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「DCS World」,DLSSやScreen Space Shadowなどをサポートした最新クライアント「DCS 2.9」の配信開始。公式eショップでは,ハロウィンセールを実施中
「DCS World」公式サイト
DCS 2.9.0.46801 Open Beta:Open Beta changelog
DCS 2.9 Graphic Options FAQ
2022年に配信が始まり,アップデートが続いていた「DCS 2.8」以降,初のメジャーアップデートとなる「DCS 2.9」では,これまでも続けられてきたグラフィックスレベルの向上に一層の力が入ったという印象だ。Open Beta changelogを見ると,NVIDIAのAIを用いたアップスケーリング技術である「DLSS」(Deep Learning Super Sampling)をサポートしたほか,さまざまなオブジェクトに影を生成するScreen Space Shadow(SSS)のグラフィックスオプションや,色合いを調整してさまざまなカラー効果を簡単に追加するカラーグレーディング(Color Grading),画像の鮮明さを調整するシャープニング(Sharpening)など,アップデートの項目は多岐にわたっている。
「DCS 2.9」では,サードパーティのStone Skyによる「DCS: MAD Black Shark Campaign」と,Ground Pounder Simsの「DCS: F-16C First in Weasels Over Syria Campaign」の,2つのキャンペーンが楽しめるようになったとのこと。
公開されたトレイラーを見ると,ヘリコプターのローターから生じるダウンウォッシュの影響で,地上の植生が風になびき,埃が舞い上がる様子が見られるが,これも新たに導入された機能だ。映像ではまた,リプレイおよびトラック機能の改善も確認できる。リプレイについてはプレイヤーの間で長らく問題視されていたが,高度なカメラ制御が導入されるなど,ようやく大きなメスが入ったようだ。
詳しくはOpen Beta changelogを見てほしいが,公開されたFAQを最初にざっとチェックしておくほうがいいかもしれない。FAQによれば,NVIDAのDLCCを使うには,「DCS 2.8.3.37556」で導入されたマルチスレッドが必須になり,シングルスレッドではオプションが無効になるという。このほか,SSSやLOD Switch Factorの説明などが行われているので,要チェックだ。
また,サードパーティのAergesが制作した機体モジュール「DCS: Mirage F1」では,Mirage F1 BEの追加が発表されている。複座の機体ということで,マルチクルー対応など,さまざまなアップデートが施されており,動画も公開されている。
このほか,プレイヤー向けのWeekly Newsletterでは,「ハロウィンセール」の開催が発表されており,公式eショップでは数多くの機体モジュールやマップ,キャンペーンを最大50%オフで販売中だ。期間は日本時間の11月6日8:59まで。なお,Steamで配信されている「DCS World Steam Edition」でもハロウィンセールを実施する予定だが,詳細は追って発表するとのことだ。
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