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印刷2022/08/19 15:10

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「カートライダー ドリフト」の発表会をレポート。クロスプラットフォーム対応で,世界中をつなげるオンラインサーキットの展開を目指す

 ネクソンは2022年8月18日,新作レースゲーム「カートライダー ドリフト」PC/PS4/Xbox One/iOS/Android)の発表会を東京都内で開催した。本作の概要やプロモーション展開の予定などが公開された発表会の模様をレポートする。

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 ネクソンは,基本プレイ無料(アイテム課金制)で展開する新作レースゲーム「カートライダー ドリフト」(英題:KartRider: Drift)の事前登録受付を,本日開始した。“ネクソン初の完全クロスプラットフォームゲーム”となる,PCとコンシューマ機,スマホに向けてリリースされるタイトルだ。

[2022/08/18 13:09]

 登壇したネクソン 事業本部 事業室 室長 望月雄介氏は,「カートライダー ドリフト」がスマートフォンやPC,コンシューマゲーム機でプレイ可能であることから,「誰とでも簡単につながれるゲーム」「手持ちの中から遊びやすいデバイスを選んでプレイできる」とアピールする。

望月雄介氏
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 望月氏によれば,ネクソンが本作を通じて届けたいものは「世界中が熱狂でつながる,オンラインサーキット」であり,「遊ぶためのハードルが非常に低く,誰でも参加可能で,興奮と熱狂を体験できるオンラインゲーム」「家族や友達,オンラインの知り合い,あるいは世界中の強豪とつながってグローバルな舞台で楽しめるゲーム」であると説明していた。

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 「カートライダー ドリフト」の概要は,本作の運営ディレクター 阿部寿頼氏より紹介された。
 本作の魅力については,クロスプラットフォームに対応していることが挙げられた。すなわち,プラットフォームが異なっていても,すべてのプレイヤーが同じ世界でレースを楽しめる。またクロスセーブにも対応しており,自宅ではPC,外出時にはスマホといった遊び方も可能であることも紹介された。

阿部寿頼氏
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「カートライダー」IPの概要と,「カートライダー ドリフト」の基本情報
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 2つめの魅力として挙げられたのが,キャラクターとカートのカスタマイズだ。本作には「カートライダー」シリーズの多彩なキャラクター達が登場し,プレイヤーの好みに合わせて選択できる。キャラクターごとにさまざまな衣装も用意されているという。

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 またカートも,いかにもレース仕様のものからコミカルなものまでバラエティ豊かだ。カートは細かなカスタマイズが可能で,「おしゃれパーツ」を装備したり,カラーを変えたり,ステッカーを貼り付けたりして,プレイヤーの個性を発揮できる。

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会場では,カスタマイズの実機デモも披露された。キャラクターは,ベーシックバージョンに加え,コスチュームが異なるものが用意される
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レース勝利時など,ゲーム中のさまざまなシーンで表示されるエモートを選択できる
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選択可能なカートやカラーは,ゲームの進行に応じて増えていくようだ
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ステッカーはパーツを組み合わせてオリジナルのものを作成し,カートに貼ることもできる。貼る位置は自由に決められ,拡大・縮小・回転も可能だ
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 多彩なコンテンツも,本作の魅力の1つだ。本作にはマルチプレイ用とソロプレイ用のコンテンツが用意されており,前者では最大8人でオンラインマルチプレイを楽しめる。チームプレイも可能で,2人1組のデュオと4人1組のスクワッドを選択可能だ。
 一方ソロプレイではタイムアタックを楽しめるほか,AIを相手にマルチプレイ用のコンテンツもプレイできる。

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 マルチプレイ用のコンテンツは,「アイテム戦」と「スピード戦」の2つ。アイテム戦では,レース中に入手したアイテムを使って自分やチームメンバーを有利にしたり,相手を妨害したりできるので,ゴール直前で一発逆転を狙うといったことが可能になる。

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 スピード戦は,ドリフトが大きなポイントとなる。スピード戦では走行中にゲージが溜まっていき,MAXになると加速アイテムの「ブースト」を獲得できるのだが,ドリフトを成功させるとゲージが早く溜まる。もともとドリフトはカーブを極力減速することなく曲がるためのテクニックだが,ブーストまで獲得できるので,より速く走れるのだ。

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 ソロプレイ用の「ライセンス」では,アイテムの使い方などゲームの基本的な知識を習得可能なミッションをプレイできる。そしてミッションをクリアするごとに,ゲーム内のさまざまな要素がアンロックされていく。

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ゲームプレイなどでパスのランクを上げてアイテムを獲得する「レーシングパス」や,いわゆるデイリーミッションにあたる「チャレンジ」も紹介された
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 本作では,大会も開催される予定だ。定期的に開催される「カジュアル大会」は,誰でも気軽に参加できる初心者向けの大会で,プレイヤー同士が交流できる場を目指すとのこと。
 一方,腕に自信のあるプレイヤー向けには「マスター大会」も準備しており,こちらの準決勝・決勝は配信なども予定しているという。
 そのほか配信者やインフルエンサーの協力を得るなど,さまざまな形のイベント大会の開催を検討しているそうだ。

本作の開発総括ディレクターである,ニトロスタジオのチョ・ジュエン氏からのビデオメッセージも披露された。チェ氏は,本作がプレイヤーの努力と判断を競うゲームであり,Pay to Winのゲームではないことをアピールしていた
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 ネクソン マーケティング室 室長 河本清翔氏からは,本作のプロモーション展開についてプレゼンテーションが行われた。河本氏は,本作を「離れていても,熱狂を一緒に体験できるオンラインゲーム」と表現。従来のオンラインゲームが持つ重厚長大なイメージとは異なり,SNSで気軽に友人知人とコミュニケーションを図るような感覚で楽しめるゲームであり,かつ自身のアイデンティティを表現できる場でもあると説明する。
 したがってターゲットとなる層は,10代後半から20代前半までの今どきのゲーマーがメインとなるとのことだ。

河本清翔氏
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本作の訴求ポイント
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今後のプロモーション予定も紹介に
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大規模なクロスプラットフォームテストプレイも実施する予定

 会場では,本作のスマホ版でマルチプレイのスピード戦とアイテム戦を試すことができた。クローズドβテスト先行体験レポートで紹介したとおり,もともと本作はドリフトにクセがあり,ドリフトボタンを押したり離したりするタイミングを把握するのが,プレイ上の大きなポイントとなる。それに加え,スマホ版はカートの左右の動きも仮想ボタンにタッチして操作するため,どのくらいの時間ボタンを押していればどれだけ曲がるのかを把握しなければならない。
 最初は思うように走れず,スマホ版での操作は慣れが必要な印象だ。

カーブをうまく曲がれないことや,ドリフトを決められないことなどが重なり,レース開始直後から大きく引き離されることに
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 一方アイテム戦は,獲得したアイテムを惜しむことなくバンバン使えば,最下位から一気にトップになることも可能だ。順位が目まぐるしく入れ替わることもあり,ドリフトをうまく決められなくても,パーティーゲーム的な楽しさを味わえた。スマホを持ってさえいればすぐプレイできるということもあり,こちらは周囲の知人友人と一緒に簡単に盛り上がれるツールになりそうだ。

アイテム戦ならドリフトがうまくできなくても上位を狙える!
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 以上2つの印象から,本作のスマホ版をプレイする際には,まずマルチプレイのアイテム戦をメインで楽しみつつ,並行してソロプレイのライセンスでゲームの理解を深めたり,タイムアタックなどでドリフトのテクニックを磨いたりしてからスピード戦に臨むといいのではないだろうか。もちろん製品版ではチュートリアルなどの導入部分をきちんとプレイできるはずなので,そこまでしっかり段取りを踏む必要はないかもしれないが,「本作を制するには,タイトルどおりドリフトを制してから」ということをあらためて感じた次第である。

「カートライダー ドリフト」公式サイト

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