「Grounded」正式ローンチ。米粒サイズになってしまった少年少女たちが家の裏庭でサバイバルを楽しむマルチプレイヤー型アドベンチャー

　Xbox Game Studios傘下のObsidian Entertainmentは，2020年7月からSteamでアーリーアクセス版，Xboxプラットフォームでプレビュー版を公開してきたサバイバルアドベンチャー「Grounded」（PC / Xbox Series X / Xbox One）のVer1.0アップデートの配信を開始した。このアップデートによりフルリリースとなり，アナウンストレイラーが公開されている。

Steamの「Grounded」ストアページ

Microsoftストアの「Grounded」ストアページ

　「Grounded」は，米粒ほどのサイズの体になってしまった少年少女たちが，アリやクモ，カマキリ，オタマジャクシ，さらにはコイ，カラス，そしてロボットまでが住む裏庭でサバイバルを行っていくというアドベンチャーゲームだ。キュートな雰囲気ながら，のどの渇きや飢えといった要素も用意されている。プレイヤーは，草を刈り取ったりゴミを集めたりして自分たちの基地を作り，クリーチャーたちと戦うことによって武器アイテムなどを制作するための資源を獲得していくという，本格的なサバイバルを楽しめる。これまでに，累計1000万アカウントのユーザーを獲得しているという。


　Ver1.0になって大きくアップデートされたのがストーリー要素で，プレイヤーたちはどうして小さくなってしまったのか，どうして裏庭に放り出されたのかといった，そもそもの疑問が完全に解決することとなる。これに合わせて，「ディレクター・シュマクター」という大人の科学者が登場し，これまで未完だったキャラクターのセリフも声優のフルボイスが当てられている。


　さらに，新たなセクションとなる「イースタンアッパーヤード」や「秘密研究所」，物置小屋の下にある「アンダーシェッド」などの新しいエリアが解禁されており，ボスバトル向けの「ハナカマキリ」（Orchid Mantis）ほか，新しい生き物も多数追加。5種類のアーマーセットや9種の武器タイプ，6つのミューテーションなどのコンテンツに加えて，さまざまなバグが修正されている。


　もちろん，このフルリリースによって，これまで既存のプレイヤーが集めてきたアイテムやキャラクターの成長などは一切ロスすることなく，スムーズに正式版への移行できる。Xbox Game Pass対象になっており，インタフェースや字幕も日本語化されているので，家族や友人と一緒にミニチュア世界に飛び込んでみるのもいいだろう。

「Grounded」公式サイト