インタビュー
「ラグナロクオリジン」1周年記念メールインタビュー。アニバーサリーイベントの見どころや新職業の実装時期を聞いた
本作は,「ラグナロクオンライン」(以下,「RO」)の世界観を受け継ぐシリーズ最新作で,「RO」プレイヤーも多く参加している人気MMORPGだ。リリース1周年のタイミングで,特設サイトのオープンや豪華イベントの開催などさまざまな催しが実施されている。
「ラグナロクオリジン」リリース1周年特設サイト
今回4Gamerでは,「ラグオリ」日本運営チームにメールインタビューを実施し,1年間の振り返りや今後の展開について聞いてみた。新職業の実装時期や検討中のアップデート内容についての回答をいただいたので,ぜひチェックしてみてほしい。
アニバーサリーはイベント満載! 7月には新職業も実装
4Gamer:
リリース1周年,おめでとうございます。まずはいまの心境をお聞かせください。
「ラグナロクオリジン」運営チーム(以下,運営チーム):
サービス開始から1年,プレイヤーの皆様にはいつも遊んでいただき,また,「ラグオリ」を盛り上げていただき,心から感謝しております。Twitterやワールドチャットなどを通して,楽しいネタ発言から問題点のご報告など,様々な投稿を日々拝見していました。
運営チームとしましては,皆様に喜んでいただけるニュースやアップデートをお届けできるよう1年間取り組んできました。しかし,不具合などの問題を抱え,思うようにいかない部分も多々あり,そういった点では日々反省しながらの1年だったと言えるでしょう。これからサービス2年目に入りますが,引き続き皆様に喜んでいただくことを最重要目標に掲げ,尽力していきます。
4Gamer:
この1年間のサービスで苦労した点や,プレイヤーの反響から感じた手応えはありましたか?
運営チーム:
「ラグオリ」では日本,韓国,北米でサービスを行っておりますが,国ごとに文化やニーズの違いがあります。そのため,各国のプレイヤーに満足いただける内容にすべく,新規コンテンツ・イベントのバランス,アップデートタイミングの調整に毎回苦心していました。
反響というところでは,ゲームに関する多くの情報をお伝えするために,公式レターや月の予定表を公開していますが,好評をいただけております。今後も速度感をもって,情報をお伝えできるような取り組みを行っていきます。
4Gamer:
「ラグオリ」のファンが増えたなど,この1年でプレイヤー層やプレイ時間に変化はありましたか。
運営チーム:
プレイヤー層やプレイ時間について,大きな変化はありません。もともと「RO」をプレイされていたプレイヤーもいらっしゃれば,親が「RO」のファンで,そのお子様が一緒にプレイされているという話もお聞きしました。
「RO」は今年で20周年を迎えるタイトルになりますので,「RO」プレイヤーの次の世代の方が「ラグオリ」を遊んでくださっている,というお話を聞くと大変感慨深い気持ちになります。
4Gamer:
プレイヤーの動向を見て,運営や開発の方針を変化した点があれば教えてください。
運営チーム:
とくに変わったのは,先ほどのお話とすこし被るのですが,情報出しの方針ですね。徐々にではありますが,方針やスケジュールを見直しています。サービス開始当初は,情報発信はTwitterに集約し,イベントなどの情報は過多にならないように,シンプルに必要な情報だけをお届けする方針でした。しかし,情報公開のスケジュールが直前すぎたり,諸々の説明が不足していたりで。プレイヤーからのご指摘はもちろんありましたし,チーム内外から「このままでは不親切では?」という声が上がりました。
それ以降,情報公開のスケジュールの見直しや“来月の予定”を公開するなどしています。ほかにも,アップデートの告知をただの箇条書きではなく,できる限り詳細に記載するようにしました。ゲーム内での説明不足を補う形での公式サイトの運用を,現在進行形で調整中です。
4Gamer:
プレイヤーからとくに反響の大きかったイベントはありますか?
運営チーム:
反響が大きかったイベントは「ミリーの月見団子屋さん」「雪ケ原の戦い」になります。とくに「ミリーの月見団子屋さん」については,日本で初めて開催されたイベントであり,登場するうさぎ達もかわいいと好評でした。
「雪ケ原の戦い」では,雪合戦をモチーフにしたプレイヤー対プレイヤーの対戦が盛り上がり,先行公開となったルティエフィールドでの撮影などでも楽しんでもらえました。1st Anniversaryは,日本企画チームの考えたイベントとなっておりますので,皆様に広く遊んでいただきたいと思います。
4Gamer:
GvG(攻城戦)が2月に実装されましたが,プレイヤーや動向は想定どおりでしたか?
運営チーム:
初開催時は手探りの部分もありましたが,回をこなすごとに防衛方法が確立されていきました。攻めのタイミングの取り方,戦局に応じた立ち回りなど,ギルド内でも大規模戦が好きな人が中心となって戦術を組み立てているようです。「RO」の経験者を含め,さすがMMO慣れをした人が多くいらっしゃるなと感じました。
4Gamer:
攻城戦に対するプレイヤーからの反響はいかがですか。
運営チーム:
攻撃側,防衛側それぞれの立場で様々なご意見がありました。一例を挙げると,「時間が長くて大変」「白文字と赤文字(攻撃側か防衛側)のターゲッティングを分けたい」「砦の数を増やして欲しい」,「完全防衛を達成したギルドの参戦権の是非」などですね。いくつか改修の検討をしていますので,実現の目処が立ちましたら「運営レター」などでお知らせしていきたいと思います。
4Gamer:
4月末に新職業などが追加される大型アップデートが実施されました。こちらの反響はいかがでしょうか。
運営チーム:
バード・ダンサーとその上位2次職が実装されましたが,回復・バフなどの支援職として使いやすく,プリーストが揃わない場合の支援職としても優秀で,いわゆるサブとして育成されているプレイヤーが多い印象です。コモド方面のエリアも同時開放されましたが,経験値やカード・アクセサリー狙いの狩場として人気のマップになりました。
4Gamer:
1周年記念イベント,キャンペーンの見どころを教えてください。
運営チーム:
冒険に役立つアイテムはもちろん,1st Anniversary限定の衣装などが手に入る「お宝いっぱい!夢見るポリンの宝箱」が軸となって,様々なイベントが期間を通じて展開されます。各イベントに参加して,ポリンの宝箱をたくさん開封してください! これまでは海外版で実績のあるイベントを日本版でも開催するという形でしたが,今回は日本から提案した新規イベントも登場します。
「ラグナロクオリジン」がまもなく配信1周年。特設サイトの開設ならびに1st Anniversaryイベントの情報が発表に
ガンホーは本日(2022年6月17日),スマホ向けMMORPG「ラグナロクオリジン」がまもなく配信1周年を迎えるにあたり,特設サイトの開設ならびに,「1st Anniversaryイベント」の内容を発表した。今回の取り組みでは,1周年限定の装備やアイコンを獲得できるイベントが開催されたり,「ネコの実」3000個が配布されたりする。
4Gamer:
日本から提案したイベントはどのようなものになりますか?
運営チーム:
「悪霊退散!殴ってお祓いホルグレン」は,装備精錬に失敗した企画担当がホルグレンに反撃したい気持ちを込めて発案したものになります。「殴るなんて!」と思われるかもしれませんが,八つ当たりではなく,彼を助けるためなので……仕方ありません。またイラストコンテストやアイテムデザインコンテストも開催いたしますので,奮ってご応募ください。
4Gamer:
夏頃の実装を検討されていた「セージ」「プロフェッサー」の登場時期についてお聞かせください。
運営チーム:
「セージ」「プロフェッサー」につきましては,7月に実装予定です。
「ウィザード」「ハイウィザード」は広範囲・火力を前面に押し出した職業でしたが,「セージ」「プロフェッサー」はパーティーメンバーの火力補助や,特殊なフィールドを作り出し,多彩な戦局に変化を与えるのが特徴の職業です。詳細につきましては「運営レター」をご案内予定ですので,そちらをご参照ください。
4Gamer:
プレイヤーから寄せられている要望の中で,優先的に対応していく予定のものはありますか?
運営チーム:
デイリーやウィークリーのコンテンツが忙しくて大変というご意見が多くあることを認識しています。先日,「デビルチ宝箱」や「肉球商団」の利便性を上げる改修を行わせていただきましたが,デイリーの労力をコンパクトにしていくことでイベントやキャラクター育成の時間,あるいは今後追加される新規のPvEコンテンツなどに集中しやすい環境を作っていく予定ですので,アップデートをお待ちください。
4Gamer:
最後に,プレイヤーへのメッセージをお願いします。
運営チーム:
皆様のおかげで,「ラグオリ」は1周年を迎えることができました。至らぬ部分も多々あったかと思いますが,1年間を通して皆様からたくさんの叱咤激励の声をいただき,運営の支えとしてきました。
皆様が「ラグオリ」を通じて結ばれた縁や,本作を様々な形で楽しまれている姿も,運営チームは大切にしていきたいと思っております。これからも期待に添えられるよう尽力していきますので,引き続きご愛顧のほどよろしくお願いします。
「ラグナロクオリジン」サテライトサイト
「ラグナロクオリジン」公式サイト
「ラグナロクオリジン」ダウンロードページ
「ラグナロクオリジン」ダウンロードページ
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(C) Gravity Co., Ltd. & Lee MyoungJin(studio DTDS). All rights reserved.
(C) GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
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