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ワールズエンドクラブ
| 公式サイト | ： | https://www.deathmarchclub.com/ https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000038386.html |
|---|---|---|
| 発売元・開発元 | ： | |
| 発売日 | ： | 2021/05/27 |
| 価格 | ： | パッケージ版：5478円（税込） ダウンロード版：4928円（税込） |
| ジャンル | ： | |
| レーティング | ： | |
| 備考 | ： | |
| その他 | ： |
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ワールズエンドクラブ
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このゲームの読者の評価
70
- 読者レビューについて
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「地味なトンデモ系ADV」＋「もっさり即死マリオ」 70 - 投稿者：ビタミン男爵（男性/40代）
- 投稿日：2021/06/05
- 良い点
- ・トンデモ系ながら優れたシナリオ
あくまでもトンデモ系ではありますが、全体のシナリオは良くできています。わかりやすく伏線が貼られ、わかりやすく回収されていきます。伏線のタイミングは考えつくされており、常に適度に謎が残された状態でストーリーが進行します。伏線回収には雑な箇所もそれなりに見受けられますが、（トンデモ系という前提の上で）納得できなかったり唐突すぎるような展開はありません。
過剰な期待は禁物ですが、シナリオに期待して購入（※まあ、シナリオ以外に期待するところはないとは思いますが・・・）して、がっかりすることはないとは思います。
・個性あるキャラクター達
キャラクター数がとても多い本作ですが、ビジュアルでも性格でも能力でも徹底して差別化されています。序盤で各キャラクターのことは十分に把握できてしまうでしょう。
・緊張感あるアクション
アクションパートが異常に難しいという事前情報が多かったのですが、ノーマル難易度をプレイした感じでは、別に難しいというほどではありません。というか大体の場所はノーミスでいけます。
（※上記の感想は、ダクソやセキロなど死にゲーに慣れている自分がSwitchでプレイした場合です。アクションゲームに不慣れな人が、スマホでプレイした場合、極悪難易度に感じられたとしても全く不思議には思いません。）
しかし、ほぼすべて一発死であるため、雑にプレイすることはできません。油断した瞬間に死亡してやり直しです。「比較的簡単な死にゲー」という感じです。なお、リトライポイントは多数用意されており、スムーズにリトライできます。
シナリオメインのゲームである本作で、アクションパートがあまりに簡単だと場合、完全な作業プレイになってしまうと思われるため、一発死にして緊張感を保つというのはうまいやり方だと思います。
- 悪い点
- ・全体に寒い演出
もっとも残念だった部分です。演出は全体的に地味です。世界に起こってる出来事の深刻さとまるで釣り合いが取れていません。狙ってコメディチックにしたのだとは思いますが、笑えるレベルには到達しておらず、ギャグとしても微妙です。もっといくらでもやりようがあったと思うのですが・・・
本作はアップルアーケード版が同時発売されているので、そちらにあわせて表現規制がされているのではないかなと思います。
・もっさりすぎるアクション
アクションパートは今どきのアクションとしてはありえないくらいにもっさりです。難易度よりも、むしろアクションのあまりのもっさり具合に耐えられなくて脱落する人のほうが多いのではないか？ と思わせるレベルのもっさりです。アップルアーケード版が同時発売されているので、スマホでも操作できるようにしたのであろうことは理解できますが・・・
・いくつかの雑すぎる伏線回収
シナリオは全体的には良くできていますが、いくつかの伏線回収は目立って雑でした。ひどいものだとまんま答えそのもので、それ伏線貼る意味ある？ と感じられるものすらあります。
- 総評
- シナリオはおおむね良くできていますが、とにかくあらゆる面でインパクト不足です。アドベンチャーゲームとして「そこそこ良くできている」のラインを超えるものではありません。
とくに演出の弱さは致命的です。トンデモ系アドベンチャーの魅力は、トンデモ系だから許されるド派手でエゲツない演出にこそあるのですが、本作はそのメリットを完全に捨ててしまっています。結果として「地味なトンデモ系」という誰得なのかわからない中途半端な作品になってしまっています。
また、アクションパートはなかなか評価に困るブツです。一言で言えば「もっさり即死マリオ」であり、単体ではとても評価できるブツではありませんが、プレイに緊張感をもたらすことに成功しているのは事実です。しかし、純粋にストーリーを追いかけたい人にとっては邪魔と感じられるかもしれません。
一方で、伏線を貼るタイミングと、回収するタイミングはとても考えられており、常に先の展開が気になるようにして、ダレさせることなく最後までプレイさせることには成功しています。総合評価はもう少し低くするべきか迷ったのですが、途中でグダグダになる作品が多い中で、テーマをブレさせることなく最後までやりきっている本作は貴重な存在であり、そのことを評価してこの点数としました。
次回作は「ド派手でエゲツないトンデモ系」であることを期待しております。 - プレイ時間
- 10〜20時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 2 2 3 4 3
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