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祝2周年! 今こそ「金色のコルダ スターライトオーケストラ」の世界に飛び込もう! 珠玉のストーリーと役立つ情報をまとめた大特集
コーエーテクモゲームスがサービス中の「金色のコルダ スターライトオーケストラ」(iOS / Android)が,本日(2023年2月24日)2周年を迎えました。本稿では2周年記念として,これまでの「スタオケ」の歩みを振り返る特集をお届けします!今からプレイを始める人も,お久しぶりという人も,現在展開中の新シリーズ「Secondo viaggio(セコンド ヴィアージョ)」まで一気に追いつける,お役立ちポイントも併せて紹介するのでぜひ最後までチェックしてください。
もくじ
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「金色のコルダ スターライトオーケストラ」公式サイト
「金色のコルダ スターライトオーケストラ」ダウンロードページ
「金色のコルダ スターライトオーケストラ」ダウンロードページ
「スタオケ」ってこんなゲーム!
まずは「スタオケ」のことを,さっくり解説! どんな体験ができるのか,基本の流れも見ていきましょう。
「スタオケ」はコーエーテクモゲームスの女性向けゲームブランド,ルビーパーティーによるスマートフォン向けゲームで,「金色のコルダ」シリーズの最新作にあたります。
「金色のコルダ」シリーズについて少しおさらいしますと,同シリーズはクラシック音楽に向き合う学生たちのドラマを描くシミュレーションゲームの作品群です。日野香穂子が主人公の「コルダ1・2」と,小日向かなでが主人公の「コルダ3・4」を主軸にファンディスク的立ち位置のタイトルや,携帯向けゲームなど複数のタイトルがあります。
いずれも個性光るキャラクターたちと恋愛,あるいは青春の物語を体験できるシナリオ,上質な音楽,コンサートに向けて練習を重ね,成長していく楽しさが,多くのファンを惹きつけています。
「コルダ」シリーズの魅力を受け継いでリリースされたのが,この「スタオケ」です。プレイヤーの分身である主人公は,これまでの「コルダ」シリーズと同様,横浜にある星奏学院の生徒です。彼女もヴァイオリンを弾きますが,大きく違う部分としては,世界一のオーケストラを作るため,コンミス(コンサートミストレス)として日本各地を巡り,メンバーを集めていくという点ですね。そして,国際オーケストラコンクールへの出場を果たすべく実績を重ね,ライバル楽団と高めあっていくことになります。
主人公以外の主要キャラクターは19人! それぞれ個性が際立っていますが,出身地や,学校ごとの特色も感じられるのがまた魅力です。学校ごとにハコ推しするプレイヤーも多し。
また,「コルダ1〜4」でおなじみの声優さんが声を当てているキャラクターも少なくありません。「コルダ1〜4」ファンの人は,声優さんの新境地とも言える「スタオケ」での意外な役柄に驚くかも。
そんな「スタオケ」の物語は,クエスト内の各ステージで演奏することで少しずつ開放されていきます。メンバーのカードを編成し,「路上ライブ」や「コンサート」で条件のスコアを満たせばクリア。
メインストーリーのほかにも,定期的にゲーム内イベントが開催され,毎回,読み応えのあるシナリオと,新規カードが配信されています。
なお,メインストーリー第1部は完結しており,2023年2月現在は,メインストーリーの続きを描く新シリーズ「Secondo viaggio」が展開中です。第1部はステージをクリアしていけばノンストップで読めちゃいますが,「Secondo viaggio」は期間限定イベント形式での配信です。開催期間外になっても,後から読むことができるのでご安心を。
★メインストーリー解放キャンペーン開催中! | |
内容 | 2nd Anniversaryキャンペーンの一環として、メインストーリー解放キャンペーンが本日2月24日(金)から3月24日(金)14:59まで開催中です。期間中、メインストーリーが該当クエストをクリアしていなくても解放されます。 |
注意事項 | ※本キャンペーンはまとめての解放となり、途中の話のみ読むことはできません。 ※メインストーリー第1章および「HARD」のストーリーは対象外です。 |
【ここまでのまとめ】
- 全国を巡りながらオケのメンバーを集めるストーリー
- 主要キャラクター19人。高校ごとのハコ推しも!
- クエストではカードを編成し,路上ライブで演奏
- メインストーリーの続きを描く新シリーズ「Secondo viaggio」が展開中
- 楽しいイベントが定期的に開催
「スタオケ」はここがオススメ!
概要だけでは「スタオケ」の魅力はすべて伝わらない……ということで,ここからは「スタオケ」が愛されている理由を列挙していきたいと思います。
キャラクターがイイ!
推しはいるけれども,主要キャラクターみんなが好き……。「スタオケ」にはそんなプレイヤーさんも少なくないと思います。シナリオには彼らの個性や長所,抱えているものが丁寧に描かれているので,それぞれに感情移入してしまうこと請け合いです(みんな違って,みんなイイ……)。青春も,ほのかな恋も
メインストーリーは国際コンクールを目指す,青春の物語。メンバーたちが時にぶつかりながらも,支え合う姿には,グッとくるものがあります。その一方で,キャラストーリーやイベントストーリーなどではキャラクターたちのコンミスへの好意が感じられる場面がしっかり用意されています。彼らは,スマホを抱えて転がりたくなるセリフを言いつつも,基本的には“みんなのコンミス”といった距離感をキープしているのが絶妙なのです。音楽が素晴らしい
ホーム画面などでのBGM,そして路上ライブなどで演奏する楽曲,ストーリーの合間に入る各楽器のフレーズには生演奏を使用している箇所も多く,作品への没入感をより高めてくれます。クラシック音楽をテーマにしている「金色のコルダ」シリーズならではですね。さらに,路上ライブで誰を編成したかによって,再生される楽器パートが変わる「ハーモニーメイクシステム」(HMS)も画期的。例えば,ピアノ担当の一ノ瀬銀河だけを編成すれば,その楽曲をピアノのソロで楽しめるということです。「メニュー」ボタンからオプションにいき,「クエスト」内にある「HMS」をSPECIALにすることで適用されるので,興味のある人は試してみましょう。
工夫のしどころがあるゲーム
路上ライブは,手札からカードを3枚選んでいくシンプルな操作。ですが,同じ属性やキャラクターで揃えるとスコアにボーナスがつくため,どの組み合わせを作るか,はたまた手札を交換するのかなどが腕の見せどころになってきます。難しすぎないけれど作業ではない,その塩梅がいいんです。プレイが手軽になりました
路上ライブはSランク以上の評価でクリアしたステージならば,「スキップチケット」で複数回を一気にクリアできます。イベントクエストなどでは重宝する機能です。演奏演出ありの場合でも,スピードを速くできる倍速機能もあるのでサクサク遊べます。また,ライブに必要な「スタミナ」の補給も,当初は1アイテムずつしか補給できませんでしたがまとめて行えるようになっています。歴代「コルダ」のあの人にまた会える
「スタオケ」では,「コルダ1〜4」に登場したキャラクターのその後の姿も拝めます。“伝説の演奏家”スカウトや交換所で,彼らのカードがゲットできるのです。彼らとの親密度を高めることはありませんが,カードストーリーを読むことができます。ここで気になるキャラクターができたら,原作をプレイしてみては。【スタオケはどんな人にオススメ?】
- 推しを開拓したい人,ハコ推ししたいタイプの人
- 丁寧なシナリオが好きな人
- 音楽が好き,質のよい音源を求める人
- ほどよく頭を使うゲームがやりたい人
- サクサクプレイしたい人
- 「コルダ」シリーズに推しがいる人
- 「コルダ」シリーズ未経験の人
「スタオケ」はシナリオがいい!
メインストーリー第1部の見どころ
ゲーム部分はスマホ向けに変身を遂げていますが,「スタオケ」は「コルダ」ファンの人からも,“「コルダ」らしさがある”,“キャラクター,シナリオがいい”という声が寄せられているようです。ここでは第1部の全9章をダイジェストでお届けします。ネタバレになりますので,未読の人はご注意ください。なお,このコーナーのあとには,プレイのコツをまとめたお役立ち情報を掲載しています。
第1章 木蓮館へようこそ
音楽科があることで知られる星奏学院。その普通科の2年生である主人公は,幼いころにコンサートで聴いた“月城 慧”のヴァイオリンに憧れて,学内のオーケストラ部の門をたたくが,普通科ということで断られてしまった。そんな折,指揮者の“一ノ瀬銀河”に「世界一のオーケストラを作ろう」と声をかけられる。彼は,主人公が幼いころに交流のあった人物で,かつては期待の若手指揮者だった。
それが今回,日本オーケストラ協会による学生オーケストラの指揮者を任され,「スターライトオーケストラ」を“再出発”させることになったという。以前のスタオケは実力のあるオケだったが,グランツ交響楽団にメンバーが引き抜かれ,解散してしまったという。
銀河の言葉に後押しされた主人公は,ヴァイオリンを弾ける同級生の“九条朔夜”とともに新生スタオケを立ち上げることに。オケのコンミスとして,まずはメンバーを探しながら星奏学院の講堂でのコンサート成功を目指す。
だが,旧スタオケのメンバーであった,ヴィオリストの“竜崎疾風”は,スタオケの再出発に否定的だった。彼にとってスタオケは大切な場所だったようで……。
コンサートの宣伝も兼ねて路上ライブを重ねるうちに,音楽科の生徒がヴィオラを弾いてくれることになったが,本番当日にドタキャンされてしまう。だが,それを知った竜崎が駆け付け,見事に弾いてくれたおかげでコンサートは成功を収める。また,これがきっかけで竜崎も新生スタオケを認め,加入してくれることに。
第2章 根性キメて走れるか?
スタオケの次なるステージは茨城の水戸。ここでコンサートを開けることになり,下見に訪れた一行は,荒れたライブハウスの中でトランペットを吹く青年に出会う。その音に魅せられたコンミスは,彼をスカウトすべく,彼が通っているであろう常陽工業高校を訪ねる。“常陽”では,生徒会長である“刑部斉士”が出迎えてくれた。彼は旧スタオケのトランペットのリーダーで竜崎が尊敬する人物でもあった。彼と,例のトランペットの青年“桐ケ谷 晃”をスカウトするものの,2人は難色を示す。食い下がるコンミスに,桐ケ谷は「水戸でのコンサートを成功させたら」という条件を提示するが……。
路上ライブに励んでいたある日,地元ヤンキー集団「ウロボロス」のリーダーでもある桐ケ谷は,彼を敵対視するチームに狙われ,ピンチに陥る。そこへ,コンミスの知らせを受けた刑部が駆け付けたことで,大事に至らずに済んだ。
この事件をきっかけに,2人は「ウロボロス」の所属だったが,刑部はそのことを伏せていたと明かしてくれる。そのうえで,刑部は自分たちを「コンサートのメンバーから外したほうがいい」と提案。彼の実家は任侠であるため,迷惑がかかるだろうと言うのだ。
彼の予測どおり,コンサートの主催側から“問題がある生徒”がいると指摘され,出演が危ぶまれる事態に。コンミスは刑部たちと演奏することを選び,コンサートは白紙になったが,成宮らの助力により,あの桐ケ谷と出会った廃れた店でコンサートを開くことに。
桐ケ谷と刑部の思い出の場所でもあるステージで,ともに見事な演奏を見せたスタオケ。コンサートは大成功し,約束通り桐ケ谷と刑部がスタオケに加入する。
第3章 漆黒の覇者
国際コンクールの選考説明会にて,合同演奏会の課題曲が発表される。その楽曲にはもっと演奏者が必要ということで,スタオケは星奏学院の音楽科からエキストラを募ることに。そのなかには音楽科の“香坂 怜”の姿もあった。多くのエキストラ希望者がスタオケの男性陣狙いの一方で,香坂はコンミス目当てだと言うが……?そんなある日,横浜の街中で月城と遭遇する。どうやら多忙なスケジュールから抜け出してきた様子。彼はいい機会だからと,コンミスに星奏学院を案内させ,スタオケの本拠地である木蓮館へと足を運ぶ。彼の目的はスタオケの敵情視察だったようだ。ちょうどそこへ朔夜が訪れるが,月城を見た瞬間,張り詰めた空気に……。朔夜は月城に煽られても,嵐が過ぎるのを待つような態度を示す。
そんな事件の後,コンミスが浮かない顔をしていると香坂が話しかけてくれる。彼女は以前,グランツに在籍していたという。楽団は徹底した実力主義で,そこでの息の詰まるような日々が遠因となり,月城に除籍を言い渡されたとのこと。それ以来,もうオケには入らないと思っていたそうだが,スタオケの演奏を聞いて考えが変わったようだ。
そして迎えた合同演奏会当日。圧倒的なグランツの演奏に萎縮してしまうオケが続出するなか,コンミスは銀河の言葉のおかげで,いつもの演奏をすることができた。その演奏により,月城も彼女に一目置くようになったようだ。
第4章 Twinkle Double Star
クラシックアイドルユニット「ポラリス」の話題がきっかけとなり,彼らが出演する浜松の音楽祭に出かけたスタオケメンバーたち。彼らのコンサートの鑑賞後,偶然にもポラリスの伴奏を務めた演奏者が怒って出ていくところに居合わせる。引き止めようとしていたポラリスのマネージャーである寺坂さんに事情を聞くと,これまでにも同じようなことがあり,もう伴奏を頼めるツテがないという。そこでスタオケは知名度アップも兼ねられると,バックバンドに名乗りを上げる。そうしてポラリスの2人,“弓原 凛”と“榛名流星”と対面するが,コンサートでの天使のイメージと180度異なる態度で……。だが,2人にも路上ライブに参加してもらったり,アイドルのレッスンを見学したりするうちに,彼らが音楽に対して真剣であることが見えてくる。
凛はポラリスに求められる“かわいい”を理解している一方で,別の魅力も打ち出していきたいと考えているらしく,楽曲の一部をかっこいい演奏スタイルにと提案する。しかし,流星はあえて求められているものに逆らう意味はないと反対する。話し合いは平行線になり,従来のようにかわいい演奏でいくことになったが……。
音楽祭のコンサートでは,なんと流星がかっこいい演奏をぶつけてきた。これには凛もスタオケも驚いていたが,流星の眼差しから,凛も覚悟を決める。そうして披露した新しいポラリスの一面はファンにも受け入れられ,コンサートは大成功のうちに幕を閉じた。そして,2人はそのままスタオケに加入してくれることに。
第5章 あの頃、僕たちは世界に届くと思った。
スタオケも少し知名度が上がったのか,宮崎のリゾート施設から,オープニングイベントで演奏してほしいとの依頼が舞い込む。さっそく現地に向かうと,レトロな遊園地の野外ステージからトロンボーンの音が聞こえてくる。吹いていた青年は日向南高校の生徒“赤羽拓斗”と言い,この遊園地でアルバイトをしているという。彼は昔,足を怪我したらしく,片腕に松葉杖をつけていた。拓斗に道案内をしてもらっていると,彼の友人“三上蒼司”と出会うが,スタオケがリゾート施設の関係者だと知ると,そっけない態度を取る。聞けば,リゾート施設の建設に伴い,もうすぐこの遊園地が閉鎖されてしまうという背景があった。
数日後,コンミスは野外ステージで拓斗,蒼司,そして遊園地の楽団長が演奏しているところに飛び入り参加する。だが,間の悪いことにホールマネージャーらが,いきなり客席を撤去し始める。これに憤ったのが蒼司だった。コンミスも彼らに反発するも,顔を覚えられていたようで,コンミス,すなわちスタオケが建設反対派に加担しているとして,コンサートへの出演を一方的にキャンセルされてしまう。
戻ってみんなに事情を伝えると,スタオケのステージマネージャーである篠森先生は,コンミスの行動をたしなめる。そのうえで,遊園地のステージでコンサートを行い,ホールマネージャーが悔しがるほどの成功をおさめてみせろと発破をかけるのだった。
拓斗と蒼司も加わり,コンサートに向けて練習や路上ライブを重ねていくが,蒼司が徐々に体調を崩し,しまいには倒れてしまう。コンミスは病院に付き添った際に,拓斗から蒼司の不調の原因を聞く。中学生時代,拓斗に怪我を負わせる事故を招き,バスケ選手としての未来を奪ってしまったことへの自責の念が,蒼司をステージ恐怖症にしてしまったようだ。
退院してもオケの練習に復帰しない蒼司を見かねて,拓斗は蒼司の家を訪れる。しかし,2階の自室から蒼司は降りてこないし,家族も留守で玄関は閉まっているときて,拓斗は蒼司の部屋のそばの庭木に上り出す。自由に動かせない足を抱えながらも,屋根の上に辿り着いた拓斗は,2人の思い出のメロンパンを差し出し,心の内を伝える。不可能を可能にしたような拓斗の木登りと,彼の率直な気持ちを目の当たりにした蒼司は,またステージに戻ることを決意するのだった。
遊園地のコンサートは立ち見が出るほどの大盛況。ステージへの恐怖を拭い,一歩踏み出した蒼司と,温かな思い出を胸に奏でる拓斗。2人の音色が重なった演奏は拍手喝采,花火大会の打ち上げ花火もフィナーレに彩を添えていた。
終演後,横浜に戻ったコンミスのもとに宮崎からたくさんの写真と手紙が届く。それと時を同じくして,木蓮館には拓斗と蒼司の姿があった。
第6章 夏だ! リゾートだ! 合宿だ!!
メンバーも増えてきたスタオケは,ここで絆を深めるために沖縄合宿をすることに。メンバーは宿泊施設となった校舎で寝泊りしながら,練習とレジャーに精を出す。だが,銀河がこの校舎で幽霊が出たと言い出して……?幽霊の存在を突き止めようと校舎を調査してみると,そこには地元の今帰仁高校に通う“南 乙音”という青年がいた。彼は度々この校舎でファゴットを演奏していたらしい。乙音はこの離島唯一の学生であり,所属する部活も彼1人だけで,合奏に憧れているという。そこで,スタオケが合宿する間,乙音にも演奏に加わってもらうことに。
乙音のまとう島人らしい柔らかな空気が,コンクールの予選を前にピリつくメンバーを和ませ,いつの間にか欠かせない存在になっていく。そんな乙音のために,スタオケメンバーは島民を招いてコンサートを開こうと企画する。コンサートの開催は,合宿の最終日。乙音はコンサートを楽しみにしている反面,それが終わればスタオケは島を去ってしまうことを寂しく思っているようだ。
コンミスは乙音をスタオケに誘ってみるが,祖母を置いて島を出ることはできないと言う。コンサート当日,乙音は残された合奏の時間を噛みしめるように演奏するのだった。
スタオケが島を発つ朝,またの再会を約束しながら,乙音はメンバーたちの乗ったバスを見送る。そこへ,おばあが乙音の荷物を持ってやってきて……。また,コンミスもバスから降りて戻ってくる。
「島の外を見てきな」という,おばあの激励を受け,乙音はコンミスとともにバスへと乗り込むのだった。
沖縄から戻ったスタオケメンバーは,コンクールの予選へと臨む。予選会場では,メディアに囲まれる月城の姿があった。彼はインタビューのなかで,ライバルとなりうる楽団としてスタオケの名を挙げていたが……?
予選での演奏は合宿での成果もあり,上々の出来で,無事に選考に残ることができた。当然,グランツも予選を通過。月城は,12月の本選でスタオケと競うことを楽しみにしていると言う。先ほどのライバル宣言も冗談ではなかったようだ。
第7章 紅に染まる古都
秋が深まってきたころ,スタオケは京都芸術ホールのこけら落とし公演に出演することになる。まずは京都散策を楽しむメンバーたち。コンミスは紅葉の名所で聞こえてきたクラリネットの音に誘われ,美しき青年に出会う。彼は羽織っていた着物をコンミスに貸し,連れの青年に呼ばれると,名乗らずに去っていった。滞在するホテルに戻り,この出来事をみんなに話すと,クラリネットの君は“御門浮葉”だろうという。彼はクラシック界の重鎮の子息であり,鷹峯高校に通っているとのことで,コンミスは着物を返しに向かう。校門では,御門家の書生だという“鷲上源一郎”と会うことができ,御門の屋敷へと案内される。
快く迎えてくれた御門は,世間話の流れで,源一郎はオーボエ奏者であること,そしてスタオケのファンだと教えてくれる。それならばと,コンミスは源一郎と御門をスカウトし,2人はこけら落とし公演までスタオケに加わってくれることになった。
ある時,コンミスが御門家に立ち寄ると,グランツの団員である“堂本大我”が現れる。彼は,御門に大手企業のリーガルレコードの演奏者として契約するように迫るのだった。
御門の家は名門であったが,彼の父親が盗作疑惑でクラシック界を追われ,失意のままに亡くなってからは経済的にも厳しいようだ。そんな事情を教えてくれた成宮は,自身の家業であるリーガルグループ,そして実姉でありリーガルレコードの社長・成宮小百合の非情なやり方に疑問を抱いているようだ。さらに,かつて期待の若手として活躍していた銀河を使い潰したのも,リーガルであったと言う……。
御門自身は,家が滅ぶことを受け入れ,何もかも手放すつもりでいるようだが,コンミスとの演奏で楽しさを自覚してしまってからは,彼のなかで変化が起きていた。
こけら落としのコンサートでは,御門も源一郎も満足のいく演奏ができたようで,打ち上げパーティーでも笑顔を見せてくれる。そのうち,御門は源一郎を伴って席を外し,その先でリーガルレコードと契約し,グランツに加入することを明かす。また,その契約には源一郎は含まれないという。源一郎は,例えステージに上がれなくなっても御門についていきたいと願うが,御門は彼の頬を叩き,破門を言い渡すのだった。
第8章 雪空のアクアリウム
御門のグランツ加入にショックを受けた源一郎とコンミスは,なかなか立ち直れずにいた。コンミスは,より一層グランツを意識して練習に打ち込むばかりか,公演先の札幌でも空回り。そのせいで現地のエキストラを交えた練習では,コントラバスの“笹塚 創”からダメ出しを食らい,帰られてしまう。それをフォローしてくれたのは,彼と同じラザルス学院に通う,ヴァイオリンの“仁科諒介”だった。仁科はコンミスを連れ出し,彼らが出演するクラブへと案内する。2人は「ネオンフィッシュ」という名のテクノユニットを組み,活動していたのだった。バッハとテクノを融合させたりと,自由な表現をする彼らにコンミスは興味を抱き,2人をスタオケに勧誘したいと望むようになる。
しかし,仁科は協力的なものの,笹塚の気持ちはなかなか動かない。それでも諦めないコンミスに,笹塚は,「コンミスのバッハがもっと面白くなればそれでいい」と言い放つが……。
そこから路上ライブや食事など,彼らと共に過ごす時間が増えたことで,互いの理解が深まっていく。そんなある日,コンミスはネオンフィッシュが出演するフェスに同行することに。そこで彼らのステージにサプライズで参加したりと楽しいひとときを過ごしたが,その帰り道,車のトラブルで近くのオートキャンプ場にて車中泊をすることなる。
せっかくだからと,外に出て満天の星空を見上げる3人。そこでコンミスは,札幌に来たばかりのときには忘れかけていた,スタオケの原点に立ち返ることができた。「世界一のオケを作る」,そんなコンミスの夢を笹塚は面白いと感じてくれたようで……。
コンサート当日は,コンミスだけでなく仁科も晴れやかな顔をしていた。あの車中泊の明け方,仁科は笹塚にずっと聞けなかったことを聞けたらしい。実は,笹塚にはグランツからの勧誘が来ていたのだが,彼は仁科に何も言っていなかった。そのことが仁科の心にくすぶっており,そもそも「天才の笹塚がなぜ自分をユニットに誘ったのか」という疑問を抱かせるまでになっていた。
だが笹塚にとってはグランツよりネオンフィッシュのほうが面白いし,高みへ上るなら自分の力と仁科のヴァイオリンで上がってみせると言う。仁科が高い読解力を発揮するゆえに,笹塚はこれまで言葉にしなかっただけで,ユニット結成当初からその気持ちでいたようだ。2人がこうした会話ができたのも,コンミスとの出会いにより変化が訪れたからかもしれない。
第9章 スターライトオーケストラ!
笹塚と仁科を迎えたスタオケは,12月に行われる選考会本選へと突き進む。しかし朔夜はどこか物憂げな様子。街で見かけた彼を追いかけてみると,朔夜と月城の師であり,初代グランツを立ち上げた乃木監督の墓参りに行くところだという。そこで朔夜は乃木監督を慕っていたこと,だが監督の自由なやり方が協会に快く思われず,結果的にオケが崩壊してしまったことを話してくれる。また,乃木監督をグランツから追放したのも月城だったという。朔夜と月城のわだかまりは,こうした出来事が深く根ざしていたようだ。だが今,朔夜はスタオケで,当時のグランツで描いていた音楽の夢を見ているのだとも語ってくれる。
ついに迎えた本選当日,朔夜はこれまでの旅や,ステージに立つ喜びを乗せてヴァイオリンを奏でる。その思いはスタオケメンバーも同じで,最高の演奏を会場に響かせていた。
一方,グランツの月城は心臓の持病で変調をきたす。腹心の“巽 瑛一”が医師を呼ぼうとするのを押しとどめ,ステージに上がった月城は鬼気迫る演奏をするが,一瞬の乱れを見せてしまう……。
選考の結果,国際コンクール日本代表の座はスターライトオーケストラに決定する。発表のために舞台袖で控えていたコンミスは,あの月城のわずかな揺らぎが勝敗を分けたと悟ると同時に,王者と呼ばれた彼らもまた苦しいなか戦ってきたのだと思い至る。
敗北を喫した月城は,グランツから団員が離れていくことを覚悟していたようだが,誰一人として去る者はいなかった。団員たちに出迎えられた月城は,再び世界を目指すことを宣言するのだった。
パーティーがお開きになったあと,スタオケメンバーは横浜の港から見える景色を見ながら,これから広がる世界に思いを馳せていた。
目指すは,世界一のオーケストラ――
一気に新シリーズ「Secondo viaggio」へ!
プレイのお役立ちメモ
ここからは久々に「スタオケ」に戻ろうかな,これからプレイしてみようかなと思っている人に役立つテクニックをご紹介します。
どこから手をつければいい?
まずはメインクエストをプレイすることをオススメしますが,ログインしたらまず,ホーム画面右上にあるリストアイコンから,デイリーミッションの一覧をチェックしましょう。これらを達成していけば,すぐにゲームサイクルをつかめるはず。★2nd Anniv. 記念 無料10回+SSR1枚 スカウト実施中! | |
内容 | 2023年2月24日(金)〜3月24日(金)14:59の間、お1人1回ジュエルの消費なしで10回スカウトを行うことができます。本スカウトで獲得したスカウトPt10を消費して,特定のSSRカードと交換することができます。 |
クエストがクリアできない,SSSランクが取れない
クエストでスコアが条件に満たない場合のケースと,解決策をご紹介します。●編成しているカードの強化が足りない
「メンバー」ボタンから,「個人練習」でカードのレベルアップ,「二人練習」で各種スキルやステータスをアップするのが手っ取り早い強化方法です。覚醒でも能力がグッと上がります。
●観客数が最大にならない
路上ライブでSSSランクを獲得するには観客を最大まで集めたうえで,全員を満足させなければなりません。一部のクエストは,初期観客数が少なく,これを満たすのは少しコツが必要です。まずは,観客を呼べる「メロディボーナス」を狙います。
そもそもメロディを3枚揃えづらい場合は,あらかじめ,メロディスタイルを2つ持っているカードを編成するのがいいでしょう。フィルタ機能を使って「追加スタイル」のメロディにチェックを入れて絞り込み,ここから選んだカードを加えれば,山札にメロディの札が増えるわけなので,メロディを3枚揃えやすくなります。
●フィナーレゲージが足りない
SSSランクの達成には,フィナーレゲージが150%以上あることも条件になっています。フィナーレゲージは各スタイルボーナスを発動させるほか,ライブスキルでフィナーレゲージアップを持つカードを編成してみましょう。このスキルを持つカードを手札に加えて演奏すると,フィナーレゲージがアップします。
ジュエルが欲しい
「ジュエル」はスカウトを回したり,スタミナにあたるLPを回復させるために使ったりと何かと必要になるもの。でも,コツコツプレイをしていれば,意外と貯まるんです。ここでは,ジュエルの獲得方法をリストアップします。- 路上ライブやコンサートの課題をクリアする
- 路上ライブに時折現れる“批評家”を満足させる(ハートを満たす)
- 各種ストーリーを読む
- キャラクターの親密度アップの報酬として獲得
- 「二人練習」で親密度上限アップパネルを開放する
- 期間限定ミッションなどをクリアする
コインが足りない
カードの覚醒や強化をがんばっていると,コインが足りなくなりがちに。そんなときは,コインがたくさんもらえるご当地クエストの上級をプレイするのがおすすめです。また,クエスト内のポイント交換メニューで引き換えるのもお忘れなく。フレンドが欲しい
クエストでは他のプレイヤーさんのカードがゲストとして山札に1枚入りますが,ゲストがフレンドの場合,山札に4枚追加されます。つまりゲストの強いカードが使えるチャンスが増えるということ。そのため,フレンドがたくさんいるに越したことはないですが,なかなか申請してもらえない,あるいは申請してもオッケーが来ない場合もありますよね。ほとんどのプレイヤーさんはクエストの結果画面からゲストになった人にフレンド申請されるかと思いますが,編成時のゲストリストには,イベントの特攻がついているもの,レアリティとカードレベルが高いものから表示されるようになっています。フレンドを増やしたい人は,まずは1枚,覚醒を重ねてレベル100近くまでアップさせてみましょう。そのカードをプロフィールのサポートに設定しておけば,フレンドが見つかりやすくなるかも。開催中のイベントのカードもおすすめです。
「スタオケ」2周年特集,長編となってしまいましたが,ここまで読んでくださってありがとうございます。今後もぜひ一緒に「スタオケ」のアニバーサリーをお祝いしましょう!
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