広告企画
【PR】キオクシアのSSD「EXCERIA」は,安定した性能でゲーマーにお勧めできるSSDの新たな選択肢だ
PCゲーマーにとって,SSDはCPUやグラフィックスカードと並んで重要なPCパーツだろう。いまさら言うまでもないが,SSDを利用することで,HDDに比べてPCやゲームの起動が格段に速くなり,快適なゲームプレイが可能になるからだ。
SSDの弱点は,HDDに比べて価格対容量比に劣る,つまり大容量になると価格が高くなることだったが,最近では容量1TBクラスのSSDが,入手しやすい価格になってきた。1TBの容量があればWindowsをインストールしたうえで,さらに普段プレイするゲームタイトルを一通りインストールすることができるだろう。
SSDは多くのメーカーから発売されているので,どのSSDを選ぶべきか迷う人も少なくないだろう。そこでお勧めしたいのが,ここ最近になってPCパーツ市場に本格的に参入を開始した国内メーカーのキオクシア(KIOXIA)が展開するSSD「EXCERIA」だ。
ただ,キオクシアという名前に馴染みのない人も多いかと思うので,本稿では,キオクシアとはどんな企業なのかから始めたうえで,その製品であるEXCERIAの特徴を紹介していきたい。
キオクシアのSSD製品情報ページ
東芝のフラッシュメモリ事業を継承し,さらに発展させているキオクシア
ご存じの読者もいるだろうが,まずはキオクシアについて簡単に紹介しておこう。
キオクシア株式会社は,2017年に東芝の半導体メモリ部門が分社化してスタートした東芝メモリ株式会社が前身の企業だ。2019年にキオクシアへ商号を変更し,現在に至っている。
キオクシアは現在,フラッシュメモリの開発と製造に加えて,自社製フラッシュメモリを搭載するUSBメモリやSDメモリカード,そしてSSD製品を手がけている。
そもそも,キオクシアは,1980年代に世界で初めてNAND型フラッシュメモリを発明し,その技術や製造で世界をリードしてきた。現在フラッシュメモリメーカー各社が製品化している3次元フラッシュメモリ技術も,世界で初めて開発した。
キオクシアはフラッシュメモリチップのほか,フラッシュメモリを利用するストレージ製品を手がけている。これらの製品には,当然ながら国内生産された高品質,最先端のフラッシュメモリチップを採用しているわけだ。
また,法人向けのビジネスを手がけてきており,互換性や信頼性を重視した製品づくりを目指しているというのが,キオクシア製品の特徴と言っていいだろう。
国産のフラッシュメモリチップを採用したSSD製品「EXCERIA」シリーズ
そんなキオクシアが,一般消費者向けに展開しているSSD製品が,「EXCERIA」ブランドのSSDだ。EXCERIAには本稿執筆時点で,3種類の製品がラインナップされている。それぞれの特徴を紹介していこう。
●EXCERIA PLUS SSD
EXCERIA PLUS SSDの主な仕様を表1に示しておこう。ラインナップは記憶容量2TB
フラッシュメモリには,キオクシアの主力製品である3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」を,1セルあたり3bitを記録するTLC(Triple Level Cell)として採用する。なお,搭載するSSDコントローラは,8チャンネル(以下,8ch)のフラッシュメモリインタフェースを持つコントローラとのことだ。
公称スペックは,2TBおよび1TBの製品で逐次読み出し性能が最大3400MB/s,逐次書き込み性能は最大3200MB/sを謳っている。PCIe 3.0 x4は32Gbps双方向なので,プロトコルのオーバーヘッドなどを勘案すればEXCERIA PLUS SSDの逐次読み出し性能は,PCIe 3.0x4の能力の上限に達していると見ていいだろう。最上位モデルにふさわしいスペックを持つわけだ。
SSD-CK2.0N3P/N | SSD-CK1.0N3P/N | SSD-CK500N3P/N | |
---|---|---|---|
記憶容量 | 2TB | 1TB | 500GB |
フォームファクタ | M.2 2280-D3-M | M.2 2280-S3-M | |
接続インタフェース | PCIe 3.0 x4/NVMe 1.3c | ||
SSDコントローラ | 8chコントローラ | ||
キャッシュメモリ容量 | 未公開 | ||
フラッシュメモリ | BiCS FLASH TLC | ||
逐次読み出し性能 | 最大3400MB/秒 | ||
逐次書き込み性能 | 最大3200MB/秒 | 最大2500MB/秒 | |
ランダム4KB読み出し | 68万 IOPS | 42万 IOPS | |
ランダム4KB書き込み | 62万 IOPS | 57万 IOPS | |
合計書き込みバイト数(TBW) | 800TB | 400TB | 200TB |
平均故障時間(MTTF) | 150万時間 | ||
消費電力(動作時定格) | 7.6W | 6.5W | 5.1W |
消費電力(アイドル時定格) | 50mW(PS3時),5mW(PS4時) | ||
保証期間 | 5年間 |
今回は,EXCERIA PLUS SSDの1TBモデルを試用した。1TBモデルは写真のとおりM.2 2280フォームファクタの製品だ。フラッシュメモリチップはシールの下に隠れているが,裏表合計で8枚が実装されている。コントローラの8chフラッシュメモリインタフェースをフルに使って,最大の性能を引き出す構成というわけだ。
●EXCERIA SSD
本製品もSSDコントローラの詳細は明らかになっていないが,4chのフラッシュメモリインタフェースを持つコントローラを採用しているのが,上位モデルとの違いと言えよう。
フラッシュメモリチップは上位モデルと同じくキオクシア製のBiCS FLASHをTLCで使用する。最近では,ミドル〜エントリー市場向けの下位モデルに,セルあたり4bitを記録するQLC(Quad Level Cell)を採用するメーカーが多い。QLCはビットあたりの単価が低い,つまり記憶容量あたりの価格を低くできるのが利点だが,信頼性や耐久性はTLCに劣る。その点,EXCERIA SSDは,上位モデルと同じTLCを採用しているので,信頼性や耐久性の不安をあまり感じることなく利用できるのがひとつの特徴だろう。
公称スペックは,1TBおよび500GBモデルで逐次読み出し性能が最大1700MB/s,逐次書き込み性能は最大1600MB/sとなっている。メモリチャンネル数がEXCERIA PLUS SSDの半分なので,逐次性能も上位モデルの約半分になるわけだ。とはいえ,スタンダードモデルとしては十分なスペックと言っていいだろう。
SSD-CK1.0N3/N | SSD-CK500N3/N | SSD-CK250N3/N | |
---|---|---|---|
記憶容量 | 1TB | 500GB | 250GB |
フォームファクタ | M.2 2280-S2-M | ||
接続インタフェース | PCIe 3.0 x4/NVMe 1.3c | ||
SSDコントローラ | 4chコントローラ | ||
キャッシュメモリ容量 | 未公開 | ||
フラッシュメモリ | BiCS FLASH TLC | ||
逐次読み出し性能 | 最大1700MB/秒 | ||
逐次書き込み性能 | 最大1600MB/秒 | 最大1200MB/秒 | |
ランダム4KB読み出し | 35万 IOPS | 20万 IOPS | |
ランダム4KB書き込み | 40万 IOPS | 29万 IOPS | |
合計書き込みバイト数(TBW) | 400TB | 200TB | 100TB |
平均故障時間(MTTF) | 150万時間 | ||
消費電力(動作時定格) | 5.3W | 3.9W | 3.8W |
消費電力(アイドル時定格) | 50mW(PS3時),5mW(PS4時) | ||
保証期間 | 5年間 |
今回は,EXCERIA SSDの1TBモデルを試用した。こちらもM.2 2280フォームファクタのSSDで,フラッシュメモリチップは片面に4枚で,キャッシュメモリ用のDRAMチップとコントローラを実装している。
●EXCERIA SATA SSD
記憶容量は960GB,480GB,240GBの3種類だ(表3)。M.2タイプとは異なり,筐体があるために内部の構成は不明だが,逐次読み出し性能は最大555MB/s,逐次書き込み性能は最大540MB/sとのことなので,おおむねSATA 6Gbpsの上限に匹敵する性能を持つというわけだ。HDDからのアップグレードであれば,相当な速さの違いを感じられるだろう。
SSD-CK960S/N | SSD-CK480S/N | SSD-CK240S/N | |
---|---|---|---|
記憶容量 | 960GB | 480GB | 240GB |
フォームファクタ | 2.5インチHDD互換,7mm厚 | ||
接続インタフェース | Serial ATA 6Gbps | ||
SSDコントローラ | 未公開 | ||
キャッシュメモリ容量 | 未公開 | ||
フラッシュメモリ | BiCS FLASH TLC | ||
逐次読み出し性能 | 最大555MB/秒 | ||
逐次書き込み性能 | 最大540MB/秒 | ||
ランダム4KB読み出し | 8万1000 IOPS | 8万2000 IOPS | 7万9000 IOPS |
ランダム4KB書き込み | 8万8000 IOPS | 8万7000 IOPS | |
合計書き込みバイト数(TBW) | 240TB | 120TB | 60TB |
平均故障時間(MTTF) | 150万時間 | ||
消費電力(動作時定格) | 1.7W | 1.6W | |
消費電力(アイドル時定格) | 100mW | ||
保証期間 | 3年間 |
以上がEXCERIAシリーズのラインナップだが,シリーズに共通する特徴としてキオクシア製のソフトウェア「SSD Utility」が利用できることも触れておきたい。
SSD Utilityとは,EXCERIAシリーズの状態確認やファームウェアの更新を行えるツールだ。
同種のユーティリティとしては高機能で,SSDのチューニングを行う「チューナー」タブでは,オーバープロビジョニング領域の設定をサポートしている。
オーバープロビジョニング領域とは,SSDにおける予備領域のことで,ある程度の容量を割り当てることで,信頼性を高めてSSDの寿命を伸ばすことができる。SSDを使い始めるときに,未使用領域としてオーバープロビジョニング領域を確保するのが一般的なやり方だが,EXCERIAシリーズではSSD Utilityを使うことで,使い始めてからでもオーバープロビジョニング領域を確保できるわけだ。これはかなり便利である。
EXCERIAシリーズの性能を検証
今回はEXCERIAシリーズのうち,PCIe接続対応のEXCERIA PLUS SSDとEXCERIA SSDから,それぞれ容量1TBモデルを使用して,その性能をベンチマークテストでチェックしてみた。テストに用いた機材の構成は表4のとおりだ。なお,安定したテストを行うために,OS起動用のストレージとは別に,EXCERIAシリーズをマザーボードのM.2スロットに接続して,Dドライブとしてテストを実行している。
CPU | Intel Core i9-10900K(10C20T, |
---|---|
マザーボード | ASUSTeK Computer TUF GAMING Z490-PLUS (WI-FI) (Intel Z490,BIOS 1208) |
メインメモリ | G.Skill International F4-3200C14D-16GFX |
グラフィックス | ASRock (Rad |
Cドライブ | Western Digital WD Blue 3D NAND |
OS | 64bit版Windows 10 Pro(Build 19041.450) |
チップセットドライバ | Intel Chipset Software 10.1.18383.8213 |
まずは,定番のストレージベンチマークである「CrystalDiskMark」(version 7.0.0h)の結果から見ていくことにしよう。
今回は,テスト回数を9回,テストサイズは8GiBに設定したうえで10回実行して,その平均をスコアとして採用することにした。10回の平均なので,読者が同条件でCrystalDiskMarkを実行すれば,おおむね同じスコアを得られるはずだ。
さらに,テストとテストの間隔は9分として,同じ間隔でCrystalDiskMarkを実行したうえで,実行ごとのスコアを見ることでSSDの安定性も調べてみた。実行するごとにスコアが下がっていくようなら,そのSSDは長時間の利用で性能が落ちやすいSSDだと判断できるわけだ。
グラフ1はQueue Depth(以下,QD)=8,Thread数(以下,T)=1という条件における逐次アクセスの結果だ。最大8個のコマンドを先送りして逐次アクセスを行うテストで,SSDの逐次アクセス性能における最大値が得られるはずである。
結果を見ると,EXCERIA PLUS SSDの逐次読み出し性能が約3347MB/s,逐次書き込み性能は約3151MB/sとなり,おおむね公称どおりとなった。一方,EXCERIA SSDは逐次読み出し性能が約1757MB/sで,逐次書き込み性能は約1651MB/sと,わずかに公称値を上回るスコアを残している。いずれも極めて妥当な結果になったとまとめていいだろう。
次のグラフ2はQD=1,T=1という条件の逐次アクセス性能をまとめたものだ。コマンドの先送りを行わないので,QD=8,T=1条件よりもスコアは落ちることになる。ただ,一般的なアプリケーションでのSSDアクセスは,QD=1,T=1条件のアクセスが多いと思われるので,アプリケーションにおけるストレージ性能の参考になるだろう。
結果を見ると,EXCERIA PLUS SSDは逐次読み出し性能が約1970MB/sで,同書き込み性能は約2606MB/sとなった。Q=8,T=1条件に比べて,それぞれ約60%,約83%の性能である。
一方のEXCERIA SSDは,逐次読み出し性能が約1292MB/sで,同書き込み性能が約1652MB/sとなった。Q=8,T=1条件に比べると,それぞれ74%,100%のスコアとなる。つまりEXCERIA SSDは,コマンドの先送りを行わないアクセスでも性能の低下が少ないSSDといえる。もちろん,絶対的な性能はEXCERIA PLUS SSDが上だが,EXCERIA SSDも一般的なアプリケーションを快適に利用できるSSDと判断していいだろう。
続けてランダムアクセス性能を確認していく。QD=32,T=16という条件で実行したランダムアクセスの結果をグラフ3にまとめた。今どきのマルチコアCPUに合わせてスレッド数を16とすることで,SSDのランダムアクセス性能における上限を知ることができるテストである。
EXCERIA PLUS SSDは,ランダム読み出し性能が約2820MB/sで,ランダム書き込み性能が約3110MB/sという優れたスコアを叩き出した。逐次アクセス性能と比べても遜色のないスコアで,EXCERIA PLUS SSDの高いI/O性能がうかがえる結果だ。
一方のEXCERIA SSDも優秀で,ランダム読み出し性能は約1508MB/s,ランダム書き込み性能で約1641MB/sとなった。おおむね逐次アクセス性能並みのスコアで,これまた非常に優秀と言っていいだろう。
CrystalDiskMarkの最後は,QD=1,T=1条件で実行したランダムアクセスの結果だ(グラフ4)。ストレージのアクセス遅延がスコアに影響しやすいテストで,このスコアがWindowsの使い心地を左右するとも言われている。
結果は,EXCERIA PLUS SSDとEXCERIA SSDがおおむね横並びと言っていいだろう。つまり,Windowsの日常的な使い勝手,つまりレスポンスは,EXCERIA SSDがEXCERIA PLUS SSDに匹敵する性能を発揮できると見ていいだろう。
以上をまとめると,EXCERIA PLUS SSDは上位モデルらしく高い性能を持つSSDで,Windowsの日常的な使い方はもちろん,データベースのようなディスクI/O主体のアプリケーションに対しても高性能を発揮する製品であると推測できる。ストレージに対する読み書きの激しいタイプのゲームでも,性能を発揮してくれそうだ。
一方のEXCERIA SSDは,最大性能ではEXCERIA PLUS SSDに引けを取るものの,日常的なWindowsオペレーションや一般的なアプリケーションの実行においては,かなり快適に利用できるSSDだろうと考えられる。
EXCERIAシリーズは長時間の利用でも性能が低下しにくい
先に触れたとおり,CrystalDiskMarkを10回実行したときにおけるスコアの変化も見ておこう。CrystalDiskMarkは9分おきに10回実行しているので,のべ90分間,おおむね連続的にストレージアクセスを続けていることになる。その間にスコアが大きく変化するようならば,連続使用で性能がブレるSSDであり,そうでないなら連続使用にも強いSSDということになる。
グラフ5は,CrystalDiskMarkで最初に実行される逐次読み出しのスコア10回分をプロットしたものだ。グラフを見れば一目瞭然で,EXCERIA PLUS SSD,EXCERIA SSDともにほとんど横一直線。10回の実行でも,スコアはまったくブレなかった。つまりEXCERIAシリーズは90分間程度の連続使用なら,一定の性能を保てる優秀なSSDだと言えるだろう。
EXCERIAシリーズの連続使用に対する強さを,「Iometer」でも確認してみた。
Iometerは,設定したアクセスパターンを使ってストレージに高い負荷をかけることによって性能を測るベンチマークソフトだ。4GamerのSSDテストでは,読み出しと書き込みを混在させたアクセスパターンを使用して,1時間の連続アクセスを行った総合スコアのIOPS(I/O Per Second)値を採用する。
結果はグラフ6のとおり。4Gamerのテスト条件における総合スコアのIOPS値は,EXCERIA PLUS SSD,EXCERIA SSDともに81000 IOPS台で,おおむね横並びだった。強いて言えば,EXCERIA PLUS SSDのほうが700 IOPS強ほどスコアが高いが,読み書きを混在させるパターンだと大差はないようだ。
また,テスト開始1分間と終了直前1分間のIOPS値も,両製品でほとんど変わらない。つまり1時間の激しい連続アクセス後も,EXCERIAシリーズは性能が低下しないということである。これは非常に優秀と言っていいだろう。ゲーマーにとっては,長時間のゲームプレイでもカクつきなどを感じることなくゲームを続けられるというメリットがあるわけだ。
ゲームのロード時間もチェック
ゲーマーにとってSSD導入の利点は,ゲームの起動時間や,ゲーム中に読み出されるテクスチャやモデルデータなどのロード時間を短縮できる点にあるだろう。ゲームを快適にプレイするという点で,SSD導入は大きな恩恵を得られるはずだ。
実ゲームのロード時間を調べるのはなかなか難しいが,「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」ベンチマーク(以下,FFXIV漆黒のヴィランズ ベンチ)は,テスト実行後に出力するレポートに,テストで用いる5つのシーンを読み込むのに要した時間を記録できる。SSDからの読み出しで,ロード時間がどうなるのかはゲーマーにとって参考になるはずだ。
そこで,FFXIV漆黒のヴィランズ ベンチを5回実行し,5つのシーンのロード時間の平均をとってみた。その結果がグラフ7だ。
グラフから分かるとおり,差はさほど大きくはないものの,EXCERIA PLUS SSDのほうが0.06秒〜0.3秒程度ほどロード時間が速かった。0.06秒程度だと速さを認識できるかは微妙だが,0.3秒にもなるとワンテンポ,あるいはツーテンポ程度の遅れとして十分に体感できる差だ。
つまり,絶対性能に優れるEXCERIA PLUS SSDが,ゲームでも快適さは上であるということになる。もっとも,スタンダードモデルのEXCERIA SSDでも,上位モデルに対してわずかに差を感じる程度であると考えれば,コストパフォーマンスは十分に高いといえるだろう。とにかく最高の速度を求めるのであればEXCERIA PLUS SSDを選ぶべきだが,そうでないならEXCERIA SSDでも,十分快適にゲームをプレイできるはずである。
性能の安定度が高いEXCERIAシリーズはゲーマー向けのSSDだ
キオクシアのEXCERIAシリーズをざっくりと紹介してきた。
EXCERIA PLUS SSDは,現行世代のハイエンドSSDらしい高性能なSSDだ。一方,EXCERIA SSDは,最高性能こそEXCERIA PLUS SSDに及ばないものの,一般的なWindowsアプリケーションの使用や日常的なゲームや作業においても,上位モデルに引けを取らない快適さを実現できる製品と言える。
また,両製品ともに長時間の利用において,目立った性能の低下が見られないという点も特筆できる。長時間のゲームプレイでも快適さを持続できるという点からも,EXCERIAシリーズはゲーマーにお勧めできるSSDとまとめていいだろう。
*SSD製品の記憶容量について:1MB (1MB) =1,000,000 (10の6乗) バイト,1GB (1GB) =1,000,000,000 (10の9乗) バイト,1TB (1TB) =1,000,000,000,000 (10の12乗) バイトによる算出値です。しかし,1GB=1,073,741,824 (2の30乗) バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは,記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は,ファイルサイズ,フォーマット,セッティング,ソフトウェア,オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
*PCI Express,PCIeはPCI-SIGの登録商標です。
*NVM Express,NVMeはNVM Express, Inc.の商標です。
*Windows は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*ファイナルファンタジー,FFXIV,漆黒のヴィランズ は,SQUARE ENIX Holdings の商標です。
*Intel および Core は,Intel Corporationまたはその関連会社の商標です。
*Western Digital および WD Blue は,Western Digital Corporation の登録商標または商標です。
*その他,本文に掲載の社名・製品名・サービス名などは,それぞれ各社が登録商標または商標として使用している場合があります。
*「CrystalDiskMark」,「Iometer」,「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」ベンチマークソフトを用いた測定結果は,著者が独自に測定したものであり,本測定結果について,各ベンチマークソフトまたはゲームソフト作成元等へのお問い合わせはご遠慮願います。
キオクシアのSSD製品情報ページ
- 関連タイトル:
EXCERIA
- この記事のURL: