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「DCS World」,最新バージョンとなる2.8の新情報公開。“Dynamic Weather”によるリアルな気象を実現
「DCS World」公式サイト
ご存じのように,「DCS World」は,2つの機体モジュール「TF-51 Mustang」と「Su-25」に加えて,ロシア南西部とジョージアを含むコーカサス地域のマップなどセットにしたバージョンをFree-to-Playタイトルとしてリリースし,気に入った人が追加機体やマップ,シナリオなどを公式ショップで購入するというビジネスモデルが採用されている。クライアントは定期的にアップデートが続けられており,順次,最新グラフィックス技術が導入されている状況で,現在のクライアントは2021年11月にアップデートされたバージョン2.7。バージョン2.5の時代が非常に長く続いたので,なんとも言えないのだが,ここへ来て,バージョン2.8の情報が登場したわけだ。
というわけで,バージョン2.8だが,プレイヤー向けのWeekly Newsletterによれば,「Dynamic Weather」の準備が整ったとのこと。これは文字どおり,リアルな気象変化を実現するもので,風向と風速に応じて雲海が移動するほか,降雨の表現も強化された。また,大気中の氷晶が多いときに現れる暈(かさ。英語ではhalo)がミッションエディタのWeatherタブに追加され,MFD(マルチファンクションディスプレイ)に落ちるシャドウやコクピットの表現も改善。虹や積乱雲なども,よりリアルに修正され,実写のようなスクリーンショットが公開されている。
このほか,新たな機体モジュールとして「DCS: La-7」が発表された。ラヴォーチキン設計局が開発したLa-7は,第二次大戦後半の1944年に運用が始まったソ連の戦闘機で,知名度は非常に高い。ずんぐりした機体がクラシカルだが,性能的には西側の戦闘機に比べて遜色なく,とくにアメリカ製をライセンス生産した空冷エンジンは,信頼性が高く,保守が容易だったという。
開発はサードパーティのOctopusGで,プロジェクトは始まったばかりであり,2023年前半のアーリーアクセスを予定しているとのことだ。
Eagle Dynamics:Weekly Newsletter
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