プレイレポート
マネージャー業務に興味はありますか? アイドルマネジメントRPG「IDOLY PRIDE」プレイレポート
そして今回,新たに産声を上げるのが,QualiArtsから2021年6月24日に配信されるスマートフォン向けアイドルマネジメントRPG「IDOLY PRIDE」(iOS / Android)だ。プレイヤーはアイドル事務所のマネージャーとして,所属するアイドルたちの活動を支える役目を担う。本稿では,配信に先駆けて,一足先にマネージャーとしての業務を体験してきた模様をお届けしていく。
※本稿で使用している画面はすべて開発中のものです。
「IDOLY PRIDE」公式サイト
人気アイドルグループたちの新たな門出
まず,システムを紹介する前に説明しておきたいのが,本作のストーリー。TVアニメでは,関東郊外の星見市にある小さな芸能事務所・星見プロダクションに所属するアイドルグループ「月のテンペスト」と,「サニーピース」が,新人アイドルのトップを決定する「NEXT VENUSグランプリ」での優勝を目指し,一人一人がさまざまな壁にぶつかりながらも目標に向かって奮闘していく様子が描かれていた。
彼女たちが目標を達成したところで最終回を迎えたのだが,ゲームのストーリーはそのバトンを受け取った形で,TVアニメの最終話より数か月後の物語を描くところから幕が開く。
NEXT VENUSグランプリでダブル優勝を果たした月のテンペストと,サニーピースを抱える星見プロダクションは,業界からの注目度が上がり,それに比例するかのように仕事も増加していく日々。橋本さとみという新人マネージャーも星見プロダクションの一員に加わり,新たな日常へと歩み始めるのであった……!
■登場アイドル
ここまで,ストーリーの導入部分について触れてきたが,TVアニメ「IDOLY PRIDE」を見たことがないという人には「話についていけるだろうか」と,少し不安な気持ちを抱かせてしまったかもしれない。だが,そこは安心してほしい。なぜなら,ゲーム内では,TVアニメの物語を追体験できるストーリーも用意されているからだ。ゲームを進行していくとチェックできるようになるので,TVアニメ「IDOLY PRIDE」を見たことがないという人は必見。
アイドルたちを効率良くマネジメント
では,お仕事(※)から紐解いていこう。お仕事とは,アイドルの「元気」を消費することで実行できる。お仕事は,ファンとの交流を行う「ファンイベント」,アイドルの知名度を上げる「プロモーション」,疲れたアイドルを回復させる「リフレッシュ」(元気の回復)の3種類から選択可能だ。
ファンイベントとプロモーションでファンを獲得すると,ライブ時の集客に影響してくる。ファンには,アイドルを応援してくれているファンの人数を表した「ファン数」(多いほどライブに来てくれるファンの人数が増加)と,ファンの熱量を表した「コアファン率」(数値が高いとそのアイドルのファンの多くがライブに来てくれる)があるので,覚えておきたい。一方,消費してしまったアイドルの元気を回復できるのがリフレッシュ。いわゆる,アイドルの休暇というものだ。ほどよく,アイドルにもプライベートの時間を過ごさせてあげよう。
また,それぞれの効果とあわせて,お仕事の種類ごとにレッスンに必要な素材・レッスンピースや,ゲームを進めていくうえでプラスになるようなアイテムなどの報酬も手に入れられる。
※序盤はメインライブをクリアすることで,お仕事が開放されていく。
目当てのお仕事を決めたら,そのお仕事を担当してほしいアイドルを指定しよう。そうすると,お仕事が自動で進行される。
各アイドルには,お仕事をすることでレベルが上昇する「お仕事Lv」が設定されており,お仕事Lvに応じて元気の最大値がアップする。なお,元気は時間経過でも回復するが,お仕事の進行中や,お仕事を完了していない場合は回復できない仕組みになっている。
ここで特筆すべき点は,このお仕事が,ゲームを起動していないときでも時間経過で進行する「リアルタイム連動コンテンツ」であるということ。一度お仕事を開始したら,アプリを閉じている間でもゲーム内でお仕事が順調に進行されているのだ。多忙なマネージャーにとっては,非常に利便性の高い機能なのではないだろうか。
次に,加入させたアイドルの育成を行えるレッスン。ライブのスコアに大きく影響するアイドルのレベルは,お仕事で収集したレッスンピースを消費して得る経験値のほか,ライブが成功した際の経験値を得ることで上げられる。レベルが上がったアイドルは,パラメータの上昇,ライブを有利に進められる効果を持つライブスキル(※)の習得や強化,ストーリー(一部のアイドル)などが開放される。
※ライブスキルには,スペシャルスキル(SPスキル),アピールスキル(Aスキル),パッシブスキル(Pスキル)が存在する。
アイドルにはそれぞれ,SPスキルとAスキルにより多くのスコアを獲得する「スコアラー」,Aスキルによるスコア獲得とアイドルの能力強化をする役割の「バッファー」,ほかのアイドルのスコア獲得強化とスタミナ回復を補助する「サポーター」という三つの役割が設定されている。加えて,各アイドルの能力値は,ボーカル,ダンス,ビジュアル,スタミナの4種類で分かれているのも特徴的だ。ここでは深く記載しないが,挑戦するライブによってスキルの発動条件が異なっていたり,編成を整えていく必要があったりするので,ライブに本腰を入れたいというマネージャーは意識すべき項目かもしれない。
そして,育成したアイドルを編成して臨むライブ。基本的に操作不要のフルオートシステムが導入されているので,ライブ中は舞台の袖からアイドルたちの晴れ舞台を眺めているかのような感覚で見守るのも良し,ファンになった気持ちで見守るのも良し。楽しみ方は十人十色。
ストーリーの進行に関わってくる「メインライブ」は,難度ごとでエリアが分かれており,クリアするとストーリーが開放されたり,報酬をもらえたりする。しかも,このメインライブはアイテムを消費せずに挑戦できるライブとなっているので,クリアできなくとも何度でも挑めるという優しい仕様だ。
このほか,マネージャー同士で対戦し,獲得スコアで勝敗を競い合う「VENUSバトル」,報酬を獲得できる「デイリーライブ」や「ハイスコアライブ」といったライブも用意されているが,これらはゲームの進行に応じて開放されていく。
ライブに参加させるアイドルを組むユニット編成では,月のテンペスト,サニーピース,TRINITYAiLE,LizNoirのメンバーであるアイドルたちを,それぞれのグループの垣根を越える形で,5人1組で自由に編成可能だ。組み合わせは“約900万通り”あるとのこと。ちなみに,編成時には同名のアイドルも一緒に組めるが,ライブ中の映像ではほかのアイドルが代わりに登場するようなので,注意しておこう。あわせて,「フォト」や「アクセサリ」といったサポート的な役目を持つ装備をアイドルに装着しておくと,ライブ中に効果が発動する。装着できる枠は,アイドル1人につきフォトが四つ(アイドルのレベルに応じて変動)と,アクセサリが二つ。
どういった編成にしようか悩んでしまった場合は,能力値の高い順にアイドル,フォト,アクセサリが自動編成される「おまかせ」を選んでおくとよいだろう。もちろん,その時々のライブにも対応してくれるので,ライブでちょっとつまずいてしまったという場合にも推したい機能だ。
ユニットは三つまで保存しておくことができ,個々のユニットには自由に名前を付けられる。ファンを虜にするような自分だけのアイドルグループを作り上げて,本作の醍醐味であるライブに挑んでいってほしい。
お楽しみ機能でアイドルと急接近
本作において推しておきたいポイントはまだまだある。仕事やライブの様子を撮影できる「フォト機能」(撮影したフォトは“世界に1枚だけの装備アイテム”としても使用できる),担当アイドルのカードや,自分で撮影したフォトを設定できる「名刺」(QRコードも発行可能),毎月給料日にガチャで使用可能なダイヤがもらえる「給与明細」(1か月間のゲームのプレイ状況に応じて給料の支給額が変動),アイドルとの会話,衣装の着せ替えなどなど。
名刺には注力アイドルを3名まで設定できるが,ここはちょっと悩んでしまいがち |
ほ,本物の給与明細じゃないか! こ,この月は2回しか出勤していないのがバレてしまった…… |
なかでも,筆者が気に入ったのは,アイドルと「メッセージ」のやりとりをできる機能。マネージャーのもとには,アイドルから仕事の悩みや,相談などがメッセージとして届くのだ。決められたワードにはなってしまうが(2択などから選択),アイドルからのメッセージに対してマネージャー自身も返事を返せる。この行動に紐付いて,アイドルからのメッセージが変化することもあるようだ。メッセージを返していくと,より親密なメッセージが届いたり,ときには電話がかかってきたりすることも!?
しかし,ここで侮ってはいけないのが,このメッセージはスマートフォンのプッシュ通知をONにすることで,アプリを閉じている間もアイドルたちからのメッセージが届くようになるということだ。
本物のSNSアプリのように通知が表示される。一瞬,リアルのお友達かと思った…… |
既読の表記が付いたり,スタンプが送られてきたりと,メッセージ画面も本格的。メッセージを返すと,アイドルとの信頼度がUPする |
メッセージで何度かやりとりをしていたら,アイドル側から「電話をしたい」というご要望が! |
いざ,電話に応答すると……!? どんなお話があったのかは,マネージャーになったあなたへのお楽しみにしておこう |
ということで,星見プロダクションでのマネージャー業務の一部始終をお見せしてきたが,いかがだっただろうか。正直,どのシステムも奥が深すぎて,じっくり遊んでいるとどっぷり浸かってしまいそうになるほどだった。ライブに関してはとくにだ。高スコアを獲得するためには,ライブごとにユニットを編成する必要も出てくるので,高レア編成一辺倒では太刀打ちできない印象。ただ,言えることは,楽しみ方は人それぞれだということ。アイドルたちとわいわいコミュニケーションを取るだけでも,お仕事をしている様子を眺めているだけでも良いのだ。マネージャーが注力したことに対して,アイドルは必ず結果を出してくれる。
始めたては,チュートリアルが優しく教えてくれるほか,要所要所にTIPSも表示されるので,随時確認しながら進めていってほしい。
それでは,配信が開始されたら,「IDOLY PRIDE」でのマネージャーライフをお楽しみあれ。
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(C)2019 Project IDOLY PRIDE
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