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Ubisoft EntertainmentとLucasfilm Games,「スター・ウォーズ」の世界を舞台にしたオープンワールドゲームの制作を発表
Lucasfilm Gamesの公式発表
Ubisoft Entertainmentの公式発表
タイトルやジャンルなど,ゲームの詳細については発表されていないものの,新たな「スター・ウォーズ」ゲームの開発は,Ubisoft傘下のMassive Entertainmentが担当するという。スウェーデン南部のマルメに本拠を置くMassive Entertainmentは,「ディビジョン」シリーズで日本のゲーマーにもよく知られたデベロッパであり,新作は,同社のベテランであるマネージングディレクターのデイヴィッド・ポルフェルト(David Polfeldt)氏と,クリエイティブディレクターのジュリアン・ギャリティ(Julian Gerighty)氏が開発チームを率い,「ディビジョン」シリーズでも使われたゲームエンジン「Snowdrop」の最新版を使用して,壮大なスター・ウォーズの世界を描くという。
発売予定時期も不明だが,現在,同社の求人ページでは,アーティストやプログラマー,ストーリーボードの制作者など,ゲーム開発が始まったばかりであることを示唆する多くの職種での求人が行われている。
昨日掲載した記事でもお伝えしたように,Lucasfilm GamesはBethesda Softworksとのコラボで「インディ・ジョーンズ」をモチーフにした新作ゲームの開発を発表している。Lucasfilm Gamesは,ゲームの開発は行わないものの,自ら保有する知的財産権を活用するために設立されたLucasArtsのゲーム部門だ(関連記事)。「スター・ウォーズ」のIPについては,LucasfilmがDisneyに買収された2012年の段階で,Electronic Artsと10年間におよぶ業務提携が結ばれていたことが知られていた。
しかし,2017年の「STAR WARS バトルフロント II」で実装されたルートボックスが問題となった際(関連記事),未成年のファンへの影響を懸念したDisneyが,販売の一時中止やシステムの変更などを求めたことから,EAとの間に溝ができ,それが今回のUbisoftとのコラボに結びついたとも想像できる。ただし,EAは海外メディアのVGCにコメントを出しており,同社とLucasfilm Gamesとの提携は今後も長きにわたって継続するとしている。
いずれにせよ,BethesdaやUbisoftといった大手メーカーとの提携を果たしたことで,Lucasfilmが過去に生み出してきたIPをモチーフにしたゲームの開発が加速するのは間違いない。今後も続くであろう新作発表を楽しみにしたい。
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スター・ウォーズ 無法者たち
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