦術を考えられるのが本作の面白いところだ。
例えば,ジムは任意の地点を指定して攻撃できる「支援砲撃」のアビリティを持つが,機体のスペックが低いため,殲滅や制圧タイプのパイロットを乗せた運用をすればすぐにやられてしまう。しかし,防衛タイプのパイロットを乗せて戦場後方に出撃させれば,安全な後方からアビリティで砲撃できる。
ほかにも,機動タイプのモビルスーツに制圧タイプのパイロットを乗せ,相手母艦に電撃戦を仕掛けたり,遠距離タイプのモビルスーツに防衛タイプを乗せて粘り強く防衛させてみたりと,思いついた戦術をいろいろと試してみたくなる。
もちろん,三日月を元祖ガンダムに乗せたり,ディアッカにガンキャノンを任せたり,ネオ・ジオンのギルボアを,怨敵連邦に与するユニコーンガンダムに乗せるといったことも可能だ。
ただし,出撃に必要となるコストは,モビルスーツとパイロットの合計となるため,あまり高コストの組み合わせばかりにしてしまうと,誰も出撃できない場面も起きてしまう。
鋭意開発中という「機動戦士ガンダム アーセナルベース」だが,パイロットとモビルスーツの組み合わせてデッキ構築をする楽しさと,的確な状況判断が重要になるストラテジーゲームの面白さは十分に感じられた。物理カードも綺麗で収集したくなる作りで,正式稼働が楽しみだ。
現在「機動戦士ガンダム アーセナルベース」では,プロモーションカードの配布や,「特製スターターキット」がもれなくもらえるキャンペーンなど,正式稼働に備えてさまざまな事前キャンペーンが行われている。気になる人は以下の公式Twitterの引用や公式サイトを確認しよう。
「#トライエイジ」ICカード登録キャンペーンは現在も登録受付中!
— 【公式】機動戦士ガンダム アーセナルベース (@gundam_ab) April 28, 2021
ICカード情報を登録して,アーセナルベースで使える「ユニコーンガンダム」プロモカード&デジタルアイテムをGETしよう!
※最終階級情報は登録時点のものではなく5/31 23:59時点のものを参照します。
詳細?https://t.co/KstjPsjET1 pic.twitter.com/lt6b0Fx1RD
?特製スターターキット
— 【公式】機動戦士ガンダム アーセナルベース (@gundam_ab) May 6, 2021
二次応募受付スタート!?
稼働後使用できる「特製スターターキット」を応募者全員にプレゼント!
(なくなり次第終了&6月下旬以降順次発送)
応募はこちら?https://t.co/KstjPsjET1
応募受付再開&応募締切を6月6日(日)まで延長!ぜひこの機会にお友達にも紹介しよう! pic.twitter.com/J79onEuy3f
?特製スターターキット
— 【公式】機動戦士ガンダム アーセナルベース (@gundam_ab) May 6, 2021
二次応募受付スタート!?
稼働後使用できる「特製スターターキット」を応募者全員にプレゼント!
(なくなり次第終了&6月下旬以降順次発送)
応募はこちら?https://t.co/KstjPsjET1
応募受付再開&応募締切を6月6日(日)まで延長!ぜひこの機会にお友達にも紹介しよう! pic.twitter.com/J79onEuy3f
「機動戦士ガンダム アーセナルベース」公式サイト
- 関連タイトル:
機動戦士ガンダム アーセナルベース
- この記事のURL:
(C)創通・サンライズ (C)BANDAI