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「DCS World」,遅れていた最新クライアント「バージョン2.9.6」の配信開始。アフガニスタンマップと「Flaming Cliffs 2024」の販売も始まる
「DCS World」公式サイト
最新クライアントはかなりの難産だったようで,Eagle Dynamicsの発表によれば,当初は2024年6月26日の配信開始が予定されていたものの,アップデートに合わせてリリースされるはずだった機体モジュール「DCS : CH-47F」とマップモジュール「DCS: Afghanistan」,そして機体セット「Flaming Cliffs 2024」の追加機能などで不都合が発生し,テストとデバッグを繰り返したことからスケジュールが遅れたという。
また,発売中のいくつかのモジュールについても,「ストッパー」(Stopper)と呼ばれる重大な問題が発生し,その数は最大で25にも達した。その後も,QAチームからキャンペーンの中断や,AI航空機に関するいくつかの問題が報告されており,「DCS: CH-47F」については発売延期を余儀なくされたとのこと。
こうした延期を繰り返してなんとか配信にこぎつけた「バージョン2.9.6」だが,最新クライアント向けの「DCS: Afghanistan」と「Flaming Cliffs 2024」の販売も始まり,トレイラーが公開されている。
「Flaming Cliffs 3」に,非クリッカブルのF-5E,F-86,Mig-15bisを追加する「Flaming Cliffs 2024」については,定価59.99ドルのところ,「Flaming Cliffs 3」の所有者は,リリースから30日以内なら9.99ドルでアップデート可能だ。それ以降は14.99ドルに値上げするとのこと。ただし,Steam版にはそうしたセール期間は設けられない模様だ。
「バージョン2.9.6」の変更点については,機能を強化した新たなランチャーの導入やAIシステムの改善,グラフィックスとミッションエディタの変更など多岐にわたっており,「DCS: Supercarrier」向けのエアボス(空母艦載機の運用を担当する航空士官)デッキや,Orbxのマップ「DCS Kola」の冬のテクスチャの追加なども含まれている。
アップデートの詳細については,公開されたパッチノートやプレイヤー向けのWeekly Newsletterを参照してほしい。ちなみに,Tobii Eye Trackerを使っている人は,今回のアップデートでトラッカーが動かない現象が発生しているので,その場合は,設定でランチャーを無効にすることで動くそうだ。Tobiiのアップデートが行われるまで,しばらくはそのままで。
「2.9.6」パッチノート
「DCS World」Weekly Newsletter
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