「Granado Espada M」キャラクターの迎え入れやスカウト，戦闘＆編成システムの詳細を公開。インゲームシーンを確認できる最新映像も

　HanbitSoftは2024年2月16日，スマホアプリ「Granado Espada M」（iOS / Android）のシステム情報と最新映像を公開した。


　映像は，実際のゲームプレイを中心に構成したもので，PC版「Granado Espada」を継承した「3MCC（Multi-Character Control）システム」や，スマホ特化コンテンツ「貿易システム」を確認できる。本作は，PC版のようにプレイヤーの「家門」に，キャラクターを追加し続けていく成長方式となっている。

　冒険は，まず「バラック」で仲間を選ぶことから始まる。PC版のようにファイター，マスキットティア，ウォーロック，ウィザード，スカウトなど5つの職業の仲間たちがプレイヤーを待っている。


　本作では，基本キャラクターにも名称が付けられ，女性ウォーロックの場合「カナジュ」と呼ばれる。基本キャラクターたちは，単に初期パーティを構成するだけではなく，開拓の足を踏み出す仲間として登場する。
　基本キャラクターたちは，原作のイメージを受け継ぎながら，さらに洗練された見た目となった。例えば，女性マスキットティア「ティカナイル」の場合，より射撃キャラクターらしい雰囲気となっている。

　なお，キャラクターごとに固有の名前を持つようになったことで，同じキャラクターをパーティ内に重複編成することが不可能となった。PC版で流行した「マスキットティア-マスキットティア-スカウト」編成の場合，「ティカナイル」を2人編成できないため，本作では別の組み合せを探さなければならない。


　本作では，PC版と同様にキャラクター3人を同時に操作する3MCCシステムが採用されている。ただし，戦闘だけでなく移動まで自動となるので，操作難度は高くない方だ。手動操作の場合でも，スマホ画面の仮想コントローラを利用し，移動する場所を直接タッチしてキャラクターを直感的に動かせる。


　3人のキャラクターの中でリーダーに指定するキャラクターをタッチして選択すると，ほかの2人のキャラクターがリーダーに従う。自動狩り時にグループ指定を解除すれば，キャラクターごとに最も近いモンスターを狩ることも可能だ。
　また，自動狩りである「キープモード」は，PC版では普通狩りのみ可能だったが，スマホ版では基本的にスキルを自動で使う。スキルを選択して下に押すとオート設定になり，上に押すと解除される。


　パーティを編成する方法もさらに便利になった。PC版では「バラック」に戻ることで，出場英雄を変更できたが，本作では「チーム編成」メニューを通じてすぐにアクセスが可能となっている。
　本作には，PC版のようにキャラクターコレクション「図鑑バフ」が存在する。最初に一緒になった基本キャラクターだけでは種類が増えないので，図鑑を埋めていくには仲間を募集する必要がある。その基本的な方法は「迎え入れ」だ。


　Granado Espadaは，さまざまなNPCをプレイヤーの家門にクエストを通じて所属させられる。NPCの獲得クエストはシナリオ進行中に発生する場合もあるほか，プレイヤーが直接獲得するキャラクターを訪ねて進行することもある。プレイヤーはシナリオ進行段階に合わせて，獲得できるキャラクターのリストを確認可能だ。


　獲得クエストはフルボイスで楽しめ，テキストだけで進行していたPC版より，ドラマ性がアップしている。
　また，「海賊アデリーナ」など，有料キャラクターを獲得できる「スカウト」も存在する。有料キャラクターは有料のゲーム内通貨「ペソ」を使って購入したり，確率で成否が判定される「説得」を行ったりして，家門に合流させることが可能だ。


　説得では，「説得権」無料のゲーム内通貨である「ビス」が消費される。説得の機会はキャラクターごとに3回あり，説得の初期化券を使って回数をリセットできる。説得時に該当キャラクターに関連する助力キャラクターを保有していれば，成功確率を高められる。
　助力キャラクターは，迎え入れまたはスカウトを通じて獲得でき，説得の前にどの助力者ャラクターが成功確率を高めてくれるか確認できる。


　家門にキャラクターをたくさん保有するようになると，「貿易」コンテンツに英雄を多数派遣でき，これを通じて有料のアイテムを購入するためのゲーム内通貨を獲得することも容易になる。
　プレイヤーが保有するキャラクターたちはパーティに直接編成してレベルアップを行えるが，シナリオ進行，フィールド狩りなどを通じて得られる経験値カードを利用して育成時間を短縮できる。

　また，本作では，キャラクターごとに2種スタンスと該当スタンスの「スキルセット」を使用できる。PC版の場合，キャラクターごとに4～5種のスタンスを使用できる場合もあったが，本作ではスマホ環境に合わせて調整されているようだ。


　本作では，武器交換なしですぐスタンスを変更して使用できる。スタンスを戦略的に活用すれば，状況に合った強力な戦い方ができる。例えば，「カナジュ」の場合，広域攻撃に特化したスキルで周辺モンスターを素早く倒すことが可能だ。
　スタンスは，キャラクターのスキルウインドウを左右に押すだけで変更でき，最初のスタンスのスキルがクールタイム中のときに，2番目のスタンスに変更して攻撃を続けられる。


　本作には，原作のように家門レベルを上げて特性（パッシブスキル）ポイントを獲得し，プレイヤーの好みに合わせて育成するシステムもある。家門レベルの経験値は，シナリオクエスト完了時，キャラクター獲得時，キャラクターレベルアップ時にそれぞれ獲得可能だ。

　また，「Granado Espada M」では装備設定の利便性も高まっている。PC版のセッティング項目でストレスになっていた，攻撃等級，防御等級，種族追加ダメージが削除されている。プレイヤーが「英雄情報ウインドウ」で自動装着ボタンを押すと，インベントリにある装備の中で最も強力な装備が自動的に着用される。


　キャラクター間での装備移動も楽になった。装備を外してインベントリに入れた後，再び着用する必要はなく，メニューから希望のキャラクターに直接タッチすれば，装備品が部位別に移動する。PC版のローブ，コート，レザー，メタルなど，鎧材質による着用制限が本作には存在しないため，強力な装備を複数のキャラクターが一緒に使用可能となっている。
　ただし，装備別等級は存在し，等級によって基本能力値に差もある。低等級の装備でも強化とエンチャントを通じて強化でき，最大強化数値はすべての装備が同じだ。


　キャラクターの戦闘能力は，装備によってのみ決定されるわけではない。家門レベルを上げてパッシブスキルを開放し，キャラクター収集と狩りを通じて「図鑑バフ」を追加していくなど，プレイヤーのすべての育成行動が総合的に影響を及ぼす。


　さらにウイング（背中部位コスチューム）を装備すればキャラクターの能力値が上昇し，ペットを設定すれば戦闘に役立つバフを受けられる。ウイングとペットは有料ガチャまたはクエスト報酬，フィールドボスドロップ，貿易などを通じて獲得可能だ。


　ほかにも，さまざまなな点が便利になった。バッグに保有したアイテムのうち，着用可能な装備アイテムだけが数量にカウントされ，各種材料アイテムは無制限に保有可能となった。遠距離攻撃キャラクターは，弾丸やスピアを消費せず，スキル使用時に特定の材料も必要ない。キャラクター迎え入れのためのバラックスロット増量も要求されない。スマホ版は遊びやすくなるように，各システムが改善されているようだ。

「Granado Espada M」公式サイト

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