スクウェア・エニックスHDが2024年3月期第2四半期の連結決算を発表。売上高は前年同期比5.3％増，営業利益は同33.4％減

　スクウェア・エニックス・ホールディングスは本日（2023年11月7日），2024年3月期第2四半期の連結決算を公開した。

　累計期間（2023年4月1日〜2023年9月30日）の連結業績は，売上高が1720億4600万円（前年同期比5.3％増），営業利益が173億3700万円（同33.4％減），経常利益が261億2400万円（同42.1％減），親会社株主に帰属する四半期純利益は166億2300万円（同57.9％減）となっている。

　セグメント別でみると，主力のデジタルエンタテインメント事業の売上高は1220億4600万円（前年同期比4.2％増），営業利益は155億2000万円（同36.9％減）。
　同事業の「HD（High-Definition：ハイディフィニション）ゲーム」については，6月22日にPS5向けにリリースした「FINAL FANTASY XVI」や，Nintendo Switch/PS4向けに発売した「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター版」などにより，前年同期比で増収に。MMO（多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム）については，前年同期比で減収となっている。
　スマートデバイス・PCブラウザのコンテンツでは，6月13日に「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」（iOS / Android），9月7日に「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS」（iOS / Android）のサービスを開始したが，既存タイトルの弱含みなどにより，前年同期比で減収となった。

　アミューズメント事業については，既存店の売上高が前年を上回ったことにより，売上高は284億9900万円（前年同期比10.2％増），営業利益は32億7900万円（同28.7％増）で前年同期比で増収増益となっている。

　このほか，出版事業は前年同期比で減収減益となったものの，全体として底堅く推移。ライツ・プロパティなど事業は，有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調だったことなどにより，前年同期比で増収増益となった。

　各事項の詳細についてはスクウェア・エニックス・ホールディングスのIR情報ページを参照してほしい。

スクウェア・エニックス・ホールディングス IR情報ページ