プレイレポート
「VALORANT」,新エージェント“ヨル(YORU)”のインプレッションをお届け。足音のデコイを発し,次元を駆け抜ける
ヨルは日本出身のデュエリストで,次元の狭間を渡る能力を持っているという。アビリティは足音を指定の方向に発生させる「フェイクアウト」,次元の欠片を爆発させ視界を奪う「ブラインドサイト」,空間の裂け目を発生させて任意の場所にテレポートする「ゲートクラッシュ」,そして次元に入り込み移動する「ディメンショナルドリフト」の4つ。以下でそれぞれの能力を紹介しよう。
なお,本記事の制作にあたって同じくキャプチャーイベントに参加していたインフルエンサーにご協力いただいた。この場を借りてお礼申し上げます。
フェイクアウト
足音を発する音の塊を生じさせる能力。左クリックで向いている方向に発射,右クリックで向いている方向に任意のタイミングで発射できるように設置する。味方には水の上を歩いているような音に聞こえるが,敵には通常のエージェントと同じ足音に聞こえるので,判別は困難だ。
足音を発生させるだけでも強力なアビリティだが,キルジョイの「アラームボット」「タレット」,サイファーの「トラップワイヤー」が低い位置に設置されている場合などのトラップを作動させることも可能だ。
ブラインドサイト
球状の次元の欠片を投げつけて直視したものの視界を奪う能力。障害物に衝突すると1度だけバウンドして爆発する。汎用性の高いフラッシュバンといったところだ。飛んでいく球は味方には見えるが,敵には近づくか,バウンドするまで見えない。
ゲートクラッシュ
球状のテレポートする場所を設置する能力だ。左クリックでフェイクアウトと同様に前方に発射,右クリックは固定して設置する。設置後にもう一度アビリティを使用すると,球の場所にテレポートする。設置後,時間経過で球は消滅する。
こちらもブラインドサイトと同様で,敵はある程度近づかなければ目視できない。球自体が音を発しているほか,テレポート時も音がする。また,球は銃撃で破壊することが可能だ。
ディメンショナルドリフト
次元の狭間から仮面を取り出し,装着することで“ヨルの次元”に入り込む能力。使用中は移動速度が上がり,不可視状態(接近すると見える)となるうえ,攻撃を受けない。使用中は視界が狭まるが,攻撃を受けない特性を使った強行索敵が可能で,なおかつ足の速さを生かして,敵の後方に無理やり回り込める強力なアビリティとなっている。
ヨルを実際に使ってみたものの,その特長は実感しづらい。直接相手にダメージを与えたり,自分の能力が向上したりするアビリティではないため,相手に対して効果があったのかを判別しにくいためだ。
しかし,自分で使っているときにはあまり効果を実感できないが,いざ対峙してみるとそのアビリティはかなり厄介だ。上級者であればあるほど足音には反応してしまうものだし,フェイクアウトと見せかけて本物だったりすることもあるので,「足音が聞こえる」こと自体を疑わねばならず,気が抜けない。ヨルという存在自体がけん制になるうえ,センサー系のアビリティを作動させるという点でも,戦術に大きな影響を与えるはずだ。
ともあれ,新エージェントのヨルは2021年1月13日から使用可能になるとのこと。ユニークな能力を持つヨルをぜひ試してみてほしい。
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