インタビュー
[インタビュー]世界を制した「DNF Duel」GO1選手,「GGST」もっちー選手。会場で激闘を振り返り,心境を聞いた
大会終了後,「DNF Duel」部門を優勝したGO1選手と,「GUILTY GEAR -STRIVE-」部門を優勝したもっちー選手に,世界を制した現在の心境を聞いた。
「ARC WORLD TOUR 2022」公式サイト
「GUILTY GEAR ‐STRIVE‐」公式サイト
「DNF Duel」公式サイト
「DNF Duel」部門優勝 CAG|GO1選手
4Gamer:
優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください。
GO1選手:
ありがとうございます! DNF Duelは昨年の12月に大きな調整が入ったんですが,それから本作のみに注力して練習を続けていました。その結果が報われたことがうれしいし,ホッとしています。
4Gamer:
GO1選手と言えば,発売当初にスイフトマスターで無双していました。途中でスイフトマスターが弱体化されましたが,影響はありませんでしたか。
GO1選手:
自分の場合,キャラが弱くなってもほかのキャラを触ればいいと考えていたので,とくに影響はありませんでした。これまでクルセイダーのようなパワーキャラを使ったことがなかったので,少し心配でしたが,キャラパワーがすごすぎてまったく問題ありませんでした。
4Gamer:
オフラインで海外勢と戦ったのはこの大会が初めてでしょうか。印象はいかがでしたか。
GO1選手:
バージョンが変わる前はイギリスで対戦しましたが,バージョンアップ後は初でした。1回戦で戦ったMysticSmash選手なんかは,相当強くていい勝負でしたね。攻略もかなり詰めていて,日本と海外で大きな差は感じられませんでした。
4Gamer:
MysticSmash選手との試合は3-2の辛勝でした。
GO1選手:
カウントもそうですし,試合内容も接戦でしたね。1回戦なので対策を準備してきたんですが,迷いもあったのかうまくいかなかったんです。失敗した焦りで,コンボを失敗して,といった具合に悪循環に陥ってしまいました。一歩間違えればふつうに負けていたと思います。
4Gamer:
トーナメントが進むにつれて,緊張もほぐれてきたのか盤石な動きを見せていました。EVOでの優勝など大型大会で結果を残していることもあり,大会は場慣れしている感じでしょうか。
GO1選手:
そうですね。とくに最近の大会はダブルエリミネーションや2先3先のルールなので,かなり戦いやすくなっています。昔の闘劇なんかは1先だったので緊張感がすごかったですよ(笑)。ダブルエリミの大会に参加したての頃は,1回負けてもいいんだ! って驚いていました。
4Gamer:
近年,eスポーツが大きな盛り上がりを見せています。プレイヤーとして現状をどう捉えていますか。
GO1選手:
正直,まだ夢のように感じています。自分は闘劇世代であの頃はただ好きという気持ちだけで格闘ゲームに命をかけていました。本当にありがたいという気持ちで活動を続けています。
4Gamer:
本作の魅力や面白い部分はどこにあると考えていますか。
GO1選手:
かなりやんちゃなゲームなので,格闘ゲームを気軽に遊びたい人にはうってつけのタイトルだと思っています。友人と笑いながら遊ぶには最高のゲームなので,気になる人はぜひ1度触ってみてください。
4Gamer:
優勝賞金が5万ドルとかなり高額です。何か使い道は考えていますか。
GO1選手:
貯金に回そうと思うんですが,妻に迷惑をかけていることも多いので何かプレゼントをと考えています。旅行にも行きたいですね。ほかには,大会に向けていろいろな人に練習を手伝ってもらったので,恩返しをしたいです。
4Gamer:
ひとつ大きなタイトルを獲得しました。次の目標はどこになりますか。
GO1選手:
今年のアークワールドツアーが発表されたので内容次第になりますが,参加するのであれば全力で挑みたいですね。直近の大会ですとEVO Japanには参加する予定ですが,メインタイトルに注力できる時間がなさそうなので記念参加になりそうです。
4Gamer:
最後に大会で応援してくれた人にメッセージをお願いします。
GO1選手:
いつも応援してくれている皆さん,本当にありがとうございます。声援が自分の力になっています。今回優勝できましたが,これに慢心せず,さらに活躍できるよう練習に励んでいきますので,応援のほどよろしくお願いします。
「GUILTY GEAR -STRIVE-」部門優勝 もっちー選手
4Gamer:
優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください。
もっちー選手:
シンプルにうれしいです。GUILTY GEARシリーズは20年ほど前からプレイし続けていて,自分の青春のゲームでもありました。すごく思い入れのあるタイトルで世界一になれたことが本当にうれしいです。ただ,今はそこまで実感もないんですが(笑)。
4Gamer:
もっちー選手と言えば,それこそ闘劇時代から活躍していました。日本一や世界一を決める大会で優勝したのは初めてでしょうか。
もっちー選手:
闘劇でも準優勝が一番で優勝したことはなかったですね。この規模の大会を優勝したのは初めてのことだと思います。これまではツメが甘いところがあったと思うんですが,最近はそれも払拭できていて,自分に対して甘えない気持ちでプレイができています。
4Gamer:
グランドファイナルのTY選手との試合,決まり手が3発の「ぶっきらぼうに投げる」でした。選択肢としてはかなり大胆でしたが,どういう意図で選択したんでしょうか。
もっちー選手:
シンプルに言えば人読みですね。TYさんとはふだんから対戦しているんですが,いつも自分はそこまで強気な行動に頼ることはないんですよ。
そういった背景もあって,TYさんであれば自分が投げを選択しないと信じてくれると読んで通しました。単純に試合を先取していたので,強気の選択肢を選ぶことができたのもありますね。
4Gamer:
状況的に海外大会に参加できる機会が少なかったと思いますが,今回海外勢とオフラインで対戦した印象はいかがでしたか。
もっちー選手:
考えていたよりもレベルが高くて本当に驚きました。こんなに強いプレイヤーがいるのかと。日本と海外のレベルの差はなくなっていますね。
ただ,驚いたと同時にすごくワクワクしたことも事実で,世界にこんなに強い人たちがたくさんいることに感激しました。
4Gamer:
対戦してみて海外勢の強みはどこにあると感じましたか。
もっちー選手:
一番感じたのは癖がなかったことです。自分は試合の中で相手の癖を読んで,そこを突くことが得意なんですが,その癖が見つからなかった。癖というのは弱点なので,弱点が見つからなかったと言っていいですね。
4Gamer:
トーナメントでもっとも苦しかった試合はどこになりますか。
もっちー選手:
1回戦のNBNHMR選手との試合です。名残雪戦は対策を立ててきたこともあり,正直自信があったんですが,蓋を開けてみたら0-3で負けてしまいました。
試合中も癖が見つからなくてどうしたものかと困ってしまいましたし,自分が準備してきたように,NBNHMR選手の準備も万全でしたね。
4Gamer:
NBNHMR選手とはその後,ルーザーズトーナメントで再び対戦することとなりました。そのときの心境はいかがでしたか。
もっちー選手:
絶対に許さんぞって思ってましたね(笑)。
4Gamer:
心はまったく折れていなかったと。結果として今度は勝利したわけですが,攻略のきっかけはどこで見つけましたか。
もっちー選手:
控室で見ていたSkyll選手とNBNHMR選手の試合ですね。その試合はSkyll選手が勝利したんですが,それを見て調整を進めました。ですので,Skyll選手のおかげで勝てたと言っても過言ではないです(笑)。
4Gamer:
Skyll選手のソルはもっちー選手から見てどう映りましたか。
もっちー選手:
日本ではあまり見られないアグレッシブなタイプのソルでとにかく展開が速いですね。スピードを生かして,継続性のある攻めを展開するプレイヤーで,勢いがとにかくすごかったです。
4Gamer:
優勝賞金が5万ドルとかなり高額です。何か使い道は考えていますか。
もっちー選手:
大きい買い物をする予定はないので貯金ですね。ただ,GO1さんがSteam Deckを持ってきていてかなり便利そうだったので,遠征時に練習できる機材を買いたいとは思いました。今回ギルティ部門の参加者はだれも機材を持ってきていなかったんです(笑)。
4Gamer:
近年,eスポーツが大きな盛り上がりを見せています。プレイヤーとして現状をどう捉えていますか。
もっちー選手:
すごくありがたい話ですよね。昔では考えられなかった規模の大会を開いていただけています。いちプレイヤーとしてすごく感謝しています。今後も発展していってほしいですし,自分も業界になんらかの形で貢献したいと考えています。
4Gamer:
ひとつ大きなタイトルを獲得しました。次の目標はどこになりますか。
もっちー選手:
まずは直近のEVO Japanですね。海外勢も多く参加してくれるようなので,未知の強豪と対戦できることを楽しみにしています。
4Gamer:
大会後に新キャラクターのベッドマン?が発表されました。PVを見てどう思いましたか。
もっちー選手:
ストーリーモードでも顔見せしていたのでいずれくるだろうとは思っていました。もともとベッドマンはXrdのキャラで,ベッドマン使いの人は喜んでいそうですよね。キャラ追加でさらに盛り上がって,プレイヤーが増えてくれるとうれしいです。
4Gamer:
本作の魅力や面白い部分はどこにあると考えていますか。
もっちー選手:
過去のGUILTY GEARシリーズは難しいイメージがあったと思うんですが,本作は本当に触りやすくなりましたね。グラフィックスがきれいなのでビジュアルから入ってくる人も多いと思いますが,初めて格闘ゲームを触る人でも遊びやすくなっています。
ただ,単純に遊びやすいだけではなく,奥深さもあるのでやり込めばやり込むほど結果は付いてくるゲームだと思っています。平均的にダメージが高いので,1先や2先だと安定しないかもしれませんが,大会の主流である3先になれば実力も発揮しやすいのかなと。
4Gamer:
最後に大会で応援してくれた人にメッセージをお願いします。
もっちー選手:
GUILTY GEARシリーズで世界一になることが目標だったので,本当に感慨深いものがあります。家族も応援してくれていましたし,会社のメンバーにもふだんから支えてもらっています。配信を見て応援してくれている方々にも力をいただいていますし,今回勝てたのはみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。
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