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Xbox独占タイトル4作がPS5/Switch向けに近日リリースへ。「ディアブロ IV」のGame Pass入り,Xbox次世代機についても明言
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印刷2024/02/16 11:11

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Xbox独占タイトル4作がPS5/Switch向けに近日リリースへ。「ディアブロ IV」のGame Pass入り,Xbox次世代機についても明言

 Microsoftは本日(2024年2月16日),「Updates on the Xbox Business | Official Xbox Podcast」と題したトークセッションを公開し,Xbox独占タイトル4作をPlayStation 5及びNintendo Switch向けにもリリースすることを発表した。


 今回の発表は,2024年内のリリースがアナウンスされたばかりのBethesda SoftworksとMachineGamesによる新作アクションADV「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」PC / Xbox Series X|S)が,PlayStation 5にもリリースされるかもしれないという報道を受けて計画されたものだ(関連記事)。

 Podcastとはいえ,Xbox Gaming部門CEOのフィル・スペンサー(Phil Spencer)氏に加えて,Xbox部門社長のサラ・ボンド(Sarah Bond)氏,およびXbox Game Studiosヘッドのマット・ブーティ(Matt Booty)ら,新たな肩書となったお馴染みの幹部が出席したストリーミング放送の形式となっていた。

画像集 No.001のサムネイル画像 / Xbox独占タイトル4作がPS5/Switch向けに近日リリースへ。「ディアブロ IV」のGame Pass入り,Xbox次世代機についても明言

 “ほかのプラットフォームでリリースされる4作”についてXbox首脳陣は公言しなかったものの,スペンサー氏は「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」や「Starfield」ではないことを明言。すべてローンチされてから1年以上が経過しているゲームであり,「2作は元々独占タイトルとして開発されていなかったもの,ほかの2作はコミュニティ主導型のゲーム」になることが明かされた。これからもフランチャイズとして投資を行い,ファン層を拡大していくべきゲームであるとのことだ。

 そもそもXboxは,独占タイトルを増やすべくBethesda Softworksを含むZeniMax MediaやActivision Blizzard,さらには「Minecraft」のMojang Studiosや「Sea of Thieves」のRareなどを買収してきた。しかし,すでに現世代のゲーム機がリリースされてから4年近くが経過して成熟したプラットフォームとなっており,グローバルに販売を拡大していくことも頭打ちとなりつつある。

画像集 No.002のサムネイル画像 / Xbox独占タイトル4作がPS5/Switch向けに近日リリースへ。「ディアブロ IV」のGame Pass入り,Xbox次世代機についても明言

 そのような理由もあってか,スペンサー氏は「これから,いかに(サービスとしての)Xboxを成長させていくかを考えた場合の大きな決断なのです。今後5〜10年にわたって特定のハードウェアでのみリリースされるタイトルの比重は,ゲーム市場ではマイナーになっていくはずです」と説明している。

 ボンド氏も,「Play Anywhere,クロスプレイやクロスプログレッションというデフォルトになりつつある観点から言っても,クラウドなどのストリーミングだけでなく,さらに多くのゲーマーが最も簡単な方法でアクセスできることを考えていくべき」と力説する。ブーティ氏も「ゲームデベロッパにとっても,少しでも多くのゲーマーにアプローチし,自分たちのゲームで遊んでもらう方法を,我々(ビジネス側)が率先していかなければならない」と話していた。

 また,大きなニュースとしては,Activision Blizzardの買収が完了したことに合わせて,まずは「ディアブロ IV」3月28日にGame Pass入りすることがアナウンスされた。初の拡張パックとなる「Vessel of Hatred」が2024年末にリリースされる予定(関連記事)となっているだけに,すでにサブスクリプションサービスを利用している3400万人と言われるGame Pass利用者にとっては大きな魅力となりそうだ。


 さらに意外なアナウンスとしては,次世代ゲーム機について公言していることだろう。Xboxユーザーの心配事の1つには,Microsoftがほかのプラットフォームに寄り掛かることにより,ハードウェアビジネスからの撤退を模索しているというものがあった。

 しかし,ボンド氏は「複数年にわたるハードウェアのロードマップが存在する」と語るとともに,現在開発中の新作ハードウェアについて「1つの世代間という意味においては,(Xbox Series X|Sと比較して)皆さんが目撃したことのないほど技術面で飛躍したもの」と説明。根強くウワサされている携帯型モデルなどについては言及しなかったものの,「我々が作り上げているビジョンは,ゲーマーにとって,そしてゲームクリエイターにとって良いものになる」と話していた。

 なお,今回のPodcastについては公式ブログニュースのXbox Wire日本語版(リンク)にまとめられている。「これからの数十年を見据え,共にXboxとしての旅路に皆さんが加わってくれることを私たちは願っています」と結ばれており,ゲームビジネスのフォーカスや形状が変化していく中でも,Xbox Game Studiosはさまざまな形でゲーマーの期待に応えていくことになるのだろうか。
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