Netmarble，新作「七つの大罪：ORIGIN」などを発表。プレス発表会“第5回NTP”で現在開発中の20作品を紹介

　Netmarbleは2022年1月27日，同社のプレス発表会イベント「第5回NTP（5th Netmarble Together with Press）」を開催し，現在開発中の20作品を発表した。いくつかはすでに情報が公開済みのタイトルもあるが，本稿では今回紹介されたそれぞれのタイトルと発表内容を見ていこう。


●Netmarble NEO
・「GAME OF THRONES」

　Warner Bros. Interactive EntertainmentおよびHBOとのパートナーシップのもと，世界的なヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をベースにしたスマートフォン向けMMORPG「GAME OF THRONES（仮題）」が開発中だ。本作は原作の世界をシームレスのオープンワールドで表現し，変化する天気など繊細な描写のためにUnreal Engine 5を採用。最高水準のクオリティを披露する予定だ。


・「BTS Dream: TinyTAN HOUSE」

　BTSのキャラクター「TinyTAN」を活用したリズムゲーム「BTS Dream: TinyTAN HOUSE」では，活き活きとしたリズムプレイのためにBTSのパフォーマンスディレクターが参加。TinyTANメンバー7人と交流できる要素もある。


・「Only I level up」

　全世界で累計142億回の閲覧数を記録した，人気ウェブトゥーン「Only I level up（邦題：俺だけレベルアップな件）」がシングルプレイアクションRPGとして開発中だ。プレイヤーは影の軍団を収集または育成したり，強力なハンターをギルドに集めて戦闘力を向上させたりできる。ウェブトゥーンの独創的なシネマティックストーリー演出とスタイリッシュな戦闘を通して，一味違った楽しみを提供するという。


●Netmarble Nexus
・「セブンナイツ レボリューション」

　「セブンナイツ」を拡張させた作品として2021年に発表されたスマートフォン向け新作「セブンナイツ レボリューション」は，優れたストーリーテリングと自由度の高い戦闘方式，オープンワールドで繰り広げられる協力中心のMMORPGになる予定とのことだ。



●GUROBAL Games
・「KNIGHTS OF THE ROUND」

　北米市場を狙う「KNIGHTS OF THE ROUND」は，「円卓の騎士」の物語を新たに脚色し，戦略RPGジャンルとして開発中のタイトルだ。実写ベースのグラフィックスと華やかな戦闘を提供するという。


●Netmarble N2
・「Merge KUYA ISLAND」

　アニメ「Kungya Kungya」の登場キャラクターをモチーフにしたカジュアルヒーリングゲーム「Merge KUYA ISLAND」は，2022年中にリリースされる。本作は，資源を採集しながら“KUNGYA”を集めて自分だけの島を飾るゲームとなるようだ。


・「Line Get Rich：Meta World」

　世界の2億人が楽しんだ「Line Get Rich」の後継作「Line Get Rich: Meta World」が公開された。本作は前作の戦略的なボードゲーム性を継承しながら，実際の都市ベースのメタワールドで土地を買い取り，建物を建設。NFT化された不動産を取引できる投資ゲームとして開発中だ。最終的には「Line Get Rich：Meta World」の世界を自分のアバターで冒険できる，不動産メタバースを目指すという。



・「SQUAD BATTLE」

　PCゲーム「SQUAD BATTLE」は，未来都市で繰り広げられるリアルタイムアクションバトルゲームで，Steamにてサービスされる予定だ。本作は3人のSQUADで構成された20チームが戦い，最終的に優勝チームを選ぶ方式だ。


・「神之塔：NEW WORLD」

　韓国の人気ウェブトゥーンの1つで，日本でも知られる「神之塔」を活用した収集型の新作RPG「神之塔：NEW WORLD」。本作は，原作の多彩なキャラクターや世界観など魅力的な要素を取り入れ，ウェブトゥーンでは公開されていない隠された物語が提供される予定だ。


・「RF PROJECT」

　SFをテーマにしたMMORPG「RF Online」のIPを買収し，コアメンバーを迎え入れての新作「RF Project」が開発中だ。本作は，オリジナル作品の巨大ロボット，巨大召喚獣といった要素を再解釈し，人気コンテンツ鉱山戦争を新しい方法で披露するという。



●Netmarble Npark
・「Netmarble REAL BASEBALL 2022」

　スマートフォン向け野球ゲーム「Netmarble REAL BASEBALL 2022」では，実写野球ゲームとしての臨場感と没入感を高めるため，実際の選手によるサインモーションや選手の顔表現などが，よりリアルになるよう開発の方向を定めているとのことだ。


●Netmarble Monster
・「タッチモンスター2」

　韓国でスマートフォンRPG市場を牽引し，1000万ダウンロードを突破した「タッチモンスター」の後続作「タッチモンスター2」は，前作の簡単なゲーム性と優れたアクション性，世界観を受け継ぎ，PCとスマートフォン向けにリリースされる予定だ。


・「RAVEN: ARANG」

　クロスプラットフォームタイトルとして開発中の「RAVEN: ARANG」は，前作「RAVEN」の物語に深みを加え，重量感のあるアクションと大規模戦闘を披露するという。



●Netmarble F&C
・「七つの大罪：ORIGIN」

　「七つの大罪：ORIGIN」は「七つの大罪 光と闇の交戦」（iOS / Android）の後継作で，新しい主人公と「七つの大罪」に加えて，漫画「黙示録の四騎士」のキャラクターも登場するという。本作では，オリジナルの「マルチバス」ストーリーが展開され，PC，スマートフォン，コンシューマゲーム機などクロスプラットフォームに対応した，自由度の高いオープンワールドRPGとして準備中だ。



・「Arthdal Chronicles」

　Netmarble F&CとStudio Dragonが合同で，韓国でヒットしたドラマシリーズ「Arthdal Chronicles」のMMORPGを開発中だ。両社は，ドラマ「Arthdal Chronicles」シーズン2からIP共同開発に参加しており，グローバルIPに成長させることを目標としている。
　ドラマ作家によって拡張された世界観をベースに開発されるという本作は，シームレスなオープンワールド，昼と夜，気候，連盟および勢力の間の競争，政治など，実際にその世界を生きていくようなプレイ経験が提供されるとのことだ。


・「GRAND CROSS W」「GRAND CROSS S」

　韓国，アメリカ，日本の有名クリエイターによって開発された独自の世界観を持つIP「GRAND CROSS」。この世界観をベースにしたゲーム「GRAND CROSS S」「GRAND CROSS W」の2タイトルが開発中だ。
　「GRAND CROSS S」はストリーミングという素材を活用した風変わりな収集型RPGになるという。一方，「GRAND CROSS W」は，世界中のプレイヤーが1つの空間に集まり，リアルタイムで大規模な戦闘を繰り広げる戦略ゲームとなる。
　なお，「GRAND CROSS」はゲームだけではなく，ウェブトゥーン，Web小説で展開される大型IPを目指し，各国のコンテンツプラットフォームを通じて順次公開されるとのことだ。


・「Overprime」

　戦略アクション「Overprime」は，MOBAと3D TPS要素が組み合わさった新感覚のアクションゲームで，Steamでクローズドβテストが実施されていたこともあり，ご存じの読者もいるだろう。本作は，今年中にコンシューマゲーム機にも進出する予定で，eスポーツ化を目指すという。



●Jam City（北米子会社）
・「Champions: Ascension」

　「Champions：Ascension」は，エターナルズという種族間の決闘を描いたP2E（Play to Earn）ゲームで，プレイヤー間の対戦を通じて報酬を獲得でき，これをNFT形式で所有できる。


・「DC Heroes & Villains」

　Jam Cityが開発中の「DC Heroes & Villains」は，バットマン，スーパーマン，ワンダーウーマン，ハーレイ・クインなどの人気キャラクターを集めて成長させるパズルRPGだ。プレイヤーは自分だけのチームを構成し，150以上のミッションが楽しめる。