PC向け日本語版「シロナガス島への帰還」，ボイスを追加するアップデートを配信。Switch版の大型修正パッチもリリース

　個人ゲーム開発者の鬼虫兵庫氏は本日（2022年12月22日），同氏によるアドベンチャーゲーム「シロナガス島への帰還」のPC（Steam）向け日本語版に，キャラクターボイスを追加する無料アップデートを配信した。

シロナガス島への帰還、Steam日本語版に声優ボイスを実装しました。これでSteamでもボイス有りで楽しめるようになりました。また、23日(金)午前3時からウインターセールで割引販売も行います。購入がまだの方はウィッシュリストに入れてもらえると喜びます。https://t.co/EBfsM0ohQ7

— 鬼虫兵庫 Hyogo Onimushi (@ONIMUSHI_HYOGO) December 22, 2022

　「シロナガス島への帰還」は，シロナガス島にやってきた探偵の“池田”と，完全記憶能力を持つ少女“出雲崎ねね子”が，島に隠された謎を解き明かしていく作品だ。

　実装されたキャラクターボイスは，2021年に実施されたクラウドファンディングの結果，Switch版の追加要素として実装されたものだ。Steam版にボイスを実装することは以前からアナウンスされており，予定通りアップデートが配信された格好になる。

　なお，キャラクターボイスを追加するアップデート前後ではセーブデータに互換性がなく，以前のセーブデータを利用する際にはSteamのプロパティから“old_version”を選択する必要がある。日本語以外のバージョンについては「予算が捻出出来次第，順次他言語にボイスを実装する予定」とのことだ。

なお、ボイス版と旧版にはセーブデータの互換性がありません。そのため、以前のセーブデータを引き続き利用したい方はゲームを右クリックした後に表示されるプロパティからベータを選択していただき、その中のドロップダウンリスト内にあるold_versionを選択してください。

— 鬼虫兵庫 Hyogo Onimushi (@ONIMUSHI_HYOGO) December 22, 2022

　以前に鬼虫兵庫氏が報告したSwitch版の不具合については，パブリッシャのroom6から本日0：00にバージョン1.0.3が配信され，演出面や致命的なバグが修正された旨が発表されている。鬼虫兵庫氏によると，今後はroom6と協力しつつUIの改善を進めていくとのことだ。

【room6からのお知らせ】
弊社移植開発タイトル『シロナガス島への帰還』Nintendo Switch版アップデート予定のお知らせ
（バージョン1.0.3）https://t.co/6hTox5yyBf

— room6 (@room6_pr) December 21, 2022

とりあえず次回はUIの改善を主としたいと考えています。基盤となったノベルエンジンの癖のせいで修正が大変な箇所の、スキップ機能や文章送りやセーブスロット周り、ログ内でのボイス再生等々の修正をroom6と協力して優先的に進めていければと考えています。

— 鬼虫兵庫 Hyogo Onimushi (@ONIMUSHI_HYOGO) December 21, 2022

「シロナガス島への帰還」公式サイト