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「DCS World」,新たな機体モジュールとして,中国の現用戦闘機「J-8II」を発表
サードパーティのDeka Ironwork Simulationsが3年の歳月を費やして研究・開発を進めてきたJ-8II(殲撃八型II)は,中華人民共和国で開発された戦闘機だ。NATOのコードネームは「フィンバックB」で,時代遅れになりつつあったJ-7およびJ-8の近代型として1982年頃に開発が始まった。
「DCS World」公式サイト
プレイヤー向けのWeekly Newsletterによれば,開発初期にはアメリカのグラマンとの共同開発が進められていたが,政治的理由で頓挫。そのときの機体はJ-8PP(PeacePearl)とも呼ばれ,AN/APG-66レーダーなど,西側の装備が取り付けられていたという。いろいろ謎の多い機体でもあり,Deka Ironwork Simulationsが調査に長い時間がかかったのも納得できる。
「DCS: J-8II」には,操縦可能なJ-8PPと,AIが操作する偵察機型のJ-8Fが含まれるとのこと。アメリカやイスラエルのアビオニクスが搭載された中国機という,珍しい機体モジュールになりそうだが,今のところ発売日や価格は発表されていない。
Eagle Dynamics:Weekly Newsletter
Weekly Newsletterではこのほか,販売中の「DCS: F/A-18C Hornet」のパイロットモデルについてのアップデート進捗状況や,RealSimulatorのフライトスティック新製品「FSSB-R3L MKII “ULTRA”」の紹介などが行われているので,チェックしておこう。
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