プレイレポート
「ユージェネ」の生配信がVR環境で楽しめる「ユージェネ VR Live」を先行プレイ。真の「#ゼロ距離エンターテインメント」がここにあり
「ユージェネ」は,「LIVE×GAME」をテーマとするコロプラの最新作であり,ゲーム内では同社のVR・AR技術の結晶である「生キャラ(生きているキャラクター,通称アスタリスタ)」が毎日生配信を実施するという,言わば彼女たちの配信プラットフォームとしての機能を備えている。
ユーザーは生配信を通じてそんな「アスタリスタ」たちとの双方向コミュニケーションが交わせることに加え,本作のもう1つの軸となるアドベンチャーゲームパートが,ライブパートと相互に影響し合うことで生まれる「#ゼロ距離エンターテインメント」を享受できるという革新的なタイトルなのだが,ゲームの詳細については「こちら」の記事を参照してほしい。
今回新たに配信される「ユージェネ VR Live」は,そんな本作のライブパート「#(ハッシュ)ライブ」を,「Oculus Quest」や「Oculus Quest 2」を介したVR空間で楽しめる無料アプリだ。
本稿では,リリースに先駆けて開催されたメディア向け先行体験会の模様をもとに,本アプリの魅力をお伝えしていこう。
リアルライブの最前席も目じゃないゼロ距離っぷり!
VR視点で「アスタリスタ」たちの新たな魅力を発見
「ユージェネ VR Live」は,「ユージェネ」における「#ライブ」をVRで楽しめる「Oculus Quest 2」専用アプリだ。
本アプリ単体で起動した場合は過去に実施された「#ライブ」の見逃し配信のみが視聴ができ,「ユージェネ」のユーザーアカウントと連携することで生配信への参加も可能となる。
アカウント連携時には「エール」の収集状況やゲーム内通貨の「#のカケラ」「アスタジェム」などが同期されるため,「エール」の送信はスマホアプリ版と同様に行える。もちろん,チャットや「バズクラッカー」などの機能も搭載済みだ。
今回の体験会では,本作の登場キャラクターである「アスタリスタ」のうちの1人,“コズミ”こと「田中・コズミック・天(そら)」の生配信に参加できた。
VR空間で楽しむ「#ライブ」の最大の魅力は,なんと言ってもキャラクターとの“近さ”だろう。それも,ステージを間近で見守る臨場感……なんてレベルではなく,キャラクターのほぼ目の前まで接近が可能なのである。
会場で用意されていたのは最新機の「Oculus Quest 2」であり,2枚のディスプレイの解像度はそれぞれ1832x1920。リフレッシュレートは最大75Hzで駆動するとのことだったが,もともと「ユージェネ」自体のグラフィックスが高精細なおかげで,キャラクターの至近距離においても違和感や破綻は見受けられなかった。
また,装着者自身の動きにゲーム内の視点が追従してくれるおかげで,直感的な視点移動が可能なのも嬉しいポイント。
当然スマホアプリ版でもスワイプやピンチイン・アウトなどによるカメラ操作は可能なのだが,視点を動かしながらキャラクターのサイズ感を肌で感じられるのはVR視点ならではの体験だと言えるだろう。
「スマホの画面越しではわからなかったけど,実際のコズミってこのくらいの背丈なんだ」「アオリで眺めていると,まるで姪っ子と遊んでいるような感覚になるな……」などと,同じ空間を共にしたことで気付けた新たな発見が様々あった。
ちなみに視点移動については,「Oculus Quest 2」コントローラーのスティックを倒すことでも可能。例えば椅子に座った状態などでも,問題なく操作ができる設計となっている。
また,「#ライブ」中のゲームコーナーにおいてはコントローラーから伸びるポインタを使ってプレイできるので,これといった支障はなさそうだった。
そしてやはり,VRによる没入感がもっとも生きるシーンはライブコーナーをおいてほかにない。最前列の“神席”どころか,歌い踊る彼女たちを間近で鑑賞できる感動は筆舌に尽くし難く,まるでコズミが自分ただ1人のためにライブを開催してくれているかの如しである。
さらに「ユージェネ VR Live」のみに搭載された機能として,ライブ中はプレイヤーの手にペンライトが投影される。これにより,例えばレスポンスをもらいやすくなるなどのアドバンテージはなく,単なる視覚的効果に過ぎないのだが……VRユーザーの気分を盛り上げてくれる,ニクい仕掛けだ。
まるでカラオケのような距離感を楽しむもよし,リアル最前席に位置してブチ上がるもよし,舞台袖からステージを見守るプロデューサー的なロールプレイを満喫するもよし。VR視点ならば,どの角度から眺めても現実のライブさながらの臨場感を味わえる。
とくにコロナ禍でなかなか現場に足べないというドルオタ諸兄は,本アプリからライブコーナーを体感することで,きっと久方ぶりの充足感に包まれることだろう。
「ユージェネ VR Live」で次元の壁を超えたライブ体験を!
そんなわけでVRという性質上,非常に抽象度の高い紹介となってしまったのだが,少しでも「ユージェネ VR Live」の魅力が伝わっていれば幸いだ。
「ユージェネ」ユーザーは,一刻も早く「Oculus Quest 2」をお買い求めのうえ本アプリをダウンロードし,ワンランク上……もとい,1次元上の体験を味わってみてほしい。
またすでに「Oculus Quest 2」が手元にあるものの,ピンとくるタイトルがなく押し入れにしまったきりという方は,この機会に今一度引っ張り出してみてはいかがだろうか。そこから“「ユージェネ」沼”にハマりこんでしまう可能性は十二分にある。
なお,これは蛇足であるが……開発チームによると,VRユーザーの視点情報は「#ライブ」の出演者側には一切伝わらない仕様になっているとのこと。視聴者としての最低限のマナーは守りつつ,「#ゼロ距離エンターテインメント」空間に飛び込もう。
「ユージェネ」公式サイト
※本記事内で使用している画像には,配信中のアプリ版「ユージェネ」の#ライブを,開発中のVR版で視聴しているものも含まれています。
(C)COLOPL, Inc. STAR STUDIOS