Brace Yourself Gamesの新作「Phantom Brigade」のアニメーションを紹介する開発者ビデオダイアリー公開

　「Crypt of the NecroDancer」で高い評価を得た，カナダのバンクーバーに本拠を置くデベロッパBrace Yourself Gamesが，彼らの新作となるPC向けタイトル「Phantom Brigade」の開発者ビデオダイアリー第1弾を公開した。

「Phantom Brigade」公式サイト

　2018年に制作発表が行われた「Phantom Brigade」は，巨大ロボが戦争に導入された未来世界を舞台に，圧倒的な敵勢力に占領されかけた国家の軍隊が，残された数機のロボを使って神出鬼没の戦いを繰り広げるという設定の作品だ。プレイヤーは，敵の拠点を占領して物資やパーツを確保しつつ，自分のロボをアップグレードしていくという。
　戦闘は，小隊の各ユニットの動きと行動を入力するプラニングフェーズと，プレイヤーがコントロールすることなく，リアルタイムで進行するバトルを眺める実行フェーズを繰り返す，ターン制とリアルタイム制が融合したハイブリッドタイプのシステムが採用されている。


　完全3Dのカットシーンも多く，アニメーションにはかなりこだわっている様子の本作だが，公開された開発者ダイアリーでは，「Gears 5」のThe Coalitionに参加していたというリードアニメーターのピート・ソーニークロフト（Pete Thorneycroft）氏が，2台のXbox One Kinect Sensorと，「iPi Soft」というフリーウェアを利用した手作りのモーションキャプチャーシステムで，手早くアニメーションを制作する様子などが紹介されている。ロボットのスライディングやメレー攻撃などのアニメーションもこのツールで作っているとのことで，限られた予算の中，情熱を込めてゲームを作っているという雰囲気だ。


　「Phantom Brigade」は，2020年中にEpic Gamesストアでアーリーアクセス版の販売が始まる予定。メカのカスタマイズ要素もかなり作り込まれているようで，多くのゲーマーが興味を持つはずだ。現時点では英語のみのサポートが発表されているが，今後の情報を楽しみにしたい。